ボンゴブローニイバン 外観 側面

ボンゴブローニイバンの特徴とは?乗り心地やメリット・デメリット



夫婦でデザイン・DIYした車中泊仕様のバンで「休日バンライフ」として車中泊やワーケーション、日帰り旅行などを楽しんでいるライターのharu.です。

今回は、私たち夫婦がもう2年以上もの間「休日バンライフ」の際に使用しているマツダの「ボンゴブローニイバン」について、その特徴や実際の乗り心地、車中泊やワーケーションをしてみて感じたメリット・デメリット等を詳しくご紹介していきます。

ボンゴブローニイバンはバンライフ仕様にDIYを希望している方の中で最近特に人気の車種のようで、私たちが所持しているタイプの旧式の車体は、数も少なくなかなか手に入らない、なんて話も聞こえてきています。

今後「バンを購入して車中泊をしてみたい」と考えている方や、車中泊仕様にDIYするためのベース車を探している方、ボンゴブローニイバンに興味のある方はぜひ記事をチェックしてみてください!

私たち夫婦が「ボンゴブローニイバン」を選んだ理由

ボンゴブローニイバン 外観 側面

「バンライフ」をするためにバンを購入し、カスタマイズしたいと考えていた私たち夫婦は、まずどのバンを購入するのか選ぶことからスタートしました。

さまざまな車種がある中で「ボンゴブローニイバン」を選んだのは、以前に車内DIY紹介の記事でもご紹介したとおり、車体の長さ(車内の広さ)と価格帯の安さが大きな理由となっています。

▼ボンゴブローニイバン・車内DIY紹介の記事はこちら

車両の購入だけでなくDIYするための材料費等も確保する必要があったため、材料費を含めた予算内に収まる価格帯の車をみている中で、理想に近かったのがボンゴブローニイバンだったということになります。

他にも車高が高かったり、横幅が広かったりと、車中泊に使用することを考える上で魅力的な車種もいくつかあったのは事実です。

しかし、価格が高額すぎることや盗難の心配があることから、それらの車種は購入を断念しています。

つまり、どうしても車を選ぶ際に絶対に譲れない「価格・大きさ」の2点を考えた際に、消去法で出てきたのがマツダの「ボンゴブローニイバン」だったのです。

私たちが購入したボンゴブローニバンの車体価格は38万円ほど、購入時の走行距離は14万キロ程度でした。

最初はあまり前向きな選び方ではなかったように思いますが、購入後に夫婦でデザイン・DIYし、たくさんドライブや旅行・おでかけをし、長い時間を車内で過ごすことで、日に日に愛着が増してきています。

維持費はどのくらいかかるのか

ボンゴブローニイバン 外観

「ボンゴブローニイバン」の車体価格は、同じバンの中でもハイエースやキャラバンと比較すると中古の状態での価格がかなり安くなっているので、初期費用を抑えることが可能です。

では購入後の維持費はどうでしょうか。

維持費の中でも1度に出ていく金額が高いのが車検です。ボンゴブローニイバンは商用車のため、車検は年に1回必要となります。我が家では大体1回の車検で10万円程度かかっている状況です。

特に不具合がない状態でこの金額なので、故障や修理、部品交換等の費用がかかってくると、もう少し金額は高くなります。

その次にかかっているのはガソリン代。私たちが購入した車体はガソリン車だったため、軽油車よりも金額が高くなってしまっています。

また車体が長く大きい上に内装全面に木材を貼り付けたり、車中泊に必要な寝具や調理器具等を常に積んでいる状態のため、車体がさらに重くなり燃費が悪くなってしまっていることも、ガソリン代がかかる要因になっています。

税金については商用車のため、乗用車と比べてかなり安い金額となっています(年1万円程度)。こちらは思ったよりも負担になっていないように感じています。

他にかかる費用としては、箱根に住んでいることもあり、雪の降る季節はスタッドレスが必要になっていいます。

毎年冬にはスタッドレスに履き替えるので、スタッドレスタイヤの購入費用や使用しないタイヤの保管費用などが別途かかってきています。

「ボンゴブローニイバン」は運転しやすいか?

ボンゴブローニイバン 運転席

マツダのボンゴブローニイバンは、同じくマツダから発売されている「ボンゴバン」と比べて車体が前後に長く作られています(車体全長4m69cmほど)。

なので、普段軽自動車など小さい車体の車を運転している方には、車体の長さや高さがかなりあるので、多少の慣れがないと運転しづらいかもしれません。

逆に、車高が高く横幅も重量もある大型のキャンピングカーと比べると、ボンゴブローニイバンは車体が小さく、重量も軽いため運転はしやすいといえます。

我が家の夫は身長が180cm以上あるため、軽バンなどの軽自動車や小さめの乗用車では、足元を含めた運転席全体が狭く運転しづらいため、運転席が広いこと、助手席との空間もしっかりとあることが、運転のしやすさのポイントになっていると思います。

なので夫にとっては「ボンゴブローニイバンは運転しやすい車である」、ということになります。

しかし、車体に長さがあるため、狭い路地の運転や駐車場への入庫の際は、ちょっとしたコツと慣れが必要になります。夫も購入してすぐの頃、特に駐車場への入庫は毎回苦戦していたようです。

揺れや走行中の音、車内の広さや過ごしやすさは?

ボンゴブローニイバン 外観

ボンゴブローニイバンは乗用車として作られている車とは違い、貨物用のバンなのでそもそもの快適性が低く作られているように思います。

走行中・停車中含めて風や路面の影響を受けやすく、車体が長いこともあって走行時車体の揺れはかなり大きいといえます。

車に酔いやすいタイプの方に長距離のドライブはかなり厳しく、こまめに休憩を取る必要があります。

また走行中は外部の音が遮断されないため、特に速度の上がる高速道路上では外部の音を取り込みやすく、乗用車と比べると車内で音楽を聞く際には音量を大きくしたり、会話をする際には声を大きくするなどの工夫が必要です。

私たちのバンはDIYの過程で遮音材を使用していることから、多少は音の問題を解消できていると思いますが、それでもかなり大きい声を出さないと会話が成り立たない場面も多く、数少ないデメリットの中のひとつなのかな、と感じています。

さまざまな工夫が必要となり苦労している部分ではありますが、それなりに楽しみながら使用できる方であれば、大きな問題ではないのかもしれません。

車中泊やワーケーションに大活躍!

ボンゴブローニイバン 外観 側面

今回は、私たちの愛車「ボンゴブローニイバン」についてご紹介しました。

私たちが想定していた予算内(低価格)で購入することができ、車内も広々と使え、現在まで特に故障もなく安定して使用することができているので、車体選びは正解だったとかなり満足しています。

カラーリングや内装のDIYをしたことで、ボンゴブローニイバンが購入時よりさらにお気に入りの車になったのは間違いないのですが、それもベース車のもともとの良さがあってこそ。

たくさん予算をかけられたら他メーカーのハイルーフ・ワイドタイプのバンを購入したかったのが本音ですが(笑)、この価格帯の車種でも大切に使えば事故や故障なく、安全に楽しく使うことができるというのがわかったのは、とても良い発見でした。

これからも車内に少しずつ手を加えながら、長く大切に乗り続けていけたらいいな、と思っています。

バンライフのベース車、車中泊仕様のバンを中古でお探しの方は、ぜひボンゴブローニイを選択肢に入れてみてくださいね。