自由気ままな車旅!MAMBOWアニバーサリーのオーナーインタビュー
広々とした室内環境ながら小回りの利くライトキャブコンで、自由気ままな車旅を楽しんでいるのが、「西からMAMBOUさん」とそのご家族。
愛車で各地をめぐるのはもちろん、自身が淹れたコーヒーを味わうといった車内で過ごすひとときそのものが、かけがえのない時間だという。
愛車を購入したきっかけをはじめ、キャンピングカーならではのメリットを活かしながら、小さな息子さんを連れて家族3人で車旅をしたいという展望などもお聞きした。
【プロフィール】
「西からMAMBOUさん」(九州)
愛車:ロータスRV・マンボウアニバーサリー
家族構成:ご主人(40代)奥様(30代)+子ども(0歳)1人
キャンピングカー歴:7年
車中泊そのものが、車旅の目的に
―歴代のキャンピングカーと、現在の愛車に乗り換えられたきっかけを教えてください。
初代のキャンピングカーは、軽自動車ベースのインディアナ・RVのインディ727です。
旅先でたまたま立ち寄った販売店で、現在乗っているマンボウアニバーサリーが展示されていたのが、乗り換えのきっかけですね。
十分な広さを備えていましたし、何より軽キャンと違って室内で立ち上がれることに魅力を感じました。
その後、改めてキャンピングカーショーで同じ車体を見に行ったところ、やっぱり欲しいなあと。
そこで販売価格や下取りの交渉をしたところ、見合う数字が出てきたので、数時間ほど悩んでから購入を決断しました。
今ではすっかり家族の一員。「マンボウさん」と呼んで親しんでいます。
―キャンピングカーを購入された理由は何ですか。
そもそも釣りのために車中泊を始めたのですが、だんだん車中泊そのものが目的になって、車旅をするようになったんです。
そうすると「もっと楽しく、もっと快適に車旅がしたい!」と欲張っちゃうんですよね。
この欲求を満たすため、キャンピングカーの購入を決めました。
ちなみに、今の愛車も釣り仕様にはなっていません(笑)
車旅のメインは、グルメと観光が半々くらいでしょうか。旅先ではその土地のものを食べたいし、旅先でしか見られない景色や施設なども楽しみたいので。
とはいえ、車中泊をするだけでも楽しいですね。車内で自分の淹れたこだわりのコーヒーを楽しむ時間などは、とっても素敵なひとときですから。
ちなみに、車旅の予算はあまり厳密に決めていません。やたら贅沢しないことだけ気を付けています。
ゆったり過ごせる室内環境
―改めて、現在の愛車についてお伺いさせてください。
ロータスRV製のライトキャブコンで、ベース車両はMAZDAのボンゴトラック。
マンボウアニバーサリーという車体です。
マンボウの中でも“アニーバーサリー”の最大の特長は、搭載されている装備です。
ソーラーパネル、発電機、家庭用エアコンなどが標準装備されており、コンパクトながら贅沢な車ですよ。
元展示車を新古車として購入したので、設備の割にリーズナブルでした。
―愛車のお気に入りポイントと、残念に思っているポイントを教えてください。
一番のお気に入りポイントは、ズバリ、ナローボディ(標準ボディ)で、コンパクトなところです。
とても扱いやすいサイズ感で、街中の駐車場で困ることはほとんどありません。
それでいて、身長約170cmの僕が帽子を被ったまま真っすぐ立っても、頭が天井に届くことがないという広々とした室内空間。
見た目以上に快適に過ごせます。
立ったまま調理したりコーヒーを淹れたりできるところも気に入っています。
装備面で気に入っているのは、エアコンとFFヒーター。
エアコンは夏の暑さ、FFヒーターは冬の寒さに欠かせないアイテムですが、この2つの設備があることで、それまで叶わなかった真夏と真冬の車中泊も可能になりました。
オールシーズンいつでも出かけられるのは大きいですよ!
唯一の残念ポイントは、キッチンの天板です。
カラーが「ピアノブラック」なので、ホコリや拭き後が目立つんですよね(笑)
キャンピングカーなら計画に縛られず気ままな旅ができる
―キャンピングカーを買う前と後でライフスタイルに違いはありますか。
キャンピングカーを買う前は、旅に出る前に、宿泊地や移動手段はもちろん、お風呂や食事のポイントまで決めておく必要がありました。
それはそれで楽しかったのですが、今思えば計画に縛られていた気がしますね。
キャンピングカーを買った後は、一度出かけてしまえば、何もかも道中で決められます。
計画に縛られない、自由気ままな旅ができるようになりました。
支払い(ローン)には縛られますが(笑)
ちなみに、我が家では8年のローンをボーナス併用なしで組みました。キャンピングカーは長く乗るものなので、夫婦で無理なく、ゆっくり支払っていく計画です。
―特別な旅の思い出があればお聞かせください。
そうですね、2019年のゴールデンウィークの車旅は最高でしたね。
九州は福岡県を出て兵庫県までフェリーで渡り、そこからキャンピングカーで京都府、福井県などを経由し、石川県までどんどん北上。
石川県の千里浜をキャンピングカーで走るというかねてからの夢を叶え、最後には淡路島まで一周するという、10日間におよぶ贅沢な車旅でした。
フェリーは2か月くらい前から予約していたのですが、それ以外はまったくの無計画。
移動しながら、スマホを活用して行き先を決めていました。現代ならではの車旅のスタイルですよね。
実のところ、石川県まで行く予定はまったくなかったんです。
ですが、「このまま走り続けていたら、陸が続いている限りどこまでも行けちゃうな」と思ったら、ついつい石川県まで足を延ばしてしまうハメに(笑)
キャンピングカーを買ったことでむしろ気持ちに余裕が
―これからのキャンピングカーライフの展望をお聞かせください。
最近息子が産まれたのでしばらくは家で子育てに専念しますが、もう少し息子が大きくなったら、キャンピングカーのメリットを最大限に活かした子育てスタイルを実践してみたいですね。
子どもが小さいからこそ、家の延長線上のようなキャンピングカーの良さを発揮できると思うので。
小さい子連れで楽しく車旅ができる方法を模索していきたいと思います。
まずは近場から短いスケジュールで始めて、ゆくゆくは家族3人で九州一周くらいはしてみたいですね!
―最後に、購入を悩まれている方にアドバイスをお願いします。
キャンピングカーは金銭的にも時間的にも余裕がある人が買うイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
僕自身もローンを組んで買いましたが、キャンピングカーを買ったことで、むしろ以前よりも気持ちに余裕ができたと思います。
買えそうなときに買ってしまえば、あとは自分たちの暮らしをキャンピングカーに合わせていくだけ。
そうしているうちに、計画に縛られない自由なライフスタイルが手に入ります。
キャンピングカーでの車旅、最高ですよ!
皆さまも、ぜひ素敵なカーライフをお送りください。