キャンピングカーのトイレ用消臭液3ブランドを比較してみた!

消臭剤液 ギア・アイテム

キャンピングカーでトイレを使い始めてから、特に何も考えずに付属でついてきた消臭液をリピートで購入してきましたが、先日ふと他社ブランドの製品がどんなものなのか気になり、効果や使いやすさを調べてみることにしました。

今回の記事では基本的な消臭液の種類や各ブランド毎の特徴についてご紹介していきたいと思います。これからキャンピングカーの購入を考えている方や、今まで使っているものを見直す場合などにぜひ参考にしてください!

キャンピングカー内のトイレの必要性

キャンピングカー トイレ

一般的に車内にトイレがあるメリットとしては、「緊急事態でも安心」、「公衆トイレに並ばずにすむ」などが挙げられると思います。

私は写真家なので、星空や風景を撮影する時に場所を気にせず、いつでもトイレが使える環境は重宝しています。また、我が家では多くの犬を飼っているので朝起きて外にトイレに行こうと思うと犬たちから「私も一緒に連れていって」と大合唱になり大変です。トイレが車内になかった頃は、早朝から吠えられると周りの方に迷惑なので、我慢していました。

そして今年は台風の被害が多く、停電が長期化した地域もありました。我が家も数時間程度の停電がありましたが、所有しているキャンピングカーにはキッチンやトイレがあるため全く不自由しませんでした。そういった緊急の際のライフラインの確保といった点から観ても、キャンピングカーにトイレはあった方がいいと思っています。

介護用トイレ消臭液とケム系の違い

ホームセンターやドラッグストアで「介護用トイレ消臭液」という薬剤を見かけたことがあると思います。介護用はケム系と比べて半額以上も安くリーズナブルなので、「ケム系より良いのでは?」と思われた方も多いと思いますし、実際に利用されている方もいるのではないでしょうか。ではこの2つの消臭液の違いってどこにあるんでしょうか?

介護用トイレとケム系の消臭液の一番の違いは、ずばり”消臭効果時間”にあります。介護用トイレ消臭液はバイオの力でいやなニオイを分解し、洗浄成分で汚れの付着を抑えていますが、その効果が続く時間を調べると、だいたい24時間と記載されています。さらに放置するとニオイが逆に強くなる傾向があるそうです。

ケム系の場合は嫌なニオイを消臭するというよりも強い香りで消しているような、ケミカルな香りです。そして効果時間はだいたい4日程度と長めなので、車旅に向いた薬剤です。また不凍液が入っていることにより、冬場は凍りにくいのでオールシーズン使うことができます。

ダンプステーション(汚水排水口)があるキャンプ場やRVパークでは介護用の消臭液を使い、旅行など2泊以上する場合はケム系を使用するといった使い分けが良いかもしれません。

ただ、個人的にはケム系の方が分解する能力が高く感じます。走行中の振動により、ほとんどが液状化し、処理が楽になるので我が家はケム系を好んで利用しています。

ケム系消臭液はどんなトイレでも使えるの?

車内 トイレ

ケム系消臭液はカセットトイレやポータブルトイレに対応している消臭液です。中古のキャンピングカーなら最初からカセットトイレが付いている場合もありますが、マルチルームがあるタイプのキャンピングカーならオプションでつける事が可能です。我が家の場合はマルチルームを他の目的で使うこともあるので、あえて付けずにポータブルトイレにしています。

使い方や処理方法などについて、カセットトイレとポータブルトイレは同じですが、ポータブルトイレはカセットトイレと比べてタンクの容量が小さいです。カセットトイレによっては1泊程度で満杯になるので、それなら介護用の薬剤でも十分です。

実際のトイレと消臭液の使い方

我が家はポータブルトイレですが、カセットトイレとは使い方やシステムは一緒です。ただし、メーカーによっては、フラッシュや薬剤を入れる位置が変わります。

ポータブルトイレの場合は便座の下に汚水タンクが取り付けられています。カセットトイレは車内にビルトインされているので、タンクは外から直接出し入れできるので楽です。どちらも汚水タンクがいっぱいになったら、取り出して排水口へ捨てる、というシンプルなものです。

タンク
ポータブルトイレの便座部分です。右側に水と便座をきれいにするリンスを入れます。左側はフラッシュです。

手前はトイレをする時に開け閉めする口です。右側が汚水ホースです。薬剤はホース口かトイレの穴の部分に直接いれます。使用するタイミングとしては、ケム系消臭剤なら効果が4日ほど保つので、我が家では車旅に出発する前に入れることもありますが、人によっては必ずトイレを使用する前に消臭剤を入れるという方もいらっしゃるので個人差があると思います。

ケム系消臭剤の3社を調べてみた

消臭液

今回は「セットフォード社」「フィアマ社」「ドメティック」の3ブランドの比較です。どれも海外の独特な香りがするので、香りのタイプによって決めている方が多いと思いますが他にどんな違いがあるのかを比較しながらまとめてみました。

Thetford Corporation(セットフォード)社

主な商品名:アクアケム

本社はアメリカ合衆国のミシガン州にあります。創業50年以上でパイオニア。主にRV、ボート、キャンプ、トラック市場向けのモバイル衛生製品のメーカー。

Fiamma (フィアマ)社

主な商品名:ケムブルー

本社はイタリア共和国のカルダーノ・アル・カンポにあります。創業60年以上の世界を代表するパイオニア。主にRV車市場のアクセサリーやパーツなどを製造している。日本ではサイドオーニングで知られていることが多いです。

Dometic(ドメティック)社

主な商品名:パワーケア

ドメティック・グループの本社はスウェーデンにあり、当初は冷蔵庫メーカーでした。1968年にアメリカでRV車とプレジャーボート関連製品のサプライヤーとして設立。

外観を比較

容器

アクアケム・グリーン(右)

通常盤と濃縮されたのがあり、濃縮されているので容器が小さいです。一番小さいのでコンパクトに収納できます。

ケムブルー(真ん中)

容器が大きく、2Lと重いです。最初に薬剤を入れる時に重さで上手に入れられない場合があるかもしれません。フタのところでロックができるので安心。

パワーケア(左)

長細くスレンダータイプの容器です。収納するのには便利そうですが、移動中は自立がしにくいと思います。収納するかトイレ収納などの隙間に入れる場合は良いかもしれません。

成分の比較

【アクアケム・グリーン】

消臭液

海外サイトを含めカタログも調べましたが、残念ながら成分表を見つけることができせんでした。ニオイが強いだけに消臭という意味ではあります。分解能力もあるので、処理も楽です。
1回でおよそ4日間効果が持続します。

【ケムブルー】

消臭液

成分:塩化ベンザルコニウム、第四級アンモニウムカチオン、エチレングリコール、香料

塩化ベンザルコニウムは陽イオン界面活性剤の一種です。第四級アンモニウムカチオは殺菌力が強く,消毒薬、防腐剤として役割があります。エチレングリコールは不凍液として使われています。記載はないですが、汚物の分解は感じられます。1回でおよそ4〜5日間効果が持続します。

【パワーケア】

消臭液

成分:非イオン界面活性剤、「2-プロモ-2-ニトロプロパン-1」、「1,3-プロパンジオール」、香料

非イオン界面活性剤は界面活性剤です。「2-プロモ-2-ニトロプロパン-1」は毒性が低い殺菌剤と防腐剤の役割があります。「1,3-プロパンジオール」は不凍液として使われています。こちらもある程度の汚物の分解は感じられます。1回でおよそ4日間効果が持続します。

消臭の香りの違い

【アクアケム・グリーン】
3つの中で一番キツイ香りです。個人的に喉が焼ける様なケミカル臭がし、マルチルームから漏れるほど強い香りです。口コミでもこのニオイが苦手だという意見が多いですが消臭効果は抜群です。我が家の場合は慣れました。

【ケムブルー】
海外の芳香剤な香りではあるこのの、アクアケムに比べて自然な香料です。ただ。比較的に香りは強いと思います。人によっては気分を悪くするかもしれません。

【パワーケア】
日本にもありそうなブルーレットの様な香りで、個人差がありますが、それほど不快感はあません。ただ、消臭に対しては一番効果が少ない様にも感じます。

まとめ

海外の口コミを読むと、アクアケム・グリーン派とケムブルー派で別れています。効果についてはアクアケム・グリーンの意見が多いですが、ケムブルーを選ぶ理由には「地球に優しい」が圧倒的です。

パワーケアに関しては、海外では液体よりタブレット型が主流になっているようです。ドラム式洗濯機用のタブレット洗剤と同じ作りをしているので、ゴミも少なくエコだと評判が良いです。日本でも販売されるようになればまた検証したいと思います!