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風邪で運転するリスクは飲酒運転と同じ!? 〜運転してはいけない病気や症状〜



普段車を運転している方やキャンピングカーなどで車旅を楽しんでいる方が安全に運転するためには「健康な状態で運転ができるか」ということが大切なポイントになります。

実際に運転手が体調不良で起こす事故は年間200~300件ほど報告され、年々増加傾向にあります。

いくら車が欠かせない環境だとしてもケガや病気が原因でいつも通りの運転操作が行えなければ交通事故のリスクが高まり危険を及ぼしてしまいます。

そこで今回は具体的にどのような病気のときは運転を控えるべきなのか、症状と共にご紹介します。

「自分は大丈夫」と思っている方や「定期的な健康診断や人間ドックを受けていない方」にこそ見ていただきたい内容となっていますので、最後まで読んでいただければ幸いです。

体調不良で運転するのは違反?!


青空

日本にはさまざまな交通ルールがありますが、ケガや体調不良の際に車を運転するのは違反になるのでしょうか?

道路交通法には以下のように記載されています。

・車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作できるか
・他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転できるか
・過労・病気・薬物の影響のない正常の状態で運転ができるか


つまり体調不良のときに運転すると事故のリスクが上がるうえに、交通違反になってしまうということです。

風邪をひいてる時に運転するのは飲酒運転と同じ!?


キャンピングカー

風邪をひいている時でもついつい自分で運転してしまっている方はいないでしょうか?

イギリスでは「風邪をひいている状態で車を運転すると、1.7~2.3Lものビールを飲んで運転するのと同じくらい危険」という研究結果が発表されました。

また、風邪をひいた際の注意力は正常な状態のときと比べて1/3低下するといわれています。

そして、運転中にくしゃみを1回するだけで約8mも進んでしまっているとも言われており、風邪の際に車を運転するリスクはとても高く、無理をせずに運転を控える必要があります。

軽い捻挫は運転してもいい?


捻挫

アウトドアの際に特に起こしやすい手や足の「捻挫」。

車で出かけたあと捻挫を患った場合、その後も運転を行ってもいいのかのポイントは「ハンドル操作やペダル操作に支障がないか」です。

ここで大切なことは運転できるか否かという自己判断ではなく、正常な運転ができるか冷静になって考えることがカギとなります。

捻挫の場合、手足の可動域が制限されてしまい痛みによっては運転に集中できない場合も考えられます。

このケースの場合はやはり交通事故のリスクが高くなり、安全運転遵守の観点においても安全運転義務違反に問われる可能性があります。

また軽度の捻挫でも無理に運転することによって、患部が内出血を起こしたり、靭帯を断裂してしまったりと中等度から重度にまで悪化する可能性もあります。

そのため出先でケガをした際は、運転を他者と代わるか(代行)タクシーなどを利用して早めに医療機関へ受診し、患部の安静と治療を心がけてください。

そしてその後運転に関しては、医師の診断や判断を元に行動する必要がありますが、早く完治させるためには無理をせず運転を控えることをオススメします。

次のページ⇨ 運転に支障を及ぼす、病気や症状を紹介します。