【買って乗っての感想】JPSTAR HAPPY1+の走行性能について。不満点も!

軽キャンピングカー「JPSTAR HAPPY 1+」で1年以上、いろいろな道を走ってみた
2022年9月に「JPSTAR HAPPY 1+(ジェーピースター ハッピーワンプラス)」が納車され、これまで家族で様々な場所で車中泊してきました。
キャンピングカーを購入したいと考えている人の中には、「キャブコンタイプの軽キャンピングカー、いいけど“走り”は大丈夫?」と疑問を抱かれる人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では1年以上「JPSTAR HAPPY1+」に乗り続けてきた筆者が、その走行性能について見解を述べたいと思います。
さらに「走り」以外で気になる点・不満点も紹介。
軽キャンピングカーの購入を検討している人や、「JPSTAR HAPPY 1+」の評判が知りたい人の参考になるはずです。
軽キャブコン・JPSTAR HAPPY1+とは

「JPSTAR HAPPY1+」のベース車となっているのは型式が 3BD-S510Pのハイゼットトラック。
グレードはSAIIITキャンパー特装車。
658ccのガソリンエンジンを搭載し、パートタイム4WDを採用。
ミッション(変速機)はCVT。
CVTを搭載したハイゼットトラックは、この型式が初とのことです。
「JPSTAR HAPPY1+」購入後1年以上乗り続けていろんな道を走ってきたので、その走行性能についてレビューしてみたいと思います。
ちなみに筆者は、普段使いのクルマとしてトヨタの「ルーミー」(排気量996cc)を所有しているので、「JPSTAR HAPPY1+」と普通車との乗り心地の違いをそれなりに体感しています。
以前の記事はこちら▷私がJPSTARのHAPPY1+を買った理由と、購入後にわかったメリット&デメリット
JPSTAR HAPPY1+公式サイト
オプションで付けた足回りの強化パーツ
販売代理店と相談し、安全性を重視して足回りの強化パーツをオプションで付けることにしました。
私がオプションでつけた足回りの強化パーツは以下の3つです
・リアワイドタイヤ
・リアショックアブソーバー
・リアショックスタビライザー
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「JPSTAR HAPPY 1+」の一般道での乗り心地

まず一般道での乗り心地について私の感想を述べます。
「JPSTAR HAPPY 1+」のベース車は軽のハイゼットトラック。
赤信号からの発進が遅いと思われるのではないでしょうか?
普通車と比べると確かに加速は良くないですが、気になるほどではありません。
また、コーナーリング時のロールについては、普段からカーブはゆっくり走行する癖がついているせいか、こちらもそれほど気になりません。
ただ、車高が高いので、ふだん普通車に乗りなれている方はロールが大きいと感じるかもしれません。
「JPSTAR HAPPY 1+」のガタガタ道での乗り心地
次に舗装されていない道路での乗り心地ですが、未舗装道路は走行したことがないので正直わかりません。
ただ2WDから4WDにモードチェンジできるので、舗装されていないオートキャンプ場や駐車場でも問題なく走行できるのではないでしょうか。
「JPSTAR HAPPY 1+」の横風の吹く道での乗り心地
車高が高く、軽自動車のエンジンだと横風の影響を受けるのでは?という心配もあると思います。
確かにキャンピングカーを運転する上で注意しなければいけないところだと思います。
JPSTARHAPPY1+も車高が高い(2.5m)ので、晴天でも風のとても強い日は一般道でも風の影響を受けます。
そこで、筆者は出かける前には必ず「WINDY」という全国各地の風速を教えてくれるWEBサイトを利用。
「WINDY」の風速データを参考にして出かける場所を決めています。
横風に不安を感じる方は、事前にお出かけする先の天候を調べておくと安心かもしれません。
WINDYはこちら
「JPSTAR HAPPY 1+」の急勾配での乗り心地

今まで走った一般道の中で一番急勾配だと感じたところは、鳥取県にある江島大橋(通称ベタ踏み坂)でした。
ここは観光名所にもなっており、走行した当時は交通量も多く、他の車の迷惑にならずに上っていけるかいささか不安でしたが、問題なく走行できました。
江島大橋の詳細はこちら
「JPSTAR HAPPY 1+」の高速道路での乗り心地

「一般道を走行するのは問題なくても、高速道路は大丈夫?」と思う人も少なくないでしょう。
まず、「JPSTAR HAPPY 1+」で高速道路を80km/hで巡航するのは問題ありません。
では合流はどうか、レーンキープは?
追い越し加速は十分か、といったことについて筆者の感想を紹介します。
合流で不安はないか
高速道路の合流は、軽自動車より排気量が大きな普通車でも苦手な方も多いと思います。
「JPSTAR HAPPY 1+」は確かに普通車に比べたら加速は悪いですが、合流車線でしっかりアクセルを踏めば、本線合流時には大体80km/h近くまでスピードが出ます。
ただ、合流車線が短い場合は、十分加速できない可能性もあるので、その場合は注意が必要です。
高速でのレーンキープは?
ベース車のハイゼットトラックにはスマートアシスト機能が搭載されていて、車線からはみ出した時には警告音がなるようになっています。
「JPSTAR HAPPY 1+」は普通車に比べると横風の影響を受けやすいですが、スマートアシスト機能のおかげでレーンキープしやすいです。
スマートアシストについてはこちら▷ダイハツHP
追い越し加速はどうか
筆者個人の感想になりますが、車線変更して追越車線を利用することはあまりおすすめしません。
100km/h出すとエンジンがしんどそうです。
ベース車のエンジンを長持ちさせるためにも安全のためにも、無理な追い越しは控えた方がよいでしょう。
高速道路の橋の上を走行する場合

瀬戸大橋を走行すると絶景が楽しめる
筆者は、風が強くて有名な瀬戸大橋を「JPSTAR HAPPY 1+」で走ったことがあります。
走行した当時は、晴天で風速6m。
多少横風の影響は受けましたが、大きな問題はなく瀬戸大橋を渡れました。
このくらいの風速なら、追越車線は利用しないで80km/hを維持すれば大丈夫だと思います。
また、前述したように事前に「WINDY」を利用して走行予定の時間帯の風速をチェックするとよいでしょう。
どうしても不安な場合は、フェリーを利用する方法もあります。
フェリーの詳細はこちら
「JPSTAR HAPPY 1+」で、ほかに気になる点・不満点
本記事では主に「JPSTAR HAPPY 1+」の「走行性能」についての筆者の感想を紹介してきましたが、せっかくなので1年以上乗ってみて、運転に関わることでほかに気になる点や不満点もお伝えしたいと思います。
タコメーターがない

「JPSTAR HAPPY 1+」のベース車・ハイゼットトラックのインパネのメーター類は非常にシンプル。
タコメーターがありません。
個人の感想になりますが、高速道路や上り坂を走行時にはかなりエンジン回転数が上がっているのを感じます。
エンジンの回転数を気にかけながら運転したいですが、タコメーターがない以上あまり車に負荷をかけないように自分で注意するしかなさそうです。
サイドミラーの視認性

「JPSTAR HAPPY 1+」のキャビンはベース車と比べて幅が広くなっています。
↑の写真は助手席から撮影したもの。
サイドミラーを見ると↑写真のような見え方になります。
後方はバックカメラとサイドミラーを合わせて確認する必要があります。
まとめ
筆者の個人的な感想になりますが、法定速度の範囲内であれば、「JPSTAR HAPPY 1+」は一般道でも、高速道路でも特に不満なく使用できています。
ベース車が軽自動車のハイゼットトラックなので、普通車と比べると決してスピードが出る車ではありません。
勾配のきつい上り坂はどうしても速度が落ちてきてしまいます。
後続車の迷惑にならないように、あらかじめしっかり加速して登坂車線を利用することをおすすめします。