コンセント

長く旅を続けるために!キャンピングカーの節電ポイント



充電式電池やモバイルバッテリーを活用

モバイル充電器

家電の世界はどんどん進化。充電性能の向上で、少し前には想像もつかなかったものがどんどん「ポータブル」になっています。

手のひらサイズなのに太陽光で発電できるソーラーチャージャーもありますね。

いざというときにはモバイルバッテリーが頼りになりますし、私もパソコンからスマートフォンへ、など電気を融通しあうことがよくあります。

ガジェットはインターネットカフェでまとめて充電。

充電のためだけに入館料を支払うのは少々もったいないですが、高速インターネット回線の利用、コインランドリーの利用、シャワーの利用など、複数の目的を達成できるなら利用価値大。

私は車が小さく、なるべく荷物を増やしたくないために使っていませんが、ポータブルバッテリーを活用するオーナーさんも多いですね。

価格とサイズ次第でいくらでも大容量のものが手に入り、買い替えも容易なので、むしろキャンピングカーに備えつけのサブバッテリーよりも使い勝手がいいかもしれません。

ハンディライトを併用

室内照明ハンディライト

車をすみずみまで照らしてくれる室内照明。

もともとの車内灯とは段違いの明るさで、キャンピングカーらしい装備です。

私の車の場合、日没から寝るまでの8時間、照明を点けっぱなしにしたときの電気の消費量は32Aほどとのこと。

実際にはフル点灯しなかったり早めに就寝したりもするので消費電力としては微々たるものかと思いますが、私は電池式ライトや充電式ランタンを併用しています。

IKEA製のミニライトはクリップ式で棚にも衣類にもつけられる優れもの。

100円ショップやECモールでもリーズナブルな商品があるのではないでしょうか。

一定時間が経つと自動で消灯するタイプなので、寝るときの常夜灯として使っています。

後述するように冷蔵庫も常時稼働していないため、夜間はインバーターを含めたすべての主電源をオフ(まったく電気を使っていない状態)にして就寝することができます。

待機電力対策としてもいいのではないでしょうか。

冷蔵庫は必要時だけオン

車内冷蔵庫

機種にもよるでしょうが、私の40L冷蔵庫を中程度の温度設定で24時間稼働させた場合、消費電気量はおよそ72Aと聞いています。

旅の初日はいいですが、外部充電なしで2日目、3日目となれば心許ないところです。

車内調理をしない私は肉や魚をストックしていることがなく、飲み物も常温でOKなので、冷蔵庫はほとんどオフ。

それならば冷蔵庫はいらないのでは?とも思えますが、実は収納庫としても優れもの。

おそらく冷蔵庫は、スイッチオフの状態でも車内でもっとも温度が安定している場所です。

ちょっと留守にしただけで高温になっている真昼の車内でも、キャンディーやチョコレートが溶けることもありません。

「帰ってきたら食べよう」と思っているパンなど、常温食品を保管する場所として重宝しています。

出発前に自宅電源につないで冷蔵庫を冷やしきってから出かける、クーラーボックスを活用する、というオーナーさんもいますね。

スーパーなどで食品を買うと、氷をもらえるケースもあります。晩酌のビールを冷やす、という目的だけならUSB式卓上クーラーなどユニーク家電もいいですね。

冷蔵庫はオンオフを頻繁に切り替えると結露が発生するので、その点だけ注意です。

バッテリーモニター選びは慎重に

バッテリーモニター

余談ですが、現在の車で「失敗したなぁ」と思っているポイントがひとつ。

バッテリーモニターを、数値で細かく見られるタイプにしなかったことです。

デフォルトの装備品だったので気づかなかったのですが、より高性能なものに変更するべきでした。

現在の電圧がざっくり○○Vくらい、という程度にしかわからないため、リアルタイムでの電圧の監視にはあまり向いていません。

ソーラーパネルのモニターはもう少し詳細ですが、普段は見えない場所にあります。

ほとんど電気を使わないスタイルの私でも、過去に電圧不足でFFヒーターが点火しない、という事態に陥ったことがあります。

燃焼時はわずか1Aで動く省エネ機器ですが、着火時には10Aほどのパワーが必要だそう。

過信は禁物です。

東日本大震災の教訓でもありますが、停電時にもっともつらいのが寒さ

防寒着や寝袋はもちろん、サバイバルシートなど、電気が使えなくても代用できるサブの暖房手段を用意しておくことを強くお勧めします。