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車中泊の「快適な就寝スペース」とは
それでは、車中泊でも快適に過ごせる就寝スペースとは、どのようなものでしょうか。
ここからは具体的にご紹介していきます。
車のタイプや大きさによっても違うと思いますが、ぜひ取り入れてみたくださいね。
平らに寝られるベッド
みなさんご存知の通り『平らなところで寝る』というのは、快適な眠りにとって非常に大切です。
キャンピングカーであれば、フラットなベッドが備え付けられているのでなんの心配もありませんが、乗用車やバンでの車中泊では、意外とあきらめている方も多いのではないでしょうか。
ほとんどの車の場合、椅子や背もたれを倒しただけでは真っすぐになりません。
真っすぐ寝られないことで、体のどこかに痛みが生じたり、寝違えたりすることも。（←実体験）
それでは翌日、元気に活動できませんよね。
わが家も最初はクッションを敷き詰めて、なんとなく平らな状態を作りだしていましたが、やはり疲れがとれませんでした。
そこで購入したのが、敷き詰めることでフラットにできるマットです。
これを敷き詰めてからは、睡眠の質が全然違い、ぐっすり寝られるようになりました。
たったそれくらい、と思いましたが変えてみたら本当に違うので驚きました。
十分に寝られる広さ
睡眠の質を上げるためには、十分な広さも大切です。
できるだけ寝返りがうてたり、足を伸ばせたりするスペースを確保しましょう。
車旅ではどうしても荷物が多くなりがち。荷物スペースを確保しようと思うと、どうしても寝る場所が狭くなってしまいますよね。
わが家も夫婦揃ってカメラ好きなため、機材が多くて場所をとってしまうことがありました。
そんな時に試したのが、ベッドの底上げ。ベッドの位置を高くすることで、ベッド下に荷物をたくさん収納することができるようになりました。
さらに荷物をベッド下に置けるため、ベッドのサイズも広げることができました。
余談ですが、わが家は猫と旅をしています。
冬になるとピタッとくっついて眠るので寝返りを打ちたくてもうてません。
おかげで時々目を覚ましてしまうのですが、寝返りできないことで、眠るためのスペースって大切なのだなぁと実感します。
天井までの高さを確保
わが家がベッドの位置を上げられたのは、天井までの高さがあるからです。
ベンツ「トランスポーター」のハイルーフタイプのため、車内では身長173cmある夫も真っすぐ立つことできます。
ベッドの上で座っても天井に頭が打たないので、トイレに起きたり、ベッドでのんびりするのも快適です。
荷物スペースも大切ですが、ベッド位置を上げる場合は、ベッドに座った時に天井に頭が当たらない高さも図ってみてくださいね。
光を遮るカーテンや目隠し
光を遮るカーテンは、より良い睡眠のためには必須アイテムと言えます。
オートキャンプ場など車中泊する場所には、他にも車がたくさんいますし、時間関係なく車の出入りがあります。
車内に入り込む車のヘッドライトはとても眩しいうえ、動いているとあれば気になって眠ることができません。
また、朝はゆっくり寝ていたくても、カーテンが無いと外から寝ている様子が丸見えになってしまいます。
落ち着かないのはもちろん、防犯面でも心配です。
カーテンでも板でも良いので、寝ている際は外から覗かれないような対策が大切です。
快適な室温調整
快適に眠るためには、室内温度がとっても大切。
とは言え、エンジンをかけたまま冷房や暖房をつけて眠るのはマナー違反です。
夏場は外付けのエアコンを使ったり、避暑地と言われる涼しい場所に出かけてみましょう。
高原のオートキャンプ場を選べば、涼しいのはもちろん、朝起きた時の清々しさは特別です。
冬はキャンピングカーに搭載されているFFヒーターや、冬用の毛布や寝袋、電気毛布を使い風邪をひかないように気を付けましょう。
手の届く場所にコンセント
ベッドから手の届く範囲にコンセントがあると、より快適に過ごせます。
車中泊をしていると夜の時間というのは長いもので、寝ている時間以外にも、スマホを見たり、読書をしたり、今日撮った写真を見たりと何かと役に立つのがコンセントです。
暑い時期には小さな扇風機を繋いだり、冬は電気毛布を繋ぐこともあります。
寝ている間にスマホを充電する方も多いはず。
近くにコンセントがあれば、ふと目を覚ました時にも時間を確認したり、懐中電灯代わりに使ったりと便利です。
夜用ライト
車内を照らすメインライトの他に、手持ちできる夜用ライトもあると便利です。
車中泊の夜、自分ひとりだけ起きた時にメインのライトを付けてしまうと、同行者も起こしてしまいますよね。
わが家ではこの夜用ライトは、主に赤ちゃんの授乳ライトとして使用しています。
また持ち手がついているので、夜中に暗い場所でトイレに行く時にも持って出ることができます。
（ちなみに写真はニトリのもので、明るさを調節でき、優しい明るさでとてもおすすめです。）
快適な就寝で、車中泊を楽しもう！
快適な車中泊は大型のキャンピングカーがないとダメ、なんてことはありません。
普通車やバンを改造したものでも、工夫次第で快適に過ごすことができます。
広さに制限のある車中泊旅ですが、DIYや便利アイテムを取り入れながら快適な就寝スペース作り、楽しい車旅をしていきましょう。