キャンピングカー
標準ルーフでも余裕を感じる4Cs’のキャラバン「スマートキャンパー GX-5s Pri Base」

4Cs’の「スマートキャンパー」シリーズ
トヨタ・ハイエースや日産・キャラバンなどのバンをベースとしたコンプリートカー、「スマートキャンパー」シリーズを手がける4Cs’(フォーシーズ)。
今回ご紹介するのはキャラバン・ベースの「スマートキャンパー GX-5s Pri Base」です。
もうひとつのキャラバン・コンプリートカー「GX-5s Gear(ギア)」がトランスポーターとしても使える積載力たっぷりのレイアウトであるのに対し、「プライベート基地」をコンセプトにしたのが「Pri Base(プライベース)」モデル。
キャンパー装備を充実させ、居住性の高いモデルに仕上がっています。
スマートキャンパー GX-5s Pri Base(ジーエックス-ファイブエス プライベース)
ビルダー:株式会社フォーシーズ(4Cs’)
タイプ:バンコン
ベース車両:日産・キャラバンV 標準ボディ プレミアムGX
乗車定員:7名
就寝定員:2名
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,990mm
ナンバー:8ナンバー
参考価格:税込472万円~
公式サイト:4Cs’
頭上に余裕を感じさせるレイアウト

ベース車両にはキャラバンのなかでも上位グレードに位置づけられる「プレミアムGX」をセレクト。
走行時は前向き5名、横向き2名の合計7名が乗車できます。
セカンドシートにはマルチカスタムシートF-REVO FW型を採用。

運転席との間にはスリムタイプのフロントキャビネットが標準で設置されています。
車両後部は横向きシートとキッチンキャビネットが向かい合うレイアウト。
多くの自走式立体駐車場に入庫できるなど、駐車場所を選ばないことが利点の標準ルーフは、一方で車内の高さが確保できないという側面があります。
GX-5s Pri Baseでは、人が座るシートやベッドの高さをすべて350mmのロータイプに設定。
可能な限りシートを低くすることで天井までの距離を確保し、乗る人に圧迫感を覚えさせないデザインになっています。
L字型のダイネット

セカンドシートを反転させれば、後部の横向きシートと合わせてL字型のダイネットになります。
スライドレールにより、テーブル位置は微調整が可能。

セカンドシートをフラットにすれば、テーブルを出したままデイベッドのように足を伸ばしてくつろぐことができます。
横向きシートのさらに後方には家具のないスペースがあるため、荷物を積んだり、非常時用のポータブルトイレを置いたりもできそうです。
長さ2m以上のフルフラットベッド

セカンドシート、横向きシート、ベッドマットを連ねて作るフロアベッドは、1,200mm×2,100mmのロングサイズ。
家具のない部分では横幅も1,300mmの広さになります。

長身の人でもゆったり就寝できるサイズながら、最後尾には足を下ろせるスペースがあり、腰かけての着替えや荷物整理が可能です。

車中泊には欠かせない天井の調光式LED照明や、間仕切りを含む室内カーテンも標準装備となっています。
横向きシートはボックスタイプになっており、未使用時のベッドマットをボックス内に収納できます。
水道設備が備わったギャレー

車両後部にはギャレーや収納を兼ねたハイカウンターボックスが設置されています。

各10Lの給排水タンクとフタ付きシンク、カセットコンロが標準装備。
キャビネットはベッドマットの支えを兼ねますが、ベッド展開後も収納部分にアクセスできます。

セカンドシート側の側面には電圧計やスイッチが集約されています。
電源として、走行充電が可能なサブバッテリーが標準装備されます。
まとめ
キャラバンをベースに、車中泊に必要な基本装備が備わったキャンピングカー。
ベーシックな構成であることから、人を選ばず多くのユーザーにオールマイティーにマッチする車と言えます。
もともと自由度の高いレイアウトであることに加え、サイズ変更や追加オプションも相談可能とのこと。
「スマートキャンパー GX-5s Gear」と見比べてみるのもよいでしょう。