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ディーゼルエンジンvsガソリンエンジン徹底比較!燃費や維持費、車両価格の違いは?



異なる燃料で走ることが大きな違い!

軽油

©mikitea/stock.adobe.com

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのもっとも大きな違いは燃料です。

ガソリンエンジンはガソリンを燃料とするのに対し、ディーゼルエンジンは軽油を使用します。

軽油の基本的な扱い方はガソリンと同じであるものの、軽油ならではの注意点もあります。

ディーゼルは凍結に注意

軽油は凍結しやすく、地域や季節によって添加剤の量を調整することで流動性が保たれていいます。

そのため、気温が高い地域の軽油を入れたまま気温が低い場所に行くと、凍結した軽油で燃料系統が詰まってエンジンがかからなってしまう恐れがあります。

ディーゼルは燃料切れに注意

ディーゼル車が燃料切れを起こすと燃料系統に気泡が混入し、給油したとしても正常な燃料圧送できなくなります。

一度燃料切れになったエンジンを回復させるには特殊な手順を踏む必要があるため、ディーゼルエンジンのガス欠は厳禁です。

ガソリンとディーゼルの入れ間違いに注意

燃料の入れ間違いにも注意が必要です。

同じ車種でディーゼルモデルとガソリンモデルがある場合は、念の為従業員にしっかり油種を伝えておきましょう。

また、セルフスタンドでは軽自動車に軽油を入れるトラブルがたびたび発生しています。

軽油は軽自動車用の燃料ではなく、ディーゼルエンジン用の燃料です。

エンジン構造はほぼ同じ。一部部品や設計が異なる

エンジン

©pp1mbp/stock.adobe.com

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと同じく、燃焼圧力をピストンで受け止め、クランクシャフトを介して往復運動を回転運動に変換するレシプロエンジンに該当しますが、細かな部分はずいぶん違います。

ガソリンエンジンは、スロットルバルブの絞りによる吸気量でエンジン回転を制御するのに対し、ディーゼルエンジンは燃料の噴射量によって制御されるため、エンジンの抵抗になる吸気量調節用スロットルバルブはありません。

また、ディーゼルエンジンはもれなく筒内噴射方式を採用し、ガソリンエンジンよりも高圧縮した空気に燃料を噴射するために燃料系統に印加された圧力が高いうえ、燃焼圧力もガソリンに比べて高いのが特徴です。

そのため、エンジン各部の強度はディーゼルエンジンの方が高く設計されており、エンジン自体も重くつくられています。

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