ペット連れの車旅にはマストアイテム!?クラウド型室温データロガー「おんどとり」をレビュー
近年ペット可の宿泊施設は増えてきてはいますが、まだまだその数は少なくペット同伴だと旅行先は限られてしまいます。また、宿泊が可能な場合も周辺にある飲食店やショッピングモールなどペットの立ち入りが禁止されている場所も多いです。
そういった背景もあり、周りに気を使わずにペットと旅行するためにキャンピングカーを購入されたという方も多いのではないでしょうか?
しかし、キャンピングカーで旅行していても、車内でペットにちょっとお留守番をして欲しいタイミングって結構ありますよね。
今回はペットとの車旅をさらに快適にしてくれる「クラウド型温度データロガー」を私が実際に使用している”おんどとり”のレビューと合わせてご紹介していきたいと思います。
車内やコテージなど、大事なペットにお留守番をしてもらう必要がある場合の対策案として参考にしてください。
目次
クラウド型温度データロガーとは?
温度データロガーは元々は産業分野や医療分野で温度や湿度の環境データを記録するのに使用されるものでしたが、これを最近話題のIoT(モノのインターネット化)と結びつけ、いつでも簡単にスマホやタブレットで温度や湿度を確認できるようにしたのが、クラウド型温度データロガーです。
このクラウド型温度データロガーを車に設置すれば、車内の温度をリアルタイムで確認することができ、何か異常があればいち早く車に戻ることができるので、安心してペットにお留守番してもらうことが可能です。
私が使用している温度データロガー「おんどとり」
ペットと一緒に旅行をする機会が多い私は、クラウド型温度データロガーの存在を知ったときにすぐに「これは買いだ!」と購入しようとしたのですが、いろんなメーカーから販売されていることもあり、どれが良いのかよく分かりませんでした。いくつかの失敗の後、ようやくたどり着いたのがTandD社の「おんどとり」です。
“おんどとり”は24時間、温度監視が可能です。設定した温度の上下値を超えた温度になっていないかどうかをクラウド経由で監視ができます。
アラート通知機能があるため、異常を検知した場合には、メールやスマートフォンに通知を送ることもできます。Apple Watchなどのウェアラブル製品があれば、シャワーに入りながらでもアラート通知に対応できます。
このアンテナのような部分は室温センサーです。ボタンも少なく、本体自体はシンプルで操作しやすいです。
電池は単三型の乾電池を使います。電池が突然切れても単三型ならどこでも購入できるので安心です。
こちらは実際に届いたアラーム通知のメールです。我が家の場合は、車内が28℃以上まで上がった場合にアラートメールで知らせるように設定していました。以前は30℃で設定にしていましたが、予備時間が必要と考え変更。あとは念のため、電池式の扇風機も回すようにしています。
エアコンの温度設定など試行錯誤していた初期の頃は、通信エラーも含めた通知が届く事が多かったです。今は管理も慣れてきて、温度は1年中23〜26度に保つ事が出来ています。
「おんどとり」のメリット
衝撃に強く頑丈
他社の室内用は作りがしっかりしておらず、走行中の衝撃ですぐに故障してしまいました。「おんどとり」では何度も車内で落としてしまっても、頑丈なので問題なく1年間使い続けられています。旅先で故障のリスクを考えると「おんどとり」は安心だと思います。
無償クラウドサービス「おんどとり Web Storage」付き
専用クラウドサービスである「おんどとり Web Storage」では転送されたデータを、いつでも、どこでも監視する事やダウンロードする事できます。スマートフォンのアプリや、PC専用ソフトウエアもあるので、どんな端末にも対応しているのも頼もしいです。
測定項目が温度だけじゃない
おんどとりはネットワーク接続環境(有線、無線、Bluetooth等)に合わせて種類も選べます。
測定項目が違うシリーズには、温度や湿度の他に「照度紫外線強度」や「Co2」の測定をする機能のもあります。
例えば、ソーラーパネルには照度紫外線強度の機能、発電機を使用する時にCo2の測定の機能を利用することも可能です。ペットの温度などの監視以外でも、いろいろ使い方があります。
実は電池持ちが良い
電池の持ちが悪いという口コミもありますが、モバイルルーターに常に接続しなければ悪くないです。必要になった時だけクラウドと接続すると節約できるようで半年は持ちました。しかし、予備電池はストックしておいた方がいいかもしれません。
「おんどとり」のデメリットは?
価格が高い
やはり高機能ではあるものの、シリーズによっては2〜4万円と高額です。他のクラウド機能があるモバイル温度計も似たような値段なので相場といえば相場ですが……。一応室内用には数千円のもありますが、実際にキャンピングカーで使用すると、衝撃に弱くすぐに壊れてしまいました。
アプリにバグが多く、操作がわかりにくい
OSやAndroid用のアプリやパソコン用にはソフトもありますが、やはりバグも多く報告されています。どんな端末でも対応していますが、専門的なので最初は操作に慣れが必要です。
我が家の携帯型モバイルルーターの事情
クラウド対応の温度計などは無線でインターネット環境が必要になりますので、モバイルルーターについてもご紹介いたします。
我が家が契約している携帯電話キャリアでは、キャンプ場や高原などに電波が届かないことが多かったので、モバイルルーター会社を同じキャリアではなくdocomoの電波と同じである楽天モバイルにしました。docomoは山岳災害用の電波で使われていることもあり、人里離れた山奥のキャンプ場などでも電波が届く場合が多いです。
docomoではなく楽天モバイルにした理由は、楽天モバイルは利用量に合わせたプランを選べ、いつでも変更も可能だからです。月額525円からのプランから選べ、違約金が無いので手軽に利用できます。元々docomoと契約している方はプランや利用量によってはdocomoの方がお得の場合があるみたいですのでキャリアへご相談ください。
まとめ
今ではクラウド経由で音センサー通知するものや、赤外線撮影や動態検知機能が備えた防犯カメラで静止画などで確認できる製品もあります。シニア犬や子犬などいる場合はそろえておきたい設備ですよね。愛犬と一緒に快適な車旅のヒントになれば幸いです。