「この先、挫折です」案内を信じて進んだ先に待っていたのは恐怖…カーナビを過信しすぎた人が体験した“機械のプチ反乱”集
知らない土地に出かける際、カーナビやナビアプリは強い味方になってくれます。
交通状況をふまえたルート提案により、スムーズに移動できるケースも多いでしょう。
一方で、使っているナビの年式や特性によっては、「なんでそんな経路を?」と思ってしまうようなルートを引かれてしまうことも。
今回はドライバーの方々に、「ナビに案内された謎ルート」について話を聞きました。
「2分の差」のために有料道路を出たり入ったり
近年では車載のナビではなく、手軽に操作できるスマートフォンのナビアプリをメインに使っているドライバーも増えています。
混雑情報をリアルタイムに反映しながらルートを引いてくれるなど、便利な点も多いですが、ルート設定において「かゆいところに手が届かない」というポイントもあるようです。
「ナビはいつもスマホのアプリで済ませていて、渋滞回避や到着予想時間の正確さという面では満足しているのですが、とくに都内の方に出るときのルートが変で困ることがあります。
首都高を進んでいると、混雑回避のために一度下道に降ろされて、しばらく進んでからまた首都高に戻される、みたいな。たった2分か3分の違いのために出たり入ったりするのはお金のムダですし、その辺も柔軟にルートを引いてくれるといいんですけどね」(40代女性)
もちろんアプリによってルートの引き方はさまざまであり、導出の際のアルゴリズムも年々アップデートされています。
しかし、とくに混雑状況がとめどなく変化する都心部においては、「有料道路と一般道の使い分け」に苦労するアプリもあるようです。
「狭い道」といっても限度があるでしょ!
続いても、スマートフォンのナビアプリに関するエピソードが寄せられました。
一部のアプリの特性として、「狭い道を通す」「不要な迂回をさせる」といった声が聞かれることもありますが、今回のエピソードを寄せてくれた方も、そのようなルート案内により「思わぬ光景」に遭遇したといいます。
「家族で旅行に出かけ、助手席の妻にナビをお願いしました。ざっくりとした方向はわかるので、高速のインターを出たあと、スマホのナビを使ってもらって。
案内に従い大きめの通りから外れ、少し険しい山道へと入っていきました。まぁ、到着時間優先で多少悪い道を通されることは覚悟していましたから、『空いているしいいか』と思ってそのまま進んでいたんです。
ですがその後、さらに分岐していく細い道に入るように指示され、ほとんど林道のような獣道に通されてしまって。本当に、林のなか車1台がどうにか通れるくらいの狭さでした。
しかも、走っている途中、道路脇にサルの集団がいたんですよ。5匹か6匹、コンビニ前にたむろするヤンキーみたいな感じで……。
子どもたちは大盛り上がりでしたが、こっちは興奮させないよう必死。ジッとこっちの様子を窺ってくるサルたちを刺激しないよう、ソロソロと通り抜けました」(30代男性)
知らない土地で、走行に不安を覚えるような道に通されては、かなりの神経を削がれるものです。
加えて、野生動物と遭遇したとあれば、その恐怖も大きいと考えられます。
車載ナビのなかには、登録したマイカーのサイズに応じて適したルートを案内するタイプもラインナップされています。
また「カーナビタイム」や「Yahoo!カーナビ」といったアプリにおいても、同種の機能が利用でき、「狭くて通れない」といったトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
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