車中泊
【体験談】春の釣り車中泊は甘くない。ボウズ・強風・花粉……困ったことと対策 釣り場の朝
車中泊で旅をするのにちょうどいい季節、それが春です。
私は趣味の釣りを楽しむため、週末になると「釣り×車中泊」の旅に出かけています。
しかし実際に春の釣り車中泊をしてみると、意外と苦労が多いもの。
私自身も、「今回は失敗だったな」と感じた経験が何度もあります。
そこでこの記事では、春の釣り車中泊で実際に困ったことと、その対策を紹介します。
失敗を避け、より快適で楽しい春の釣り車中泊にするための参考になれば幸いです。
春の釣り車中泊で大変なこと

私は愛車のステップワゴンをベースに、ロッドホルダーやベッドをDIYし、釣り車中泊仕様にしています。
2023年から釣りメインの車中泊を始め、今では年間30泊ほど楽しむようになりました。
週末は関東を中心に釣りへ出かけ、早朝のゴールデンタイムに備えて、釣り場や近くの道の駅で前泊することも多いです。
また、長期休みには関西や東北まで足を延ばし、車中泊での釣り旅を満喫しています。
そんな私が、ポカポカ陽気で快適そうに思える春でも、実は悩みは少なくありません。
ここからは、春の釣り車中泊で実際に困ったことと、その対策をまとめて紹介します。
魚が釣れにくい

「海の中の季節は、陸より約1カ月遅い」といわれています。
そのため春でも海の中はまだ冬の状態で、海水温が低く、魚の動きは鈍め。
結果として、どうしても釣れにくくなります。
実際、1年を通してみても、私は春の釣りが一番苦手で、ボウズの日が多いです。
去年のゴールデンウイークには、友人の女性と2人で宮城県へ4泊5日の釣り旅に出かけました。
しかし初日は、釣れないどころか当たりすらなく、生命反応をまったく感じられない状況。
「明日こそは」と期待し続けて迎えた4日目も、結果はほぼボウズ。
そこで「釣れないものは仕方ない」と割り切り、朝と夕方のゴールデンタイムだけ釣りをして、それ以外の時間はグルメと観光を楽しむスタイルに変更。
地元の食を楽しんだり、道の駅を巡ったりと、自由な旅ができるのが車中泊旅の魅力。
さらに、帰り道に「福島県でイカが釣れている」という情報を入手。
当初は宮城で4泊する予定でしたが、急遽1日前倒しで移動しました。
このように、状況に応じてスケジュールを柔軟に変えられるのも、車中泊旅の魅力ですね。
風が強い日が多い

春は暖かいイメージがありますが、海のそばは風が強い日が多く、体感温度はかなり低くなります。
私は一カ所でじっくり魚を待つスタイルのため、動かずにいる時間が長く、春でもまだまだ寒さを感じることが多いです。
気温が15℃以上あっても、風が強い日は冬と同じような服装をしています。
実際に、5月や6月でもダウンを着て釣りをした日があるほど。
ただし、魚が釣れ始めると一気に体を動かすため、今度は暑くなることも。
そのため、すぐに調整できる「重ね着(レイヤリング)」が基本になります。
私が春の釣りでしている服装は以下の通りです。
・インナー
・ロングTシャツ
・軽量ダウン
・薄手の防水ジャケット
主に、ダウンを脱ぎ着して体温調整をしています。
気温ごとに服を分けて持っていくと荷物が増えてしまうため、車内スペースが限られているミニバン車中泊には不向きです。
その点、重ね着は荷物を減らせるメリットもあり、春の車中泊との相性がいいと感じています。
夜明けが早い、日の入りが遅い

釣りには、魚の活性が高くなる「ゴールデンタイム」があります。
一般的に、日の出・日の入り前後の約1時間がもっとも釣れやすい時間帯です。
春は夏至に近づくにつれ昼の時間が長くなるため、日の出がどんどん早くなります。
私が主に活動している関東では、5月〜6月の日の出は4時台。
3時台から釣りを始めようとすると、2時台には起きて準備をしなければなりません。
この「夜中に起きる生活リズム」が、春の釣りのつらいところです…。
そのため私は、日中の釣れにくい時間帯に車内でしっかり休憩を取るようにしています。
疲れたタイミングで気軽に休めるのは、車中泊ならではのメリット。
DIYでベッドを設置しているため、シートで寝るよりも快適に体を休めることができます。
夜間は冷える日もあれば暑い日もある

春は1日の寒暖差が激しく、日中は暖かくても、朝晩は冬のように冷え込むことがあります。
車中泊をしていると、冬用の寝袋でちょうどいい日もあれば、逆に暑くて寝苦しく感じる日もあり、寝具選びがとても難しい季節です。
実際にゴールデンウイークの釣り旅では、初日の夜だけ気温が下がり、かなり寒く感じたことがありました。
そのときは夏用の薄手の寝袋しか用意していなかったのですが、たまたま冬用のブランケットを積みっぱなしにしていたおかげで、なんとか眠ることができました。
もし寝袋だけだったら、寒くて眠れなかったと思います。
こうした経験から、前日まで天気予報をしっかり確認して寝具を選ぶこと、そして長旅の場合は予備の毛布を持っていくことをおすすめします。
一方で、昼間の車内はポカポカを通り越して、暑くなることも。
日中に車内で過ごすときは、窓を開けたり扇風機を回したりして温度調整をしています。
春は昼と夜の気温差が激しい季節。
それぞれに対応できるアイテムを用意しておくことで、車中泊でも快適に過ごせます。
虫が出てくる

春になって気温が上がると、虫も一気に活動的になりますよね。
私は、超がつくほど虫が苦手なので、車内に入れないよう、ドアの開け閉めはできるだけ素早く行っています。
それでも以前、釣り場で休憩していたとき、蚊のような小虫が入ってしまったことがありました。
それはヌカカという虫で、刺された直後よりも時間が経ってから強烈なかゆみが出るのが特徴です。
海や川の近くに多く生息しているそうです。
実際に刺された私は、翌日に激しいかゆみに襲われ、その状態が3日ほど続きました。
さらに、その場にいた友人は10カ所以上も刺され、翌日には足が腫れ上がるほどに。
完治するまで2週間かかったそうです。
この苦い経験から、今では虫対策を徹底しています。
・虫よけスプレー
・蚊用の殺虫スプレー
この2つは必ず持参。
また、車内で休憩するときは、暑さ対策として網戸を設置し、虫の侵入を防いでいます。
花粉症の人にはつらい季節

3月頃から本格的に花粉が飛び始め、花粉症の人にとっては外出がつらい季節。
私も花粉症なので、春の釣りは鼻水、くしゃみ、目のかゆみとの戦いです。
3月上旬、風の強い日に釣りに出かけたことがありました。
薬を飲んでいたにもかかわらず、くしゃみが止まらず、まったく釣りに集中できない状態に。
鼻をかむたびに手が止まり、1日中外にいたせいか、夜には目が腫れて鼻も詰まり、翌朝まで体調不良が続きました。
後から気づいたのですが、この釣り場はスギの木に囲まれた場所。
そこを吹き抜ける風によって、大量の花粉を浴びていたようです。
実際に、停めていた車が花粉でうっすら黄色くなるほどでした。
この経験から、春は花粉が多そうな場所を避けるようにしています。
グーグルマップを航空写真表示にすると、周辺に山や森林があるか分かりやすく、事前チェックに便利です。
また、花粉対策として以下の3点を徹底しています。
・帽子をかぶり、髪ゴムで結ぶ
・サングラスとフェイスカバーをつける
・車に入る前に体についた花粉を払う
さらに、服はツルツルした素材を選ぶと花粉が付着しにくくなります。
とはいえ、対策をしても完全に防ぐことは難しいため、この時期は長時間の釣りを控えるようにしています。
まとめ
ポカポカ陽気の春は、まさに行楽日和。
春から新しくアウトドアや車中泊を始める人も多いのではないでしょうか。
しかし、花粉や虫、寒暖差など、意外と頭を悩ませることも多いです。
注意すべきことを確認して、事前に準備をしておけば、より快適な車中泊旅ができますよ。