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中古でも理想のキャンピングカーに出会える!選び方や必要なもの、納入期間など経験者が全て教えます!

中古でも理想のキャンピングカーに出会える!選び方や必要なもの、納入期間など経験者が全て教えます!



はじめに


キャブコン 中古

皆様こんにちは、中古キャンピングカーで日本一周中の、むっちゃんです。

近年何かと注目されているキャンピングカーですが、その人気故に新車で購入すると2年待ち!なんて声を各所で耳にするようになりました。

購入を決めたはいいが、手元に来るのに何年もかかってしまうと気持ちが冷めてしまうかもしれませんよね・・・。

そこで今注目を集めているのが中古のキャンピングカーです。中古の方が価格もリーズナブルですし、新車に比べて納車までの期間が短いんです。

しかも最近の中古車は侮れなくて、購入店によっては特典が付くこともありますし、アフターメンテナンスだってしてくれるんです。

今回は、実際に中古キャンピングカー(キャブコン)を購入した経験を元に、購入前の準備や選び方、必要な物などを紹介したいと思います。

本当に必要な機能は?自分にあった1台を見付けよう


中古キャブコン内装

キャンピングカー購入の前に、まずは欲しい機能は何かを明確にしておきましょう。これは新車・中古車に関係なく言えることですが、自分に必要な機能を明確にしておくと、キャンピングカー選びにかかる時間を大幅に節約できますし、購入後に後悔するリスクも減らせます。

まず、8ナンバーキャンピングカーの代表的な条件は以下のようになっています。

(1)乗車定員の1/3以上が就寝可能であること
(2)10Lタンク以上の水道設備があること
(3)コンロなどの炊事設備(床面から1600mm以上の高さが必要)があること

(※最近は水道施設やコンロがないタイプのキャンピングカーや1ナンバー、4ナンバーキャンピングカーもあります)

これらに加え「せっかく乗用車ではなくキャンピングカーに乗るのだから車内である程度の調理や水道を使える仕様にしたい」や「調理はせずとも外遊びした足元を水道で洗い流せれば良い」など、自分のスタイルにあった機能をイメージします。

例えば、我が家では以下の条件をあげました。

・すぐに寝られるベッドがある
・トイレがある
・シャワーがある
・シンクがある
・冷蔵庫がある
・部屋(シェル)部分にTVがある
・冷暖房機能がある
・扉付き収納がたっぷりある
・電子レンジや電気ケトル(T-falなど)が使える
・掃除機やドライヤーも使える
・ベンチレーター(換気扇)がある
・玄関がある
・運転席から部屋(シェル)に移動できる

並べてみると結構条件が多いですね。この条件全てを揃えるキャンピングカーを見つけるのは大変そうです。そこでまず考えていただきたいのが、使用頻度!

我が家の場合、最も使用頻度が高いのはベッド、トイレ、シンク、冷蔵庫、レンジ・電気ケトル、運転席から部屋への移動でした。

逆に使用頻度が低いのはTV、収納、掃除機・ドライヤーです。季節によって冷暖房は全く使わない時期すらあります。今の生活を見直して、実際に自分は何を使って何を使わないのかということを一度よく考えてみましょう。

そうすることで、自分にとって「本当に必要な機能」「あったら便利・憧れる機能」が明確になってきます。車も家もオプションをつければ、いくらでも快適に豪華にできます。しかし予算との兼ね合いで本当に必要な機能だけに絞って、出費は抑えたいのが正直なところ。

故に下準備として大事になってくるのが、欲しい機能の洗い出し=こだわりを明確にして、自分にあった1台を設定することなのです。

理想のキャンピングカーに出会うまで


さぁ、理想のキャンピングカーが明確になったら自らの足を使って探しに行きましょう!

キャンピングカーイベントへ行く、中古車店を訪れ、何台、何十台もの車体を実際に見てお店の人と話し合う。少々面倒に聞こえますが、自分にあったキャンピングカーに出会うためには実際に沢山のキャンピングカーを見ることがとても大事になるんです。

私も多くのお店やイベントに足を運び、100台以上のキャンピングカーを見ました。正直に言って、ここが一番大変で、時間も体力も使いました。

でも高い買い物だし夢の買い物だからこそ妥協したくない!理想の一台と出会いたい!もう最後はこだわりの一台を見付ける執念で粘っていました。その粘り強さがあったからこそ、今の愛車と出会えたのだと思います。

実は私は今の愛車に出会う数秒前まで、バンコンを購入するつもりで車体見学をしていました。ですが、バッチリ理想にハマるものが見つからず、車選びは難航。そんな折、たまたまキャブコンの部屋(シェル)に乗らせて頂く機会がありました。

中に入った瞬間、私はここで生活しているイメージがフワーっと広がったのを覚えています。

それまで見てきた車体はどれも「ここにはあれを置いて、こうして…」と頑張ってイメージを膨らませないと生活している様子が想像できなかったのですが、そのキャブコンに足を踏み入れた瞬間「あ、ここで私たちが生活している」とイメージが湧いて来たのです。この直感が、愛車購入の決め手となりました。

キャンピングカー選びは大変なことも多いです。特に中古車だと、車体自体も少ないですし、出品されるタイミングに運よく出会えるかどうかということもあります。限られた中から理想の一台に出会う為には、こだわり抜く気持ちや体力が必要になってきます。

ですが、あんまり無理して頑張るとせっかくのキャンピングカー選びが苦痛になってしまうので、時間にも精神的にも余裕がある時にゆっくりと選んでみてください。その方が楽しめますし、私たちのように意外なところで素敵なキャンピングカーに出会えるかもしれませんよ。

購入に必要なものと納入に掛かる時間


購入に必要な物


キャンピングカー購入時は、契約書に署名・捺印したり、いくつかの手続きが必要になってきます。(遠方の場合は郵送で書類のやり取りができる店舗が多いので、相談してみて下さい。)

登録に必要な書類として購入者が用意しなくてはいけないのは、委任状・印鑑証明・車庫証明です。(車庫証明・印鑑証明は期限のある書類の為、追加オーダーや納車整備に時間のかかる車両の場合、取得のタイミングは店舗から教えて貰えます。)

基本的には書類は役所で発行するだけなので、あまり気負う必要はありません。私たちの場合、唯一準備に手間取ったのが車庫証明です。

車庫証明は購入店で代理手続きをしてくれる場合が多いのですが、我が家は出費を抑えるために自分たちで取得しました。車庫証明というのは、道路から駐車場までの道路幅・駐車場の入り口・実際に車を停める駐車位置の幅などを測り、その数値を提出するものです。

私たちは業務用のメジャーを持ち合わせていなかったので、紐を伸ばして定規を何回も往復させて測る…という、地味な作業をしました。しかも、間違いがない様に、数回これを繰り返します。途中で何回往復させたか分からなくなり何度もめげそうになりました。今となってはいい思い出ですが(笑)

しかしメジャーがあればこんな大変な思いをせずに簡単に車庫証明の用紙は記入できますので、あまり心配しないでくださいね。また、予算に余裕のある方は購入店に手続きをしてもらうことをおすすめします。

(「中古キャンピングカー購入の手続き」ROUTE6茨城店内田社長様監修)

他にも、印鑑証明の為に印鑑を作る所からスタートされる方は、予定よりも時間が掛かる可能性があります。私の友人にも実際にいますが、家や車の購入(大きい買い物)をキッカケに実印を作られる方もいらっしゃいます。この場合、少し良いハンコを作ったり珍しい苗字の方や特殊オーダーをすると作成までに更に時間がかかる場合があります。

何事も計画的に!決まったら早め早めに行動しましょう!

販売店が行ってくれる手続き・用意してくれる物


以下のものは販売店で手続きや用意をしてくれます。販売店やオーダーにより異なりますので、お店の方に事前に確認しましょう。

・契約時の注文書作成
・登録に必要な書類の用意
・車検・整備・機能チェック、追加装備の取り付け作業
・名義変更、希望ナンバーの登録

以下必要に応じで

・車庫証明
・保険加入

納入までの期間


あくまでも我が家の場合ですが、購入を決めて契約してから、実際に納車されるまで2カ月かかりました。というのも、我が家の場合は準備する物が多かったので、2カ月間店舗にて預かって頂いていたのです。

実際は通常3〜4週間で納車できます。こちらもお店や車種によって異なりますので、ひとつの目安として考えてみてください。

まとめ


キャブコン後ろ姿

いかがでしたか。

まずはぜひ色んなお店に足を運んでみてください。中古車を取り扱うお店だからこそ、幅広い車体の知識を持ち合わせていますし、分からないこと・不安なことに全て答えてくれます。

また、実際に足を踏み入れることで、ガチガチに固めたこだわりが一瞬で崩れることだってあります。それもまた出会い、ぜひ楽しんでください。

あなたにとって理想の一台と出会えますように。きっと素敵なキャンピングカーライフが待っていますよ。