スタッドレスタイヤも準備万端! いざ雪道ドライブへ
軽油は「凍る」と覚えておこう
北国以外ではあまり知られていないが、ディーゼル車の燃料である軽油は「凍る」。
正確には凍結するのではなく、軽油に含まれているワックス成分が、低温になると固形化してしまうのだ。
そうなると、固形化した成分で燃料系が詰まり、流れが悪くなる。
それを防ぐため、寒冷地では「寒冷地用軽油」が販売されている。
軽油には特1号、1号、2号、3号、特3号までの5種類があるが、その中でも特3号が最も固まりにくい。
石油会社は必要な時期になれば3号や特3号軽油を供給する。
自宅付近のスタンドで3号軽油が販売されていれば問題ないが、そうでない場合は満タンで出発せず、寒冷地に近づいてから給油するのが肝心だ。
洗車はいつもより入念に!
積雪地域では、高速道路などを中心に凍結防止剤が撒かれている場所がある。
この凍結防止剤、簡単に言えば「塩」なので、車についたのを放置しておくと錆びやすくなるのだ。
雪道や積雪地域での走行から帰ってきたら、ボディの汚れを落とすのはもちろんのこと、高圧洗浄機などを使って下廻りを入念に洗おう。
洗車というと、つい見える範囲のことばかり気にしてしまうが、車の「腹」は相当に汚れている。
まして塩分は、きっちり落としておかないと腐食のもとになってしまう。
ちょっとだけ気を使う。ひと手間かける。
多少の面倒はあるが、安全安心には代えられない。
それでも、冬旅にはそれだけの価値がある。
雪山の景色を肴に一杯やるもよし。
温泉でふやけるもよし。
面倒がらずに、ぜひトライしてほしい。
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