【冬といえば暖房!】FFヒーターって? 車内でより暖かく過ごすコツ!
寒くなってきました。
冬の車中泊でいちばんの課題は防寒対策ではないでしょうか。
就寝時にエンジンをかけっぱなしにしてエアコンを使うことはご法度なので、
エンジンを止めたまま使える暖房器具が欲しくなります。
そんなときにおすすめなのが「FFヒーター」。
どういうものなの? 効率よく使うには? どのくらい暖かいの?
そんな疑問に、FFヒーター付きのキャンピングカーを3台乗り継いできた私たちが答えたいと思います!
あらためてFFヒーターとは
ご存知の方もいるかと思いますが、あらためて紹介するとFFヒーターとは、エンジンを止めた状態でも使える暖房器具のこと。
家庭で使われているFF式ファンヒーターと同じような構造と思ってください。
外部の空気を吸って燃焼し、燃焼後排気ガスを外部に排出する方式で、室内の空気が汚れないため、夜間につけっぱなしでも安心して使えます。
さらに、電気ではなく軽油やガソリン、プロパンガスを使うため、電力消費量が少ないというメリットがあります。
また、使用状況にもよりますが、燃料の消費量は8時間使用してもわずか約1〜2リットル程と言われており、燃料切れの心配がほぼないというのもおすすめできる理由のひとつと言えるでしょう。
FFヒーターで車内を快適に過ごすための日頃から必要なメンテナンス
上記のようにいろいろな特長のあるFFヒーターですが、いちばんのメリットは「すごく暖かいこと」。暖房器具なので、なんといっても外せないポイントですよね。
ただ注意点として、定期的なメンテナンスが必要です。
具体的には、1ヶ月間隔の燃焼運転(メンテナンス運転)が推奨されています(特に軽油やガソリンなど液体燃料を使用するタイプの場合)。
理由は、長く使わないで放っておくと、FFヒーターへの供給用の燃料ポンプまでの配管の中で燃料の劣化などにより故障する可能性があるため、定期的に配管やポンプ内の燃料を新しくしたほうがよいからです。
私たちも故障を未然に防止するために、長期間放置することがないようにしています。
↑こちらがFFヒーターの燃料ポンプと配管です。写真左下の透明なチューブ部分に燃料が封入された状態です。
少し色が付いていますが軽油自体が若干褐色なので、劣化した状態ではないです。
具体的なメンテナンス運転の仕方
燃焼運転(メンテナンス運転)の際は、温度を最高に設定して運転することで、燃焼部分へのすすの付着を防止することができます。
私たちが実施する際は、1〜5段の温度設定の最高温度=5で運転。
このメンテナンス運転を定期的に行うことで、FFヒーターのトラブルの全くない快適な冬を過ごせています。
目安として1回につき15分以上の運転を行っています。(時間は機種によっても違いますので、メーカーの取扱説明書を確認ください)