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キャンピングカーエリアもあるスキーリゾート街
年末を過ごすのに選んだスポットはイタリア北部のセストリエーレという人口900人ほどの小さな町です。
セストリエーレの街中は中心にツリーやイルミネーションでクリスマス一色に。
後ろには真っ白な雪に覆われた山の景色がなんとも美しい場所です。
標高2035mに位置し、2006年にはトリノオリンピックの男子アルペンスキー競技の会場にもなった人気のスキーリゾート地。
そして嬉しいことに、このセストリエーレのスキーリゾートには無料のキャンピングカー専用のRVパークがあります。
外部AC電源付き！
外部電源に接続すればキャンピングカーでも家同然の電気が使えるので、ドライヤーやファンヒーターなど電力を多く使う家電も問題なく長時間使用できます。
外は氷点下の寒さですが、車内はファンヒーターのおかげで快適に過すことができました。
セストリエーレにはスキー場があり、スキーやスノボーをすることも可能です。
それだけではなく、周囲は山に囲まれているのでスノーハイキングや雪山登山もでき、スノーアクティビティをするのに絶好の場所です。
キャンピングカークリスマスの様子
イタリアのクリスマスはキリスト教徒が多く、家族で集まってディナーをして過ごす習慣があるので、キャンピングカーでクリスマスディナーの準備！
車内をライトで飾り付けてクリスマスっぽく装飾し、ミートローフを作りました。
ミートローフは、挽き肉など簡単に手に入る材料を使い、アルミホイルで包みフライパンで焼くだけなのでキャンピングカーのキッチンでも案外簡単に作れちゃうレシピです。
車内にクリスマスソングを流しながら、窓からは白銀の雪山の美しい景色。
美味しいクリスマスディナーとイタリアワイン、デザートにはイタリアのクリスマスの代表的なお菓子「パネトーネ」を食べて、車内で贅沢なクリスマスを味わうことができました。
キャンピングカーで迎える新年の様子
RVパークには、5台程しかいなかったキャンピングカーが、31日は約40台も並び大勢の車中泊仲間と年越しを迎えました。
外はマイナス10℃の雪でしたが、車内はファンヒーターのおかげでポカポカ。
降っていた雪も止み、ほかの車中泊者がゾロゾロと外に集まりだし、カウントダウンに向けてワイワイとお祭り騒ぎ。
年が変わる瞬間は、キャンピングカーという最高の特等席で花火を鑑賞することができました。
まさかキャンピングカーから花火が見れるとは思っていなかったので、嬉しいサプライズで大満足です。
車中泊しながらスノーアクティビティ三昧
クリスマスと年越し以外は、周囲のスノーアクティビティを堪能！
セストリエーレにはスキー場もあるのでスキーやスノーボードを楽しむこともできます。
1日のリフト料金が大人1名44ユーロ（約6900円／2024年1月4日時点）
ブーツや板も1日30ユーロ〜（約4700円／2024年1月4日時点）レンタル可能なので手ぶらでも楽しむことができます。
私たち夫婦は登山が大好きなので軽アイゼンを装着し、ふわふわに積もった雪の上をザクザクとハイキングをしました。
山の空気は澄んでいて、どこまでも広がる青空と真っ白な雪で覆われた山々のコントラストのなんとも美しい絶景！
ハイキングが終わったらそのままキャンピングカーに戻り、車内でシャワーを浴びてリフレッシュ。
衣類や装備を干し、乾かしながら車内でゆったりできるので車中泊登山は最高です！
雪山は車内からの美しい景色だけでなく、このようなスノーアクティビティもできるので冬場の車中泊スポットとしてはおすすめです。
凍結トラブル？！雪山車中泊では注意が必要！
雪山リゾートで過ごし、充実した楽しいクリスマスと年越しでしたが実はトラブルもありました。
外は平均マイナス2℃〜マイナス4℃台と、寒い日々でしたが車内はファンヒーターのおかげで20℃台とポカポカ。
しかし最終日前日の31日に寒波が来てしまい、マイナス10℃にまで気温が下がりました。
車内は問題ありませんでしたが、車外にある下水タンクや排水溝部分が凍結してしまい、シンクの水が流れず水が使えない状態に。
幸い残り1泊だけだったのでなんとかなりましたが、完全に融解するのに1日以上かかってしまい、その間は排水処理もできなかったので雪山で車中泊する際は水回りの凍結には充分に気を付ける必要があります。
次回からは下水タンクに専用の凍結防止剤を入れて凍るのを防止するようにしたいと思いました。
イタリアでクリスマスから年越しをした滞在費用は？
今回は無料のRVパークでの滞在で宿泊費はゼロ。
観光やスノーアクティビティもタダでできるスノーハイキングをしたためゼロ。
10日間の年末ホリデーでかかった費用は、ガソリン代と食料代（約150ユーロ）のみ。
格安で楽しく、過ごすことができました。
キャンピングカーでクリスマス・お正月を過ごしてみた結果
イタリアの雪山リゾートで過ごしたクリスマス、年明けの様子を紹介しました。
初の雪山キャンピングカー泊だったので寒さや凍結など心配でしたが、外部AC電源のおかげで車内では暖かく過ごすことができました。
雪の積もる地域で長期車中泊する際は、外部電源付きのキャンプ場やRVパークで滞在するのがやっぱり安全ですね。
こんな一味違ったキャンピングカーで過ごすクリスマス&年末スタイルもありますので、車中泊しながらイベント行事を楽しまれてみてはいかがでしょうか！
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