中長期キャンピングカー旅に出よう!車旅におすすめのキャンピングカー5つ
新型コロナウィルスとの共存が求められる現在、3密を避けるためのひとつの方法として、また災害時の備えとして、キャンピングカーや車中泊で旅をする車旅が注目を集めています。
週末は自然の中に繰り出して楽しんでいる方も多いそう。
そこで今回は、車旅の魅力や、これから車旅を始めたいと考えている方にオススメしたいキャンピングカーをご紹介します。
目次
私が車旅をしている理由
私が家を断捨離して、中古キャンピングカーで車旅を始めてから、もう少しで2年になります。
なぜ今、『車旅』が話題になって注目されているのでしょうか。
私は今でこそ車旅が身にしみついて、キャンピングカーを災害時の備えとして使うという気持ちも出ましたが、最初から防災目的でキャンピングカーを購入した訳ではありません。
ですが、最近では以下のようなことからキャンピングカーを購入する方も増えているようです。
①全国いつどこで災害が発生するか分からない
②有事の際にはキャンピングカーが能力を発揮して生活の一部を支えてくれる
③動く備蓄庫兼発電所(ソーラーパネルや発電機等、自家発電可能な設備)になる
④避難所とは異なり完全なプライベート空間なので、避難時もストレスフリー
以上のようなことは、キャンピングカーの大きなメリットになることは間違いありません。
しかし、難しいことを抜きにして、車旅は単純に面白いのです。
ストレス社会や家から飛び出して車の中で食べるご飯、車の中で迎える朝が、なぜか特別な物に感じる。そして、この「なぜか」が、まさに車旅の魅力なのだろうと思います。
まずは『車×旅』をしてみよう!
車の最大のメリットは、自分の好きなタイミングで移動できることです。そして、車内に必要な荷物やお気に入りグッズを詰め込んでしまえば、そこは移動型秘密基地となります。
車という存在に抵抗がない方や、これといった趣味がない方にも、ぜひ一度試してみて欲しいと思います。もちろん、旅好きの方なら絶対におすすめ!
また、先に述べた「防災面」から考えても、「万が一」が起ってしまう前に、一度車内での生活を試すことをおすすめします。
災害時は、日常ではない時間を過ごさなければなりません。
ただでさえ不安を抱える中、いきなり慣れない車内生活をするとかえってストレスが大きくなりますし、いざ車中避難をしようと思っても、なにが必要なのか分からず、スムーズな避難ができなかった、ということにも。
だからこそ、まずは軽い気持ちで、一度試して欲しいと思うのです。
バンライフにオススメのキャンピングカー
さて、ここからは軽自動車で車中泊旅を楽しんだ過去と、キャンピングカーでバンライフを楽しんでいる現在の両方を加味して、オススメしたいキャンピングカーを紹介していきます。
想定は「夫婦での中長期旅」です。
バンコン部門
バンコンは、ワンボックスやミニバンなどの車をベースに作られたキャンピングカーで、普段使いにも幅広く使える勝手の良さから、日本国内で人気の高いキャンピングカーです。
最大積載量以上の貨物を載せてしまう「過積載」にもなりにくいため、安全性の高いキャンピングカーとも言われ、長距離の移動にも向いています。
1.RAMITA(ラミータ)
ビルダー:ネストツールズ
価格:¥4,891,000〜(税抜)
ラミータのオススメポイント▼
①オーナーが必要とする設備の架装が可能(フルオーダー、車両持ち込みも可!)
②マルチルームの搭載が可能なので、シャワー・トイレの設置可
③内装のカラー展開が豊富で、自分好みに仕上げることができる
2.DD(ディーディー)
ビルダー:カトーモーター
価格:¥6,773,000〜(税抜)
ディーディーのオススメポイント▼
①キャンピングカーの域を越えたインテリアは、もはや別荘にいると錯覚するほどの空間
②木の温かみを感じるインテリアは、細部にわたって職人の技術を感じられる「作品」
③バンコンながら、高級キャブコンを思わせる空間(バンクベッド、リアベッド、ダイネットが別の部屋になっている)
キャブコン部門
キャブコンとは、トラックをベース車両とし、荷台に居室設備を設置したキャンピングカーのことで、その多くがキャンピングカーとしてのフル設備を備えています。
キャブコンは車内のスペースが広く、快適な居住性を確保できるメリットがあります。ソファなどの家具や電子レンジなどの家電はもちろん、トイレやシャワーなどの設備を備えつけることも可能です。
1.SOVEREIGN(ソブリン)
ビルダー:GTクルーザー
価格:¥12,900,000(税抜)
ソブリンのオススメポイント▼
①ベース車両は三菱のキャンター(最新の高性能な安全機能搭載)
②広々としたマルチルーム
③110L冷蔵庫、給水タンク容量190Lという大容量設備
④発電機搭載
⑤燃料タンク100L
2.TRIP(トリップ)
ビルダー:ダイレクトカーズ
価格:¥8,690,000〜(税込)
トリップのオススメポイント▼
①広々としたマルチルーム
②135Lという大容量の給水タンク搭載
③キャビンを広く感じさせてくれるプルダウン式バンクベッドと、室内空間で楽しめる大型TV
3.新型SAKURA(サクラ)
ビルダー:日本特種ボディー
価格:¥11,236,855〜(税抜)
SAKURAのオススメポイント▼
①ベース車両が、いすゞのBe-cam(先進のセーフティテクノロジーが標準装備されている)
②2駆と4駆の切替が出来るので、シーンによって使い分けが出来る
③豊富な電気設備は正真正銘の完全自立型
オススメしたい車体に共通して言えること
以上が、670日以上キャンピングカーライフをしている私がオススメしたい車両です。
これらの車両に共通している点をまとめると、
①インテリアを含み、車内空間に余裕がある(落ち着ける空間)
②水回り、もしくは電力供給能力が高い
③ベース車両の安全性能が高い
④ソーラーパネル等が搭載されており、電力不足を感じさせない
つまり、長期に渡るキャンピングカーライフをも可能にしてくれる、ということです。
私がキャンピングカーデビューしたばかりの時は、家とは違う秘密基地的空間に、ただただ嬉しくてテンションが上がるだけでした。
しかし、バンライフを続け、災害や様々な自粛生活等の経験を積んだ今、サバイバル能力が高い、整った設備の重要さを強く感じています。
そして、これからバンライフデビューされる方、キャンピングカーデビューされる方は、ぜひ広い視野で車選びをして欲しいと思っています。
まとめ
さて、今回は中長期旅を前提にお話しさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか。
私がとりもなおさず、お伝えしたい事は、まずは週末に一度車旅を楽しんでみて欲しいということです。
その上で、それが気に入り、長期的に楽しまれたいのなら、そういう生き方もあるし、そういう生き方を手助けしてくれる車両もありますよ、というご紹介でした。
最後に、皆様の車のある生活が楽しいものになりますよう、心から願っております。