その行為は危ない!?身の危険を感じているのに、まだ「車中泊」しているの?



車中泊にトラブルはつきもの。

車中泊旅の最中に多少のトラブルに見舞われても、車で寝泊まりする予定で出かけていることもあり、そのまま車中泊することを選択してしまいがちですよね。

特に夏休みなどは、友人や子供たちと一緒に車中泊をすることを楽しみにしすぎるあまり、トラブルや心配事に目をつぶり、車中泊を続行してしまう場面が多いように感じています。

しかし無理をして車中泊を続けようとすれば、身動きが取れなくなってしまったり、最悪の場合命に関わることも・・・。

大きなトラブルになる前に、車中泊をホテル泊に変更したり、宿泊せずに帰宅することを選択する場面があるんです。

そこで今回の記事では、車中泊をホテル泊に変更したり、中止した方がよい場面・状況や、予定を変更すべき理由についてお話していきたいと思います。

この夏車中泊旅を予定している方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。

急遽ホテル泊に変更or車中泊を中止して帰宅したことはありますか?


ホテルの寝室

みなさんは車中泊に出かけた際、急遽ホテル泊に変更したり、車中泊自体を中止し、予定を変更して帰宅したことがあるでしょうか。

筆者は途中でホテル泊に変更したことが数回あります。

車中泊の際は遠出をすることが多いため、何かあった場合には自宅に帰るよりも、滞在先付近のホテルに宿泊した方がより安全と判断することが多かったためです。

滞在先付近で当日予約が可能なホテルや旅館を調べ、予約をいれるだけですぐ宿泊できたので、かなり助かりました。

いままではたまたま旅先での変更が多かったこともあり、ホテル泊を選択していました。

しかし自宅に近い場所でトラブルに見舞われるようなことがあれば、迷わず中止して帰宅していたと思います。

車中泊に出かける際はワクワクして楽しみな気持ちが強いですし、中止することはかなり残念ではありますが、無理をしてまで車中泊を続けることはおすすめできません

少しでも不安があったら即車中泊を中止する。「また車中泊に来ればいいや!」くらいのゆるい気持ちを持っていることが、身の安全を守ることにつながるのかもしれません。

予定を変更するべき理由とは


急遽車中泊を中止したり、ホテル泊に変更した方が良い場面・理由とは、いったいどんなことがあげられるのでしょうか。

実際に筆者がホテル泊に変更した際の理由なども含めて、以下で4つのシーンをご紹介していきます

車中泊を中止した方が良い理由1.体調を崩したとき


寝ている様子

車中泊に向かっている車内や滞在先で過ごしている最中、体調に不安を覚えたら帰宅やホテル泊を検討してみてください。

「体調が戻るかな?」と、少しの間様子をみることが多いと思いますが、熱中症になっていたり、食べ物にあたってしまったり、1時間以上不調が続いている状態であれば、すぐに予定変更を。

動ける状態になったタイミングで早めにホテルへ移動したり、近隣の病院を調べて受診するなどの対応を取ることをおすすめします。

また一時的に体調が戻ったと思っても、時間が経ってから状態が悪化してしまうことも考えられます。

特に運転者が体調不良になった場合は、運転できないほど悪化するまで我慢せず、症状が軽いうちにホテルへ移動しましょう。

車中泊を中止した方が良い理由2.暑すぎる、寒すぎる


風景

ここ数年は夏になると猛暑日が続き、想定外の暑さに体力を奪われてしまうことも多いと思います。

筆者も「標高が高い場所なら大丈夫だろう」と思って山方面へ向かっても、想像よりはるかに暑く「とてもじゃないけれど車内で過ごすのは無理・・・」となることが何度かありました。

暑い暑いと言いながらも「水分をきちんと摂って、食欲があるうちはまだ大丈夫だろう」となりがち。

しかしぐったりするほど暑いときは、思い切ってホテル泊に変更した方がよさそうです。

夜も眠れないほど暑い日に無理をして車中泊をすれば、睡眠が取れず運転にも支障がでます。

居眠り運転防止のためにも、しっかりと睡眠を確保できる環境を整えましょう。

また冬の寒い日も同様に、睡眠の確保や体調を保つことが難しいことがあります。

体を冷やしすぎると、お腹を壊したり節々が痛んだり、最悪風邪をひいて熱がでてしまうことも考えられます。

たくさん着込んで暖房機器を使用しても寒さを感じる場合は、ホテルに移動するのが懸命です。

もちろん、エアコンやFFヒーターなどの空調設備がしっかりとしたキャンピングカーでの車中泊なら問題ない場合が多いです。

しかしそれ以外の場合は、無理せずホテル泊を選択するのがよいでしょう。

車中泊を中止した方が良い理由3.突然の大雨、大雪など荒天時


雪

「出かける前に現地の天気予報をチェックをする」というのは、車中泊の基本だと思います。

ゆえに本来であれば、天候が理由で予定を変更するということは、あまりないと考えられます。

しかし思っていたよりも大雨・大雪になってしまった、台風の進路からは外れていると思っていたけれど、進路が変わって範囲に入ってしまっていた、など想定外のトラブルに見舞われることもあるかもしれません。

そんなときは、途中で身動きが取れなくなる前にホテル泊に変更をしましょう。

旅先で天気関係のトラブルが予測できる状態になってから、来た道を戻り帰宅しようとするのはあまり得策とはいえません。

近隣のホテルに入り、天候が回復するまで滞在するのが1番安全と思われます。

大雪の場合、立ち往生したことにより最悪命の危険もあります。

自然や天気を甘く見ず、早め早めの行動を心がけてください。

車中泊を中止した方が良い理由4.騒音や混雑で仮眠・宿泊場所の確保ができないとき


キャンピングカーのレイアウト

仮眠を含め車中泊をする予定だった場所が騒がしかったり、混雑して車を停められなかったりした場合も、予定の変更を視野にいれてみてください。

安全運転に欠かせない要素のひとつに「居眠り運転しないこと」があげられます。

出発前に自宅でしっかりと睡眠を取っていたとしても、途中で眠気を感じることもあると思います。

もともと仮眠を取る予定の場合、あまり睡眠を取らないまま出発し、眠気を感じたまま運転していることもあるのではないでしょうか。

「うるさくて眠れないから」「混雑していて眠れる状態じゃない」と仮眠を諦めて移動する前に、サービスエリアや道の駅内に宿泊施設がないか、すぐ近くにホテルなどがないかを調べてみてください。

眠気を感じながらの運転はとても危険です。

事故を起こす前に、ホテルでぐっすり眠って睡眠時間を確保しましょう。

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