そろそろ夏から秋の変わり目?!置いていく荷物と積んでいく荷物を整理してみよう!
服
防災キットでもある私のキャラバンには最低限の着替えも備えている。
しかし、それは災害時用と言うより、本当は「個人的な非常事態に備えて」の意味合いの方が強い。
夏はメッシュのインナーブリーフの付いた水陸両用トランクスを必ず一つか二つは車内に常備している。
これ一つあれば、海用のトランクスを忘れて海に向かってしまった場合にも、例えば(あくまで仮定)括約筋が誤作動を起こすなどの大変な非常事態に陥った場合にも、どちらにも対応できるから便利で安心だ。
暖かい時期は服が濡れていても自分自身はそんなに気にならないが、さすがに寒い時に服がびしょ濡れ状態なのは嫌だ。
そして寒空の下でオッサンが短パンでいたらあまりにバカっぽ過ぎる。
なので、旅に出るときはこれとは別に着替えも用意するが、秋からは普通の下着のトランクスと乾きの良いイージーパンツ(長ズボン)の類一組も常備品に加えている。
他には長袖・半袖のTシャツ各一枚も季節を問わず常備している。
衣替えとは直接関係のない話だが、ついでに服に関する大変便利な物と言うか方法について話しておこう。
具体的に商品名を挙げると、ファブリーズやリセッシュなどの消臭剤を常備しておくと大変便利だ。
夏にキャンプしながら人力で移動(SUPかカヤックで)している時などは、少々強引だが着ているシャツに直接これをスプレーしてしまう。
結構これが効果あって、かなり不快感が軽減される。
クルマで移動の場合は、臭くなり始めたらシャツを着替え、脱いだシャツにスプレーし、適当にどこかに掛けておく。
人力移動の最中より若干文化的なやり方だ。
汚れはとれなくとも匂いに関してはこれでかなり回復する。これを繰り返せばシャツの替えの枚数や旅の途中の洗濯の回数を減らすことができて合理的だ。
この手の布用消臭剤は夏の方が出番は多いが、車内にいる時間が長くなって匂いのこもりがちな寒い時期には服だけでなく室内にスプレーすることも多い(こっちが本来の使い方?)ので、これは季節を問わず常備品となっている。
そして、夏の終わり頃には、薄手のウィンドブレイカーと小さく畳める薄手のダウンベストやダウンジャケットも車内の常備品に加わる。
ウィンドブレイカーとダウンベストは秋からは常備品になるが、標高の高いところや少し緯度の高い地方へ行く時は夏でもこの二つは必ず持って行く。
そして、先程寝袋のところでも書いた通り、薄手のダウンベストは寝具の補助としても使え、さらに〇〇クロやワーク〇〇などの薄手のダウンは品質が全く悪くないのに、荒く使っても常備品として車内に置きっぱなしにしても惜しくない価格で売られているから尚ありがたい。
化繊のフリースの類も人気があるが、薄手のダウンよりずっと嵩張って、その割に保温性では劣るので、小さくなって暖かいダウンの方が車内に常備しておくのには適していると私は思っている。
また、実は蚊を始めとした刺す虫達は真夏より夏の終わりから秋にかけての方が多い。
ダウンベストを常備品に加えるのは通常10月に入ってからだけど、薄手のウィンドブレイカーと薄手の長ズボンは虫除け対策にもなるため、8月の終わりか9月の初めには車内常備品に加えるようにしている。
電気器具と食料
ポータブル電源導入以前もキャラバンにはディープサイクルのサブバッテリーを積んでいたのだけど、ポータブル電源を使うようになって(私が愛用しているのはEcoFlow RIVER Pro)から電気製品の使用が大幅に増え、車中泊の生活スタイルが激変したと言っても過言ではない。
昨年からは電気冷蔵庫も導入してしまったが、夏の車中泊で最も活躍する電気製品は2台の扇風機だ。
どちらもUSBから充電するタイプで、稼働中にポータブル電源が必要なわけではないが、一晩中使うので日中走行している間にポータブル電源から充電しておくようにしている。
そして左の黒い方は夏が過ぎるとお休み期間に入って車内常備品ではなくなるのだが、右のは羽根の周囲がライトにもなっているので、年中積んだままになっている。
私が電気毛布を使わないことは寝具の項目で書いた通りで、むしろ夏の方が扇風機や冷蔵庫など電気製品を使う頻度が多いようにも思える。
しかし、特にポータブル電源導入以降に使用頻度が増えたのは電気調理器の類だ。
ポータブル電源導入以降、極端にガスの使用が減ってしまった。
右は鍋としてもヤカンとしても使える調理器。
左は電気ホットサンドメーカーで、これはホットサンドを作るだけでなくて、揚げ物・パイ・焼き鳥など色々な食材を温めるのに大変重宝する。そして美味い。
しかし、夏は車内で煮炊きなどしたくなくなり、暖かい食べ物より、どちらかと言えばコンビニの冷やし中華とかの方が好ましくなる。
そして、調理をするとしても、外で調理することができる場所であれば夏は外で調理することになるため、熱源が電気器具である必要もない。
気温が低い方が暖かい食べ物を食べたくなることが多いのは当然だが、さらに屋外ではなく暖かい車内で食事したくもなるので、秋から春が電気調理器の大活躍する期間だ。
てことで、夏でもお湯が必要になることはあるから鍋兼ヤカンは年中積んだままになっているが、荷物が多い場合はこれも置いて行くことがある。
電気ホットサンドメーカーは泊まりの時は一応積んで行くけど、夏は常備していない。
これらも秋からの季節ものとも言える。
寒い季節で荷物に余裕があるときは、オーブントースター兼グリル兼コーヒーメーカーを持って行くこともある。
これもオママゴトっぽくてなかなかに楽しいアイテムだ。
番外
真夏は空間用の虫除けスプレーと、人体にスプレーする虫除けがあれば案外ことが足りてしまう。
しかし、夏の終わり頃から秋の初めにかけての強力な蚊対策には蚊取り線香も併用したくなる。
なので、案外蚊取り線香は夏より秋の常備品となる物の一つだ。
夏から秋と言うより、秋から晩秋にもう一つ大きな変化がある。
夏の必需品だった麦わら帽子が車内から消えることだ。
これが必要なくなると、本格的な秋を感じて少し寂しい気分になる。
秋へ向けての準備に取りかかろう
ところで、明日から数日間ちょっとクルマで遠出をする予定がある。
当然車中泊もする。
これを書いているのは9月7日。
台風が東シナ海から日本海側を通り北上して行ったところだ。
こんな時は風向きもコロコロ変わりやすく、気温にも大きく影響する。
暑くなったり涼しくなったりを繰り返す厄介な時期だ。
8月の終わりのウェットスーツのようなことにならないように、暑さボケした頭を少々覚醒させて、これを書き終えたらしっかり準備を整えようと思う。