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ヨーロッパの洗練されたレンタルキャンピングカーでの旅
海外でキャンピングカーを購入するとなるとなかなかハードルが高いですが、レンタルキャンピングカーなら比較的手軽にヨーロッパで車中泊旅を体験することも可能です。
海外でキャンピングカーを運転するには日本の自動車免許証と国際免許証があればOK。
レンタル会社も様々あり、パリやローマ、バルセロナなど人気観光地でピックアップし、他の国でドロップオフ(借りた場所とは別の場所で返却)するサービスもあり。
価格はレンタルする時期や車体によって変わってきますが、1泊当たり約 1万1,000円から。
大型で完全設備のタイプから、コンパクトで運転しやすいバンコンタイプ、アウトドアの雰囲気を楽しみたい人にはルーフテントがあるキャンパータイプなど種類は豊富。
自分の好みに合った車を選んで車中泊旅ができます。
※参考記事はこちら▷ヨーロッパでおすすめのキャンピングカーレンタル会社を紹介
レンタルキャンピングカーでヨーロッパを旅するメリット
充実したキャンピングカー施設がたくさん
ヨーロッパはキャンピングカーの本場と呼ばれており、昔からキャンピングカー文化が浸透しています。
所有者も多いことからキャンピングカー専用施設がとても豊富で、各街に1カ所ずつ水補給、下水処理のできるRVパークなどのキャンピングカー専用駐車場があると言っていいほど。
特にイタリア、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガルが充実しており車中泊者は大助かりです。
定番のキャンピングカー施設を3つ紹介
●オートキャンプ場
郊外や森林スポットに多く、広々としていて車中泊からテント泊、バンガロー泊も可能です。
水の補給、下水処理のできるダンプステーションがあるほか、トイレ、シャワー、コインランドリー、皿洗い場などがあります。
充実しているキャンプ場ではバーベキューエリアやプールなどの施設がありアウトドア好きにはおすすめです。
価格は1泊40ユーロ（約6,500円）〜。
●キャンピングカー専用施設（RVパーク）
オートキャンプ場よりやや小さめで、キャンピングカーが2〜10台程収まる施設が多いです。
都心にもあり、見た目は普通の駐車場。
ですが、水の補給所、グレータンク・ブラックタンク（排水・汚水）の処理、外部AC電源などがあり車中泊するには十分な設備がそろっています。
価格も無料のものから、1泊5〜25ユーロ（約800〜4,000円）ほどのお手頃価格なので車中泊するのにおすすめです。
●キャンピングカー専用駐車場
キャンピングカー専用の駐車スペースの広い駐車場。
無料のものから有料まであり、水補給などの設備はありませんが、車中泊はOKな所もあります。
自分の車中泊スタイルに合わせて、数ある中から好みのスポットを選べるのが魅力。
ヨーロッパで車中泊スポットやRVパークを探すなら↓のアプリがおすすめです。
※参考記事はこちら▷車中泊スポットはどうやって見つける？車中泊に便利なスマホアプリ3選
※1ユーロ＝163円（2023年11月29日現在）
隣の国にもキャンピングカーで簡単アクセス
ヨーロッパには「シェンゲン協定」があり、加盟国を出入国する際、出入国検査なしで国境を越えられます。
フランス、ドイツ、スペインなど27カ国が加盟しており、車で国境を越える際も国境検査やパスポート提示なしでびっくりするほど簡単に他の国へ入国できます。
島国の日本では体験できない海外ならではの「車で国境越え」が実現。
1日に2カ国以上を巡ることも夢ではありません。
※日本人の場合はシェンゲン協定加盟国内の滞在期間は全て合わせて90日までとなっています。
滞在期間や国ごとのルールをしっかり守り、国境検査やパスポート提示がなくてもパスポートは常に携帯するようにしましょう。
ヨーロッパ各国のグルメ、文化、世界遺産を堪能！
ヨーロッパ国々が国境で隣り合っているので、各国のグルメや文化、世界遺産を巡ってそれぞれの違いを楽しめるのも大きな魅力です。
数分の距離を移動しただけなのに国が違うとまったく違った自然や街並み、歴史的建造物を目の当たりにします。
キャンピングカーなら自由に移動できるので、有名観光名所以外の隠れたのどかな村にも簡単に訪れることができ、現地のリアルな暮らしを間近で感じられます。
こぢんまりした田舎町に入れば入るほど各地域のグルメや文化、国民性の違いを知ることができ、メジャーな観光地巡りの旅とは違った世界に入りこめる旅になります。
どこまでも広がるヨーロッパの大自然の中をドライブ
キャンピングカーでヨーロッパを巡る最大の魅力は、どこまでも広がる絶景を見ながら車中泊旅ができることでしょう。
ヨーロッパには日本ではなかなか見ることのできない雄大な自然が広がっており、その中を優雅にドライブするのは最高の贅沢です。
キャンピングカー旅は自然との距離がいちばん近くに感じられる旅のスタイル。
お気に入りの絶景スポットを見つけたらそこに車を停めてその場で車中泊することも可能。
ヨーロッパの大自然の中で朝日や夕日、満天の星を眺めるのはキャンピングカー旅ならでは醍醐味です。
私のおすすめスポットは世界遺産にもなっているイタリアのドロミテ。
そしてアルプス山脈が並ぶスイスや手付かずの大自然が残るノルウェーです。
旅の費用を抑えられる
旅行費用を抑えられるのも大きな魅力。
飛行機や列車での移動となるとその分の交通費＋ホテルなどの宿泊代が必要。
交通費＋ホテル代で、安くても1日当たり1人につき約100ユーロ〜200ユーロ（約1万6,000〜3万2,000円）かかります。
キャンピングカー旅だとレンタル代（1日当たり1万1,000円～）がかかりますが、あとはほぼガソリン代だけ。
車中泊スポットは無料のところもたくさんあるのでコストを抑えたい場合は、キャンピングカーがお得です。
どれくらいの期間が理想？
日本人の場合、観光目的であれば90日間はビザなしでヨーロッパ滞在が可能。
1カ国をじっくりキャンピングカーで周ったり、何カ国かを周遊したりと好みに合わせた自由な旅の計画が立てられます。
レンタルの最低日数は3泊〜6泊と車種によって変わりますが、せっかくのキャンピングカー旅を満喫するためには最低1週間は欲しいところ。
1週間あればイタリア、ミラノから開始して、スイス、フランスと3カ国のアルプス山脈を巡る絶景の車中泊旅もできます。
さらに、15日〜1カ月あれば、思いっきりヨーロッパでキャンピングカーライフを楽しめるはず。
一生の思い出になること間違いなしなので、ぜひいつかはヨーロッパ車中泊旅に出かけてください。