ヨーロッパのバンライフ

キャンピングカー&バンライフ、本場ヨーロッパではどう楽しまれてる!?



バンライフをしていると、同じようにバンやキャンピングカーなど、車で暮らしている方によく出会います。

そんな方たちと話をしてみると、それぞれの暮らし方やストーリーがあり「そんな暮らし方もあるのかぁ!」と、とても興味深くおもしろいです。

今回の記事では、ヨーロッパでのバンライフ中に出会った方たちの暮らし方や、それぞれのキャンピングカーライフストーリーを紹介したいと思います。

もっとも一般的なキャンパースタイルとは?

キャンピングカー

ヨーロッパ周辺ではキャンピングカーやキャンピングトレーラーを所持しているご家庭も多く、普段使いの車と別にキャンピングカーを持っている方が多く見られます。

夏休みが始まると一気にキャンパーが増え、キャンピングカーや車中泊仕様車を見ない日はないくらいたくさんのキャンパーを見かけます。

特に多いのが、夏休みの子どもと一緒に、長期休暇を利用して家族でキャンピングカー生活を楽しむスタイル。

大人も最大3週間程の休暇があるのが一般的なようで、夏休みになると1~3週間ほどのキャンピングカー旅へ出掛けます。

ヨーロッパ各地には巨大なキャンプサイトが多くあり、休暇の全てをそのキャンプサイトで過ごす方も多いようです。

子どもたちはそのキャンプサイトにいる他の子どもたちと1日中遊べるので、退屈する事もなく非日常を満喫!大人たちは遠目でその様子を眺めながら、のんびりと休暇を楽しんでいます。

子どもも一緒に毎日移動すると大変なので、ひとつの場所に留まってその場所をのんびり楽しむのが、多くのファミリーキャンパーの過ごし方のようです。

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寒い冬はキャンピングカーで暖かい地域へ

キャンピングカーの運転席からの景色

次によく出会ったのが北ヨーロッパの寒い冬になると、温かい地方へキャンピングカーで移動して生活している方々。

特にリタイアされた方が多く、このスタイルでキャンピングカー生活を楽しんでいらっしゃいます。

犬3匹と一緒に1人でキャンピングカーに暮らすデンマーク人のおばあちゃん

キャンプサイト

春が訪れる3月頃。スペインで出会ったおばあちゃんは、1人で犬3匹と一緒にキャンピングカーで暮らしていました。

デンマークの寒い冬は嫌だからと、なんとお家を売りそのお金でキャンピングカーを購入して移り住んだのだとか。

毎年冬になると暖かいスペインへ行き、キャンプサイトで過ごす。そして夏が来るとデンマークへ戻ってデンマークの夏を楽しむ、という暮らしを繰り返しているようです。

女性一人で心細かったり寂しくなったりしないのか尋ねてみたところ、「そんなことは全然ないよ!」とのこと。

犬3匹と一緒に暮らしているし、スペインへ行けば毎年そこで合流するお友達もたくさんいるとのことで、キャンピングカー生活を満喫しておられる様子でした。

女性一人でキャンピングカーで暮らしている、とても身軽でたくましいデンマークのステキなおばあちゃんでした。

セーリングボートからキャンピングカーへ移り住んだドイツの老夫婦

セーリングボート

ヨーロッパ北部は10月頃には、もうかなり寒くなります。そんな頃トルコ・パムッカレ近くの温泉地にあるキャンプサイトで出会ったドイツ人のおじいちゃんとおばあちゃんのご夫婦。

話を聞いてみると、もう長いことキャンピングカーで暮らしているようで、この方たちも寒い時期は暖かい場所へ移動しながらずっとキャンピングカーで暮らしているとのことでした。

さらに、キャンピングカーに移り住む以前はセーリングボートで航海しながら暮らしていたようで、ヨーロッパに留まらず世界中を3周まわったそうです!もう完全に旅するご夫婦ですね。

セーリングにかかるお金(航路代や港に船を停める料金など)が高くなったことや、体力的にもセーリングボート生活は厳しくなってきたとのことで、船を売ってキャンピングカーを購入したそうです。

そして現在は暖かい場所を中心に、ヨーロッパ周辺をまわりながらキャンピングカーで暮らしているそうです。

こちらのご夫婦もとても身軽で、そして興味深い暮らし方をしているステキなご夫婦でした。

他にも寒い時期に暖かい場所へ移動しながら暮らしている方にはたくさん出会いました。

特に冬場に南の方で出会う方はほぼおじいちゃんおばあちゃんで、モロッコ北部のキャンプサイトでは多くの方がこのようなスタイルで暮らしていました。

だいたいみなさんお気に入りのキャンプサイトで長く過ごす暮らし方をしているようです。

バンライフ×各地で働きながら移動する暮らし

今ではバンライフ×リモートワークはよく知られたスタイルのひとつですが、リモートワークだけでなく様々な働き方をしながらバンで暮らしている方もいました。

次は、バンで移動し働きながら暮らしている方を紹介をしたいと思います。

ヒッピーソウルメイト

モロッコで出会ったフランス人のカップル。バンで暮らし、各地を旅しながら働いています。

女性は観光シーズンになると忙しくなるホテルなど、季節労働で働いており、男性はイベントのオーガナイザーをしているそうです。

シーズン中は各地の仕事がある所へ移動してお仕事をしながらそこで暮らし、シーズンオフになると旅が始まるという暮らし。

別々の仕事をしているので時には離れてしまうこともあるようですが、お仕事が終わったらまた一緒にバンで暮らしているそうです。

とても仲良しなカップルで、人生をおもいっきり楽しんでいるステキなカップルでした。

日本でもリゾートバイトや農家さんなど、シーズンごとのお仕事は各地にたくさんあるので、このカップルのように働きつつバンで旅をしながら暮らすスタイルも実現できそうですね。

半年働き半年お休みバンライフ

砂浜

モロッコで出会ったバンで暮らしているモロッコ人の男性。いつも買い物に行くときに通る海沿いの道にずっと車が停まっていて、そのバンには男性が住んでいました。

いつも何しているのだろう?と気になっていたので聞いてみると、彼はウィンドサーフィンのインストラクターとのこと。

ウィンドサーフィンのシーズンになると、モロッコの南・西サハラに位置するダフラというウィンドサーフィンのメッカへ移動して、ウィンドサーフィンを教えるインストラクターの仕事をしているそうです。

そしてシーズンオフになると小さなかわいいサーフタウン「イムスアナ」という街に帰ってきて、サーフィンをしながら贅沢な景色の中、のんびりバン暮らしをしているそうです。

バンライフだとお家ごと移動できて好きな場所で暮らせるので、シーズンのお仕事をしている方には最適なスタイルですね!

自営業の宣伝を兼ねてバンライフをスタートした夫婦

こちらのカップルもモロッコで出会ったドイツ人のご夫婦。

旦那さんは車のメカニックで自営業を始め、その宣伝もかねてバンライフをスタートしたそうです。

バンでの暮らしぶりをSNSで発信しながらドイツからモロッコまで、そしてモロッコからジョージアまで!1年ほどかけて各地をまわり、現在はドイツに戻り暮らしています。

家族みんなでバンライフ!

お子さんがいると、なかなかバンライフで暮らすのは厳しいと思うかもしれませんが、子どもと一緒にバンライフをしているご家族にも出会いました。

次にそんなご家族をご紹介したいと思います。

子ども10人!キャンピングカーと車で旅するファミリー

ポルトガルのキャンプサイトで出会ったご家族。確かアメリカとオーストラリアのご夫婦で、なんとお子さんが10人!フィンランドの自宅を引き払ってご家族でヨーロッパの旅を始めたそうです。

キャンピングカーと乗用車の2台で旅をしていました。

ママはインフルエンサーでこの時のヨーロッパ旅の様子もYouTube(https://youtu.be/F1A14Wjynns)にたくさんアップされています。

海外の家族でのキャンピングカー生活が気になる方はぜひ覗いてみてくださいね。子どもたちもとてもかわいいです!

家族でミリタリーキャンピングカー暮らし

(写真はミリタリーキャンパーのイメージ)

モロッコで出逢ったドイツ人ファミリーは、小さなお子さん2人と一緒に、旅をしながら暮らしていました。

車は大きなドイツ軍のミリタリーカーを車中泊仕様に改造したキャンピングカー!ミリタリーカーなだけあって、六駆のパワフルな車で、かっこよくとても頑丈そうでした。

アフリカ南部へ下る予定でセネガル付近まで行ったそうなのですが、国境越えで様々なトラブルがあったらしく、小さな子どもがいる中、治安に対する不安もあったので南に下るのは諦めて引き返すことにしたそうです。

出会ったときはお子さんはまだ学校に入る前の年齢でしたが、学校に行くタイミングでこのキャンピングカー生活もおしまいかなと言っていました。

まだお子さんが小さいと一緒にバンライフも可能なので、お子さんにとっても一生の思い出になりそうですね。

家族みんなで暮らすキャンピングカー生活はとても楽しそうで、かけがえのない幸せな時間が過ごせると思います。

まだまだ紹介しきれない様々なバンライフスタイル

海辺 夕陽

他にも、旅の途中でたくさんのキャンパーに出会いました。

・車中泊仕様車で長期休暇を楽しんでいた男性カップル
・1人でアフリカ南部まで行った学校の先生
・アパート暮らしに嫌気がさしてバンライフを始めた女性サーファー
・10年以上ヨーロッパ各地のキャンプサイトを巡って暮らしている男性サーファー
・ヨーロッパからモンゴルまで旅した老夫婦のキャンパー

などなど……。

それぞれ違う暮らし方やストーリーがあり、他のキャンパーの話を聞くのはとても興味深く、楽しい時間でした。

バンライフをしていると他のキャンパーと会う機会も多いので、話をしてみるとおもしろいと思います。こんなバンライフスタイルもあるんだなぁと、視野が広がり新たな発見があるかも知れません!