【初心者向け】キャンピングカーの運転は難しい?注意したい6つのポイント
目次
女性の大型キャンピングカーオーナーが運転のコツを教えます
もう少しすればGWに突入ということで、購入したキャンピングカーやレンタルキャンピングカーで初めてお出かけをするという方もいると思います。
そんなときに心配なのが、キャンピングカーは運転が難しいのではないかということではないでしょうか。
我が家はトラックベースのキャブコンと呼ばれる大型キャンピングカーに乗っています。
今回は私の経験から、初心者が特に大型キャンピングカーを運転する際に気を付けたほうがいいと思う6つのポイントを教えたいと思います。
キャンピングカーの運転、車高に注意
キャンピングカーを運転すると最初に『前方の視界が良く運転しやすい』と感じると思います。
車幅などは少し運転すれば感覚をつかむことができると思いますが問題は車高です。
私が乗っているようなキャブコンと呼ばれる大型キャンビングカーは、全高2.6〜3.0mのものが主流。
ただ、車高3mと言われてもいまいちピンと来ない方が多いのではないでしょうか?
実際にキャブコンを運転していても車高の感覚はなかなかつかむことが難しく、『これぐらい行けるだろう!』の感覚で運転すると非常に危険です。
ということで、車高関連で気を付けていることをいくつか紹介していきますね。
道路脇に生えている木に当たる
道路際に生えている木ですが、たまにトラックの荷台の形になった木を見たことがないでしょうか?
普通の乗用車に乗っていれば木に当たることはあまり考えないかもしれませんが、車高が高いキャンピングカーだと木の枝が道路の方に飛び出ていたら避ける必要があります。
そのまま木の枝に当たりながら走行すればこすった傷が付いてしまいます。
道路際に木が生えている場合は注意が必要です。
標識との接触
標識がたまに曲がっているのを見かけたことはありませんか?
キャンピングカーを運転するとわかりますが、あまり歩道側に寄せて運転するとバンクベッド左上部あたりに標識がヒットします。
走行車線の中央部分を走るようにしましょう。
バック時の衝突
キャンピングカーで駐車場にバックで止める際、普通乗用車と同じ感覚でバックモニターだけを見てバックするのは非常に危険です。
バックカメラのついている位置を見てもらうとわかりますが、後方の確認はできますがカメラより上の部分はモニターに映らないため駐車場によくある桜の木など大きめの木が植えてあるところや、駐車場から施設に移動するための屋根付きの歩行通路はモニターには映らないため後方上部をヒットさせてしまう可能性があります。
上の写真がバックモニターの映像です。
↑こちらが同じときの、車両から少し離れてみた様子。
後方上部がバックカメラには映らないことがわかります。
このままバックすれば後方の木にぶつかります。
また、普段輪留めにタイヤを当てて止めている人は要注意です。
特に大型のキャブコンタイプのキャンピングカーは、後輪タイヤから後ろ部分(オーバーハング)が長いため後輪を輪留めに当てようとすると、輪留めに当たる前に後ろのバンパーが先に後ろの壁やフェンスにぶつかる場合があります。
上の写真を見てもらうとわかりますが、もし輪留めまでバックしたら後方の壁に当たります。
バック駐車をする際は、同乗者の方がいればなるべく降りてもらって確認してもらいながら駐車することをオススメします。
トンネルの高さ制限
観光などでナビに頼って走行しているとガード下などで高さ制限が設けられているところがあります。
高さ制限3.5mの場合はよっぽどのことがない限り問題ありませんが、たまに高さ制限2.8mの所があります。
バンコンでは問題ありませんがキャブコンの場合、完全にアウトでバンクベッド部分にヒットします。
1回2.8mのガード下にキャブコンがぶつかっているのを見たことがありますが、かなりぶつかった車両の状態は悲惨なものでした。
しっかりと自分の乗っているキャンピングカーの車高を頭に入れておかないと重大な事故になってしまいます。
特に旅行先で知らないと土地を走行する場合には高さ制限の標識を見逃さないように注意しましょう。
キャンピングカーの運転、内輪差にも注意が必要
普通乗用車はエンジンやタイヤの位置が運転席よりも前方にありますが、バンコンやキャブコンタイプのキャンピングカーのベース車はキャブオーバータイプのものが多くエンジンやタイヤが運転席の下にあります。
普通乗用車とタイヤの位置が全く違います。
普通車と同じタイミングでハンドルを切って左折するとタイヤの位置が運転席の下にあるキャブオーバータイプの車は早く曲がることになります。
早く曲がり過ぎると左側面を壁やガードレールなどにぶつけてしまう可能性があります。
これは普通乗用車からバンコンやキャブコンタイプのキャンピングカーに乗り換えたばかりの人によくある事故。
左折時には普通乗用車よりもハンドルを切るタイミングを遅らせなければいけません。
サイドミラーで側面をよく見ながら曲がるようにしましょう。