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イタリアのキャンピングカー大型店を取材！車中泊好きにはテーマパークのような場所だった！

日本でも近年人気急上昇している、キャンピングカーや車中泊仕様車での車中泊旅。

しかし「キャンピングカーの本場」と呼ばれているヨーロッパでは昔からキャンピングカー文化が定着しており、一般乗用車と同じぐらいキャンピングカーが街中を走行しています。

今回は、特にキャンピングカー文化が根強いイタリアのキャンピングカー大型店を取材！

最新モデルのキャンピングカーやバン、トレーラーだけでなく、キャンピングカーアイテムや車中泊のためのDIYアイテムもたくさん取り揃えており、車中泊好きにはテーマパークのような場所です。

日本にはない規模なので紹介したいと思います。

キャンピングカー文化が強いヨーロッパ

ヨーロッパではキャンピングカー文化が昔から強く根付いており、ごく当たり前のようにキャンピングカーが街中を行き交っています。

日常で使用する車とは別に、休暇用のキャンピングカーを所有しているファミリーも多く、サマーバケーションや大型連休になると海や川、山などへ向かい自然を感じながらアウトドアライフを楽しまれています。

キャンピングカー利用者が多いため、キャンピングカー製造・販売業者だけでなく、修理工場も多く、キャンピングカー市場は盛んです。

更に、どの街にもキャンピングカー専用の駐車場や、水補給、汚水処理ができるダンプステーション、AC外部電源のあるキャンピングカー施設やキャンプ場がいくつもあります。

中には有料のキャンプ場から無料のキャンプ場まであるので、キャンピングカー旅は快適です。

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イタリアのキャンピングカー大型店舗

今回調査したのがイタリア・ミラノの郊外にあるキャンピングカー専用の大型店舗「Camping Sport Magenta（キャンピング・スポーツ・マジェンタ）」です。

こちらは1階部分がキャンピングカー用品の販売店舗。

2階は面積が6.000㎡もあるキャンピングカーのショールームになっており、ヨーロッパ製の中古から最新モデルのキャンピングカーが数多く展示されています。



また、キャンピングカーの整備工場がついていて、キャンピングカーのメンテナンスから修理、ソーラーパネルやバッテリーなどの設備を取り付ける作業も行なっています。

何かあった時に安心して車を預けられます。

最新のトレンドキャンピングカーの紹介

まずは2階のキャンピングカーショールームから紹介します。

50台以上の様々なモデルのキャンピングカーを展示されています。

取り扱っているメーカーはヨーロッパを代表するBenimar、Crosscamp、Challenger、Hymer、McLouisなど様々です。

ヨーロッパでは主にキャンピングカー、バンタイプ、トレーラーの３つのタイプが人気のようで、ショールームにも多くのモデルが並んでいました。

それぞれのタイプからおすすめモデルを3つ紹介。

キャンピングカータイプ：Benimar – AMPHITRYON 967α

フィアット デュカトベースの全長742cm、全幅237cm、高さ295cmの4名乗車&就寝可能の大型キャンピングカーです。

105Lの水タンクと105Lの下水タンク。

車内にはダブルベッドが2つと広いキッチンスペース、冷蔵庫にソファー付きのリビングスペースの豪華な内装。

シャワー・トイレ別でゆったり快適に過ごせます。

内・外側からアクセスできるトランクルームは充分すぎる大きさで、野外テーブルやチェアー、バーベキューセットなど多くのアウトドアアイテム収納できます。

日本ではなかなか見かけない大型タイプのキャンピングカーです。

価格は87.990ユーロから（約14,000,000円）

バンタイプ：Challenger – V114S START

ヨーロッパでは以前まで大型タイプのキャンピングカーが人気を独占していましたが、近年ではコンパクトなバンタイプが人気急上昇中です。

フィアット デュカトベースの全長541cm、全幅205cm、高さ265cmのコンパクトバンタイプです。

4名乗車、ダブルベッド1つで2名就寝可能。

90Lの水タンクと90Lの汚水タンク。

シャワー、トイレ、キッチン、ベッドなどの住居装備は完璧。

サイズは小ぶりなので、大型車では悩みのタネだった運転や駐車スペースの確保などのストレスがなく快適な旅が実現できると人気です。

価格は56.490ユーロから（約9,050,000円)

キャンピングトレーラータイプ：ERIBA – TOURING 530

トレーラータイプもまだまだ人気が高いです。

普段は自動車だけで使い、旅行に出かける時はトレーラーを車に連結し、引いて行けるのが最大のメリットです。

住居スペースはベッド、トイレ、シャワー、キッチンと完全完備で広く、全長599cm、全幅210cm、高さ227cmとまるで普通の家のように快適過ごせます。

キャンピングカーやバンよりは比較的お手頃価格で、36.635ユーロから（約5,869,000円）

中古キャンピングカーも販売

中古車も販売しており、お店がサポート、メンテナンスしているので安心して購入することが可能です。

価格、メーカー、年代も様々で、こちらの2000年製で走行距離129.300KmのMC LOUIS GLEN 430 は18.900ユーロでした。（約3,028,000円）

予算に合わせて、中古、新車と色んな価格から選ぶ事が可能です。

一昔前は大型のキャンピングカーやトレーラーが人気でしたが、近年はコンパンクトなバンタイプの方が需要が高いようです。

ミニマリズムと若者層のバンライフへの人気が影響しているかと思われます。

イタリアのキャンピングカー大型店舗で販売されているアイテムの紹介

1階はキャンピングカーアイテムの販売になっており、車中泊には欠かせないアイテムや便利グッズが数多く揃っています。

車中泊キッチンアイテム

走行時の振動でも壊れにくいプラスチック、アクリル、シリコン、バンブー素材の幅広い食器やコップ、調理器具が揃っています。

見た目もおしゃれな物が多く、どれも車中泊に特化したアイテムなので安心して購入が可能です。



車中泊にはおすすめの折りたたみタイプのバケツ、水切り、ボウル、ザルなども幅広いサイズで取り揃えています。

使う時は広げて使用し、コンパクトに折りたたんで収納が可能。

スペースも取らないので車中泊での便利アイテムです。

車中泊に便利なトイレや水回りアイテム

世界中で信頼、利用されている「THETFORD」アイテムも多く取り揃えています。

ポータブルトイレやカセット式トイレ、そしてメンテナンスや洗浄に使用する薬剤も揃っています。

-汚水タンク容量12Lのポルタポッティ キューブ 水洗式ポータブルトイレが85ユーロ（約13,600円）



-16L容量のカセット式トイレが109ユーロ（約17,400円）
(日本での販売はこちら： ロータス・RVパーツセンター）

車中泊DIY（改造）アイテムも豊富

ヨーロッパのキャンピングカー整備業者はどこもコストが高いのでキャンピングカー所有者は自分でメンテナンス&DIYする人が沢山いるようです。

そのため、店舗ではキャンピングカー用の純正パーツやカスタムアイテムを単品で販売しています。

ここに来れば故障したキャンピングカーの窓枠から内装整備に必要な専用のネジ1本とキャンピングカー部品ならなんでも揃います。

自分でイチから車を車中泊仕様車用にカスタマイズすることも可能！

イタリアを訪れたらぜひ立ち寄ってください！

キャンピングカーの本場ヨーロッパ、イタリアの大型キャンピングカー店舗を紹介しました。

日本ではなかなかない規模の大きさと品揃えで、海外ならでは！

さすがはキャンピングカーの本場と言うだけあります。

最新モデルの海外キャンピングカーからトレンドの車中泊アイテムまでなんでも揃い、見ているだけでワクワクし、車中泊好きにはたまらない夢のようなのテーマパークでした。