車中泊仕様にも対応!ドイツbottの高性能キャビネットシステムとは
アイデアが広がるbottキャビネットシステムの活用例
bott社としては、日本でも一番推進して欲しいのは、本来の”働くクルマとして使い方”だそうだが、アイデア次第で様々な業種や遊び方に応用できると思う。
私はデモ車両を見ていて、何に向いていると考えるより、こんな商売やあんな仕事に使えると、逆にできる仕事ややってみたい商売をあれやこれやと妄想してしまった。
モトクロッサーやMTBのトランポ兼ピット兼宿には間違いなく最高だと思う。見てきたデモ車両の内容ほぼそのままで行けそうだ。
動くスキーのチューンナップルームにも良さそうだ。
私は以前潜水工事や調査をするダイバーをしていたことがあるのだが、その時にこんなクルマがあったら最高だったろうなとも想像してしまった。
ドローンやラジコンの基地(遊びじゃなくて仕事の)としても最適だ。
僻地(へきち)で長期間働くことになることの多いログビルダーの倉庫兼家にも良いと思う。
また、平日は仕事の道具、休日は遊び道具のように、ボックスやカゴなどのユニットごと入れ替えて使うなどという手もある。
永遠の憧れのサンダーバード2号のようなシステムだ。
また、現在大きな重機類は人が乗り込まずに遠隔操作(巨大なラジコのパワーシャベルやダンプのようなこと)をすることが多くなっているようだが、実際にその操縦ルームとして活用されている例もあるそうだ。
こうして並べたてても尽きないが、車中泊にbottのシステムを導入するのであれば、例えばMTBのレースに参戦するとか、ドローンの撮影基地にするなど、大きな物を積むことができて、尚且つ細かな物の収納がキッチリできることと宿になることも必要など、冒頭でも述べた通り明確な目的のある使い方に向いていると思う。
気になる購入・設置の価格は?
ベースとなるキットのようなものがあるわけではないので、価格も¥〇〇〜のような設定ではない。
例えば引き出しの数が多くなればそれだけどんどん料金も嵩んでいくような仕組みであるため、サイズもあまり価格の目安にはならなさそうだ。
また、その都度輸入することになるので、為替レートにも左右される。
しかし、半ば無理やり参考価格を提示するとすれば、このデモ車両は工賃など全て含めて(車両代は含まず)およそ¥80万ほどとのことだった。
ベース車両のデュカトは、クルーズコントロールや衝突安全関連など走行に関わる部分はしっかりなんでも揃っているような状態ながら、キャビンから後ろは全くの伽藍堂で無駄がないため、L2H2サイズなら新車で529万円〜と、意外なほどに高くない。
ローグレードは何から何までお粗末で、ハイグレードは要らぬものが付いて無駄に価格も高くなってしまう日本車に多い設定と真逆だ。
デュカトは、トイファクトリーをはじめ正規ディーラーができたので、整備関係も心配がなく、安心して乗り続けることができる。
また、正規輸入車はもちろん安心安全の右ハンドルだ。
日本車にも組み込み可能だが、1000万円しないでこんなクルマが手に入るなら、中途半端に日本車を選ばず、ここは一つベース車両もデュカトにしてカッコよく決めた方が良さそうだ。
こんなクルマが増えたら日本の景気も良くなりはしないだろうか
デモ車両を見ていて思ったことは、とにかく想像力が広がるし、先にも書いたが、こんなクルマがあったら良い仕事ができそうだということだ。
こんなクルマで仕事も遊びも大いに楽しむ人が増えたら生産効率も上がり、世の中が明るくなって、景気の好転にも影響するのではないかと、ドイツ製の車載キャビネットシステムはそこまで気持ちや考えを飛躍させるようなすごいものだった。