手間と時間をかけない車中飯作りのポイントと、車中飯を「映えさせる」方法



狭い車内での調理、あまり時間や手間をかけずパパッと手軽においしいものが作れると良いですよね。

さらに手間をあまりかけていない料理でも、「車中飯」としてSNSに写真をアップする際には、すこしでも見映え良くきれいな状態で写真におさめたいのではないでしょうか。

今回は、フード専門のカメラマンとして仕事をしながら、毎週のように車中泊を楽しんでいる筆者が「手間をかけない車中飯作りのポイント」や、「車中飯写真を映えさせる方法」をご紹介していきたいと思います。

どちらもそんなに難しいことはなく、いくつかのちょっとしたポイントを押さえるだけ。

それだけで、いままでよりもカンタン&おいしく、さらに見映えも良い料理を作ることが可能です。

「もっとカンタンにおいしい車中飯を作りたい」「SNS発信の際映える料理写真を撮りたい!」と考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。

手軽&時短で、カンタンに車中飯を作る方法


肉や野菜はカット済みのものを使用する


カット野菜

車内調理時に1番場所をスペースを取り手間がかかるのは、野菜の皮を剥いたりカットしたりといった包丁を使う作業ではないでしょうか。

野菜1種類であってもまな板を出すスペースが必要になりますし、2種類以上となれば、切った野菜をおくスペースなども必要になってきてしまい、場所を確保しながらカットしていく作業はかなり時間も手間もかかります。

そこで筆者が車中飯調理の際おすすめしたいのが、カット済みの野菜

袋にだいたい1回分相当の量が入っており、種類も豊富。

密封して袋詰めされているため衛生的ですし、持ち運び時もクーラーボックスや保冷バッグなどにぽいっといれておくだけでOKなんです。

もちろん使用の際は袋を開けるだけ。

野菜が余ってしまっても、袋上部をくるくるっとして輪ゴムでとめるか、密封できる保存袋の中に袋ごといれて口を閉じ、またクーラーボックスの中に戻しておくことで、翌朝まで持たせることも可能です。

いまは種類も豊富で、サラダ用や炒めもの用はもちろん、豚汁などの汁物用や肉じゃが・カレーなどの煮込み料理用までバラエティに富んでいます。

作る予定の料理に合わせて、お好みの野菜をチョイスすることができますよ!

味付けはシンプルに!


調味料

自宅で調理する際には、塩コショウからしょうゆ、味噌、みりん、料理酒、めんつゆ、豆板醤など、料理に合わせて複数の調味料を棚や冷蔵庫から出して使うことができますよね。

調味料をたくさん使うことで料理がひと味もふた味も違う、深みのある味わいになるのは当然なのですが、車中泊で同じことをしようと思うと、かなり大変です。

まず車に数種類の調味料を持ち運ぶことがなかなか難しいです。

調味料によっては要冷蔵のものと常温可能なものがありますので、それらを分類し、すべての保管場所を確保しなければなりません。

車内での調理中は、調味料ひとつひとつを使うたびに出してしまって・・・、とするほどの場所が取れないことが多く「せっかく持ってきたけど入れ忘れた」なんてこともあります。

そこで筆者は、車中飯に関しては味付けをシンプルにするようにしています。

野菜炒めや雑炊などは「ほりにし」のような万能調味料にしょうゆをプラスするだけ

焼きそばや焼うどんなど、ほりにしひとつで味付けを完了してしまう料理もあります。

その他にも、カレーを作るときには自宅ではカレー粉やターメリック、ガラムマサラやトマトケチャップ等をプラスするのですが、車中飯の時には市販のカレールーだけ!当たり前ですが、カレールーだけで作っても十分おいしいのです。

ワンプレートに盛り付ける


食事

主食に主菜、副菜と献立が複数になるのであれば、すべてワンプレートに盛り付けてしまうのがおすすめ

おかずの量に合わせてお皿を用意するだけなので、準備する食器も少なくて済みますし、盛り付けの際お皿を出しておくスペースも節約できます。もちろん、お皿1枚ですので、後片付けもラクチンです。

また1枚のお皿に複数の料理が乗ることで、色合いも見映えもよくなります。

ワンプレートにする際のポイントは「小さすぎるお皿にギュウギュウに詰めすぎない」こと。

すこし大きめのお皿に余裕を持たせて盛り付けることで、盛り付けもラクになり、美しいワンプレート料理に仕上げることができますよ。

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