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車中泊の選択肢が広がる!凝固剤タイプからタンクタイプまで、車で使えるポータブルトイレ10選
無料で清潔な公共トイレがどこにでもあるという環境から、あえてトイレを搭載しないユーザーも多い日本のキャンピングカー。
しかし、夜中に目が覚めて尿意を感じたとき、悪天候や寒さや心細さから、車外に出るのをためらった経験がきっとあるのではないでしょうか。
ポータブルトイレがあれば、カセットトイレを設置していない(できない)キャンピングカーや普通車に、後からトイレを設けることができます。
ポータブルトイレとは、上下水道に接続せず、持ち運びができるトイレの総称で、広義には介護用トイレなども含まれます。
ここでは防災やレジャー目的に限定し、「手で持ち運べ」「排泄物を処理でき」「封筒型などのハンディタイプを除いたもの」を取り上げます。
購入時の着目ポイントのほか、記事後半では定番モデルや売れ筋モデルをご紹介します。
ポータブルトイレの選び方
ポータブルトイレは「あくまで非常時の備えとして考え、平時は収納したいか」、それとも「日常的に使えるよう常設したいか」によって選び方が異なります。
前者の場合、汚物の処理は簡易的になりますが、小型・軽量・折りたたみ式のものがよいでしょう。
後者の場合、価格は高額になりますが、水洗や密閉の機能を備えた比較的大型の製品が存在します。
詳しく見ていきましょう。
手軽で安価な「凝固剤タイプ」

ポータブルトイレでは、汚物の処理の方法が大きく分けて3つあります。
1つ目は「凝固剤タイプ」で、特殊な加工をした防臭袋に汚物を入れ、凝固剤で固めるタイプです。
水も電気も必要ないためもっとも手軽で、トイレ本体も小型・軽量・安価です。
多くの製品が、折りたたんでコンパクトに携帯することができます。
床がないためイス型だと置けない、という車種に向け、シートの上に載せられる超薄型のものもあります。
ただし、凝固剤は価格によって性能差が大きく、また日数が経過すると匂いが出るおそれもあります。
短期間の旅行で、すぐに汚物を廃棄できる人におすすめです。
「たまにしか使わないので簡易的なものでよい」という人なら十分に目的を達成できるでしょう。
ブラックタンクがついた「タンクタイプ」

2つ目は「タンクタイプ」で、汚物を洗浄水とともに容器に貯留し、自宅トイレやダンプステーションで廃棄するタイプです。
キャンピングカーではトイレの汚水を溜めるタンクをブラックタンク、それ以外の生活排水を溜めるタンクをグレータンクと呼びます。
介護用ポータブルトイレと形状は似ていますが、揺れる車内ではバケツのような開放型の容器は適さないため、車両用・船舶用に設計されているものがおすすめです。
本体の折りたたみや分解はほとんどできず、ある程度のサイズになるため、設置スペースの確保がポイントです。
水を流す方法は電動ポンプと手動ポンプがあり、前者は電力が必要です。
薬液を混ぜるなど防臭・抗菌対策はありますが、なかにはタンク処理に抵抗を感じるという声もあります。
また、許可のない公共トイレでタンクの処理をするのはマナー違反です。
ダンプステーションのあるRVパークを拠点とするなど、ある程度、旅慣れた人におすすめです。
圧倒的に手間がかからない「ラップタイプ」
3つ目は「ラップタイプ」で、日本セイフティー社の「ラップポン」が知られます。
凝固剤を使うことは同じですが、熱圧着で汚物をラップする仕組みで、手で結ぶよりもしっかり密閉できます。
密閉後は自治体のゴミ収集に出すことができ、匂い漏れもほぼありません。
汚物がこぼれる、処理の際に手に触れる、といったおそれがほとんどないため、衛生面が気になる人には特におすすめです。
ただし本体が高価であること、熱圧着のための電源が必要なことは注意点です。
災害現場でも使われる頑強なタイプ、折りたたみできる簡易的なタイプなど、複数機種がシリーズ化されています。
体格のよい方は耐荷重にも注意

前述のとおり、汚物処理の仕組みや、本体の構造がシンプルであるほど、価格も安くなります。
また、本体サイズが小さいほど携帯性が高くなり、コンパクトに収納しておけます。
ただし、注意したいのが座面の高さと耐荷重。
一般的な洋式便座が40cm前後の高さであることに比べ、ポータブルトイレではしゃがみこむような姿勢を前提とするコンパクトな製品もあります。
体格のよい方は、耐荷重もチェック。
通常の使用なら100kg程度あれば十分ですが、頑丈な製品では150kg〜200kgまで対応のものもあります。
凝固剤は性能差が大きい
凝固剤は吸水量・凝固スピード・防臭性・凝固の均一性(むら)などに性能差があると言われます。
臨時的に使うのなら廉価品でも十分かもしれませんが、長期的に備蓄するなら実績あるメーカーの防災用品が安心です。
防災用に作られたものは、10年以上の長期保管を保証している製品もあります。
ポータブルトイレでは多くの場合、本体付属のものではない、他社の凝固剤を使用できます。
固まりやすさなど、複数のものを使い比べてみるのがおすすめです。
タイプ別のポータブルトイレ10選
凝固剤タイプ、タンクタイプ、ラップタイプの順に、市販のポータブルトイレをご紹介します。
※製品スペックはメーカー公式オンラインショップ、ブランドサイト、大手ECモールの商品ページなどから引用しています。
サイトによって記載が異なることがあるため、購入時はメーカー公式サイトを必ずご確認ください。
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展開時サイズ:(M)幅27.5×奥行32×高さ29cm (L)幅36.6×奥行40×高さ36cm
耐荷重:100kg
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展開時サイズ:(S)幅24×奥行30.5×高さ16cm (M)幅31.5×奥行36×高さ26cm
耐荷重:150kg
折りたたみ:可
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折りたたみ:—
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展開時サイズ:(S)幅24×奥行30.5×高さ16cm (M)幅32×奥行37.5×高さ26cm
耐荷重:150kg
折りたたみ:可
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耐荷重:200kg
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耐荷重:100kg
折りたたみ:可
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タイプ:タンク
展開時サイズ:幅38.8×奥行45×高さ44.8cm
耐荷重:—
折りたたみ:不可
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・洗浄水とともに汚水をタンクに溜める
・汚水タンク容量18.9L
タイプ:タンク
展開時サイズ:幅33.3×奥行38.7×高さ38.7cm
耐荷重:—
折りたたみ:不可
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タイプ:タンク
展開時サイズ:幅35×奥行40×高さ31cm(10L)
耐荷重:130kg
折りたたみ:不可
【圧倒的に処理が簡単】日本セイフティー ラップポンSH-1
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・「ラップポン」シリーズ内の手動ラップ式簡易トイレ
・熱圧着の仕組みはそのままに、本体を小さく折りたためる
・ACアダプターまたはバッテリー使用
タイプ:熱圧着
展開時サイズ:幅37.6×奥行51×高さ40cm
耐荷重:—
折りたたみ:可
| 製品名 | タイプ | 展開時サイズ | 耐荷重 | 折りたたみ |
| stoole 折りたたみ簡易トイレ | 処理袋&凝固剤 | (M)幅27.5×奥行32×高さ29cm (L)幅36.6×奥行40×高さ36cm | 100kg | 可 |
| stoole Step 簡易トイレ | 処理袋&凝固剤 | (S)幅24×奥行30.5×高さ16cm (M)幅31.5×奥行36×高さ26cm | 150kg | 可 |
| stoole くるまる | 処理袋&凝固剤 | 幅27.5×奥行31×高さ9cm | 200kg | — |
| PYKES PEAK ステップスツール型簡易トイレ | 処理袋&凝固剤 | (S)幅24×奥行30.5×高さ16cm (M)幅32×奥行37.5×高さ26cm | 150kg | 可 |
| MOARS 簡易トイレ | 処理袋&凝固剤 | 幅31×奥行38×高さ36cm | 200kg | 可 |
| DOD ベンザウラまもるくん | 処理袋&凝固剤 | 幅33×奥行28×高さ29cm | 100kg | 可 |
| Carmate ポルタポッティ エクセレンス | タンク | 幅38.8×奥行45×高さ44.8cm | — | 不可 |
| Dometic ポータブル水洗トイレ976L | タンク | 幅33.3×奥行38.7×高さ38.7cm | — | 不可 |
| Hilax ポータブル水洗トイレ | タンク | 幅35×奥行40×高さ31cm(10L) | 130kg | 不可 |
| 日本セイフティー ラップポンSH-1 | 熱圧着 | 幅37.6×奥行51×高さ40cm | — | 可 |
まとめ
報道では災害時の切迫したトイレ事情も目にしますが、ポータブルトイレは“緊急時の備え”としても活躍します。
被災して上下水道が使えなくなったときや、渋滞中にトイレを我慢できなくなったとき、大雨のなかでテント泊をしているときなど、普段は使わなくても「あってよかった!」という場面があるかもしれません。
近年、防災用品では「日常用」と「非常用」を分けないフェーズフリー設計が隆盛です。
たとえばポータブルトイレなら、インテリアに馴染むデザインにし、普段から踏み台やスツールとして日常使いすることを想定したアイテムが多くあります。
また、小さく折りたたんで家具のスキマや、車のトランクに入れておけるものもあります。
防災を兼ねて、目の届く場所に常備するのはいかがでしょうか。









