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【新モデル】車中泊時は広々、走行時はコンパクトなトラックキャンパー! MYSミスティック Desierto-01

トラックキャンパー(トラキャン)は、ピックアップトラックの荷台に、脱着可能なキャンパーシェル(居住スペース)を積載するタイプ。

日本ではバンコンやキャブコンが主流で、あまりお目にかかりませんが、海外のオートキャンプや車中泊愛好者の間では高い人気を誇っています。

MYSミスティックは、国内でトラックキャンパーを得意としている数少ないビルダー。

輸入車・国産車のピックアップトラック向けに「J-cabin」というシリーズをかなり以前から発売しています。

今回紹介する「Desierto-01(デシエルト)」は、そんなMYSミスティックのトラキャンの最新作。

これまでの「J-cabin」シリーズとは、一線を画した意欲策です。

どこがどのように一線を画しているのか。

くわしく見てみましょう。

Desierto-01
ビルダー: MYSミスティック
タイプ:キャンパー
ベース車両:トヨタ ハイラックスに脱着可能(ハイラックス N125型専用)
燃料の種類:架装のため自走不可
就寝定員:3名
全長:3,360mm
全幅:1,720mm
全高:1,530mm
価格:2,798,000円~
公式サイト:MYSミスティック Desierto-01



Desierto-01のコンセプト


山梨県に本社工場があるMYSミスティックは、創業30年以上の老舗キャンピングカービルダー。

様々なキャンピングカーやトレーラー、トラックキャンパーを製作しています。

2020年度には3回目のグッドデザイン賞を受賞するなど、キャンピングカービルダーとして長い歴史と実績があります。

そんなMYSミスティックの、新作トラックキャンパーがDesierto-01(デシエルト)。

今年の2月に開催されたジャパンキャンピングカーショー2022でお披露目となりました。

Desierto-01のコンセプトは、「冒険心の旺盛な方が、荒野でも安心して進み過ごせるトラキャン」。

MYSミスティックのトラキャンの中で唯一、ポップアップルーフを採用することで、走行時はコンパクトで運転しやすく、車中泊時は屋根を拡げて広いスペースを確保。

機動性と居住性を両立させています。

Desierto-01の外装


Desierto-01の外装

国産車で新車で買えるピックアップトラックとしてファンも多いトヨタハイラックス。

Desierto-01の外装

その荷台と一体化したDesierto-01は、まるで最初からこういう車だったのではないかと思うほど、しっくり馴染んでいます。

標準のボディカラーは白ですが、オプションで艶消しまたは艶ありの黒も選べます。

そして、Desierto-01のいちばん特徴ともいえるのがポップアップルーフ



↑こちらは同じMYSミスティックのJ-cabin HN、キャンパーシェルの屋根が高いのがわかります。



↑こちらがDesierto-01のポップアップルーフを閉じた状態。

キャンパーシェルの屋根がJ-cabin HNに比べて低いので、低重心となり走行安定性に貢献してくれるでしょう。

また、木が生い茂った林道のようなところでも、頭上をあまり気にせず走行できそうです。

Desierto-01

上の写真にある電動のサイドオーニング(200✕150mm)も標準装備。

出入口は、キャンパーシェルの後部にハッチが上下に開くタイプが設けられています。

小型のジェット機みたいでカッコいいですね。

次のページ▷ デザインへのこだわりは内装にも? 機能性の高いシンプルなデザイン!


Desierto-01の内装


車内に乗り込むと、白を基調とした清潔感溢れる内装になっています。



乗り込んだすぐ左手には電装類のスイッチがまとめられており、ポップアップルーフに付いているファンの起動やLED照明、さらにソーラーパネルやバッテリーの状態も確認可能。

目の前のシートの下には標準でポータブルトイレを収納しています。

キッチン


キッチン

一歩室内に入ると右手にシンクと2口コンロ、冷蔵庫を一体としたキッチンスペースがあります。

シンクもコンロもフタ付きで、閉じるとフラットな調理スペースになります。

冷蔵庫は40L。給水タンクは85L、排水タンクは16Lとなっています。

ダイネット


ダイネット

白い空間に青色のソファクッションが映えており、外装とはがらりと印象が変わるのではないでしょうか。

Desierto-01のダイネットは対面式。

窓はアクリル製で網戸とシェードが付いています。

内装

写真の向かって左側の電装スイッチ類右横には収納ボックス。

正面のルーフとの境目とその右側に見えるのは、荷物の落下防止ネット付きの収納スペースです。

内装

落下防止ネット付きの収納スペースはキッチン側にも設置。

ポップアップルーフのおかげで頭上の空間に余裕があるので、圧迫感は感じません。

室内で膝をかがめず立って料理もできます。

ベッド展開




下の写真が、ダイネットをベッド展開した状態。寸法は1,600mm×965mmとなっています。



メインの就寝スペースは、運転席の頭上部分を手前に引き出すバンクベッド。



バンクベッドは広々としており、2,000mm×1,350mmと長身の人でも十分な広さ。

足を延ばしてゆったりと寝ることができます。

電装・空調設備


設備

電装系では、外部電源取り入れ口とサブバッテリーが標準装備されています。

空調設備としては、天井のファンが標準装備。

オプションでFFヒーターも設置できます。

ただし、その場合は標準装備の冷蔵庫がレスになるとのこと。

温水設備12V&100Vデュアル電源方式の給湯器が装備されているので、キッチンでは水とお湯のどちらも利用可。

また、外部シャワーもあり、こちらも温水が使用できます。

まとめ


MYSミスティックのDesierto-01を紹介しました。

ハードなアウトドア走行を楽しみつつも、車中泊で快適な1日を過ごしたい。

そんなわがままを叶えてくれるキャンパーでした。

外装、内装ともにカッコいいデザインであると同時に、機能性も非常に高いと感じられる1台です。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。