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未開の地を突き進む!本場オーストラリアのオーバーランダースタイル
こんにちは、西オーストラリア パース在住のbemntyです。
日本ではキャンプのベストシーズンに入り、空前のキャンプブームですね。
アウトドアの本場オーストラリアでは、ルーフテントを4WDの車に積んで、目的地に行くまでの間にキャンプするというオーバーランダースタイルが定番です。
今回はそのオーストラリア式のオーバーランダーをご紹介します。
目的地は秘境
![キャノピー取り外し](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/02/24121524/3-9.jpg)
![キャノピー取り外し](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/02/24121524/3-9.jpg)
わが家のキャンピングカー、ハイラックスのアップライトには、荷台にキャノピーが積んであり、その上にルーフテントを積んでいます。
キャンプ自体は気軽な宿泊手段として楽しんでいますが、目的はキャンプをすることだけでなく、その土地の秘境に行ったり、マリンスポーツやトレッキングを楽しむ事。
その上で、広い広いオーストラリアのアウトバックの未舗装の赤土の道を突き進みながら、目的地までの道のりの途中で、キャンプをするのにはルーフテントは最適です。
セットアップの時間はかからないし、高い位置に寝るということで、夜間に夜行性の野生動物に怯えずに済むという事など、アウトバックのキャンプスポットで寝るだけのキャンプには理想のスタイルなのです。
秘境のキャンプスポットに出会えることも
![目的地へ移動中](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194630/1-6.jpg)
![目的地へ移動中](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194630/1-6.jpg)
目的地は決まっているけれど、その目的地までが遠くなりがちな広大なオーストラリア。
一度車旅に出掛けると1000、2000kmをドライブする事も稀ではありません。
目的地までは大体何日くらいで到着するということは分かっているものの、その時の天候や疲労度具合で、中間地のキャンプ地は変わってきますので、基本的には行き当たりばったりになります。
そんな中、秘境感あふれるキャンプスポットに遭遇することも、オーバーランダーの楽しみのひとつです。
陸の秘境キャンプスポット
![陸の秘境](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194633/2-4.jpg)
![陸の秘境](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194633/2-4.jpg)
カリジニ国立公園という、西オーストラリア州都パースから北に1500kmの場所にある秘境を訪れた際のこと。
コロナ禍でオーストラリアでは州内での国内旅行ブームとなっており、カリジニ国立公園内のキャンプ場はフルブッキング状態で、やむを得なく近辺のキャンプスポットを探していた時に見つけた場所です。
このような丘の上のプライベートキャンプスポットのような場所を見つけ、本来は臨時キャンプ場所でしたが、ここに数泊してみたくなった程でした。
![秘境キャンプスポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194636/3-5.jpg)
![秘境キャンプスポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194636/3-5.jpg)
周りには誰もいないと思いきや、適切な距離を持ちながらキャンプをされている方々もいて、プラベート感を楽しんでいます。
![キャンプスポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194639/4-3.jpg)
![キャンプスポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194639/4-3.jpg)
焚き火可能なキャンプスポットでしたので、夜間は焚き火をしながら、何も遮るものもない満点の星空を楽しみました。
お隣のキャンパーは視野ギリギリに入るくらいの距離でしたので、プラベート感満載だけど、孤独感を感じないという、ちょうど良い距離感且つ眺めの良い開放感がある素敵なキャンプスポットでした。
![公園](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194641/5-3.jpg)
![公園](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194641/5-3.jpg)
そして、実際の目的地であったカリジニ国立公園(Karijini National Park)は、20億年以上という、とてつもない年月をかけて出来た美しい渓谷や、神秘的な泉、滝などをを見る事ができる西オーストラリアの秘境です。
こんな公式の秘境に辿り着くまでに、オフロードの非公式な秘境キャンプスポットに立ち寄りながら向かうのです。
海辺の秘境キャンプスポット
![ハイラックスを展開](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194644/6-3.jpg)
![ハイラックスを展開](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194644/6-3.jpg)
こちらは数日掛けて山登りをした後に、休息を兼ねて滞在した海辺のキャンプスポットです。
わが家では車旅の際にはサーフボードなどのマリンスポーツ用具や、釣り具は欠かせないグッズとなっていますので、このような海辺のキャンプスポットで過ごすことも多いです。
![ルーフテントから見えるオーシャンビュー](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194647/7-3.jpg)
![ルーフテントから見えるオーシャンビュー](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194647/7-3.jpg)
ルーフテントからはオーシャンビュー。
高い位置にあることで、陸からとは違った景色が見れことができることも、ルーフテントの利点の一つです。
![青い綺麗な海](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194649/8-3.jpg)
![青い綺麗な海](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194649/8-3.jpg)
目の前のビーチはきめの細かい真っ白な砂浜が広がる、息を呑むような美しいビーチなのです。
![綺麗な車中泊スポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194652/9-3.jpg)
![綺麗な車中泊スポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194652/9-3.jpg)
このようにオフロードの狭いキャンプスポットですので、トレーラーキャラバンは入れないスポットで、主にキャンピングカーやキャンパーバンなどの車中泊スポットになります。
このような場所でもルーフテントは場所を選ばない重宝するキャンプスタイルとなります。
![SUPも楽しめるビーチ](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194655/10-2.jpg)
![SUPも楽しめるビーチ](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194655/10-2.jpg)
目の前のビーチはSUPを楽しむにはもってこいのビーチです。
ちなみに、こちらは南極海ですが、この先が南極大陸に続いてるかと思うと神秘的にも見えたりします。
人がいなすぎて怖いくらいですが、湾になっている海ですので、上手い人は対岸までSUPで行くそうです。
山登り続きで筋肉痛が酷かったので、こちらのキャンプスポットにのんびり数泊して疲れを癒やしました。
森の中の秘境キャンプスポット
![西オーストラリアの西南部キャンプスポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194657/11-2.jpg)
![西オーストラリアの西南部キャンプスポット](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194657/11-2.jpg)
西オーストラリアの西南部は、北部の荒れた赤土のアウトバックとは打って変わり、ユーカリの森が多く、森に囲まれたキャンプスポットも数多く存在します。
こちらは森の中のトレイルでトレッキングした際に、発見したキャンプスポットです。
![森林浴](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194659/12-1.jpg)
![森林浴](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194659/12-1.jpg)
四輪駆動車のみが通れる細い道にある、深い森の中のキャンプスポットですので、もちろんトレーラーキャラバンのような大型の車両は入れません。
4WDのアップライトトラックの上に、ルーフテントを積んでいるだけのわが家の車は、そんな場所でも問題なく入り込む事ができるのです。
![キャンプスポットでルーフテントを展開](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194702/13-1.jpg)
![キャンプスポットでルーフテントを展開](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194702/13-1.jpg)
鳥のさえずりと、川のせせらぎだけが聞こえる静かな深い森に囲まれたキャンプスポットでした。
このようなキャンプスポットには大抵、ボランティアの管理人さんがいます。管理人さんの多くは、アウトドア・キャンプ好きのリタイヤした年齢の方。
静か過ぎる森の中で過ごしているので、人恋しい事が多く、ゲストキャンパーが来るとキャンプカーのセッティングの話をしたり、周辺のキャンプスポット情報を教えてくれたりして、アウトドア好き同士の楽しい出会いがあったりするのも楽しみのひとつです。
オーバーランダーには最適なルーフテント
![夕陽をバッグにキャンプ](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194704/14-1.jpg)
![夕陽をバッグにキャンプ](https://newsimage2.drimo.jp/wp-content/uploads/2021/07/10194704/14-1.jpg)
ルーフテント愛用のオーストラリアでのオーバーランダースタイルをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
目的はキャンプだけではないけれど、目的地への途中過程でも多様に対応でき、場所を選ばないキャンプスタイルのルーフテント。
オーストラリアではアウトバックの未舗装の道も多く、そんな場所では四輪駆動の車に、セットアップも片付けも素早くて簡単なルーフテントを重宝します。
目的地に行く途中過程は、どうしてもキャンプ泊することになりますが、寝るだけのキャンプ泊でもセットアップも簡単です。
ルーフトップの高い位置に寝るという事で、夜行性の動物、特にオーストラリアではディンゴという、狼に似た肉食の野生動物がいますので、そんな野生動物から身を守るためにも、ルーフテントは気軽、そして安全にアウトバックでのキャンプ楽しめる手段のひとつと言えるでしょう。
このように長い車旅の行程中に、秘境感あふれるキャンプスポットに遭遇できるのも楽しみのひとつです。
コロナ禍で海外に行けない日が続いていますが、本場オーストラリアでのオーバーランダーのイメージが湧いていただけたなら嬉しいです。
シンプル、そして身軽にその土地を楽しむをモットーに、オーストラリアでのオーバーランダーを楽しんで行きたいと思います。
場所を選ばないマルチで使い勝手が良いルーフテントと、オーバーランダーは相性がぴったりです。
今後もアウトドアの本場オーストラリアから、ルーフテントキャンプ情報を皆さんにシェアしていきたいと思います!