【MYSミスティック】Mini POP Bee(ミニポップビー)
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MYSミスティック 「Mini POP Bee(ミニポップビー)」
MYSミスティックには2人乗り軽キャンパーの「Mini POP(ミニポップ)」があるが、今回紹介する「Mini POP Bee(ミニポップビー)」はポップな見た目が特徴の4人乗り軽キャンだ。見た目の可愛さはもちろん、安全面も重視、運転もしやすく車内は広く快適になっている。
リアキャンパーは国内自社製作で細かいところまで同社のこだわりを見ることができる。前後とも上がるポップアップルーフや、車外についているサイドテーブルなど他には無い個性がたくさん詰まっていて、満足度の高いキャンピングカーだ。
Mini POP Bee(ミニポップビー)
ビルダー:MYSミスティック
タイプ:軽キャン
ベース車両:ホンダアクティ、スズキキャリー、ダイハツハイゼット
価格:¥3,064,600〜
乗車人数:4名
就寝人数:4名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,980mm
外観
アメリカンポップな見た目がキャンプ女子に人気
「Mini POP Bee(ミニポップビー)」はその見た目の可愛さゆえに女子の間でも人気を集めている。色使いや形がアメリカンポップな雰囲気になっており、キャンプやアウトドアにぴったり、インスタ映え抜群なのだ。
カラーやベースなど自分で選べる要素が多いのも人気の秘密だ。ベース車輌はホンダアクティ、スズキキャリー、ダイハツハイゼットの3種類から選べる。各メーカーによりそれぞれ特色があるので、好みのベース車を店員と相談して決めよう。3車ともに乗車したとき足元が広く、窮屈にならないような形状になっている。
オプションでつけられるホイールカバーも特徴的でおしゃれ。他のキャンピングカーと差別化できそうだ。
リア部分には可愛らしいロゴもついていて、使えば使うほど更に愛着が湧いてくる。
日本で唯一!前後同じ高さのポップアップルーフ
ポップアップルーフは前後のどちらか片側だけ上がるのが普通だ。だが「Mini POP Bee(ミニポップビー)」は前後同じ高さでルーフがポップアップするので、解放感が普通のポップアップルーフ付き軽キャンパーに比べてかなり高い。ポップアップ時の室内高は1,820mmになる。
この前後ともルーフ全体が立ち上がるポップアップルーフは日本においてはMYSミスティック社のみ。ポップアップルーフには2ヶ所にダンパーが付いているため、ダンパーのアシストでポップアップ操作が楽に出来る。
入り口が後ろにあるのは安全のため!?
「Mini POP Bee(ミニポップビー)」は出入り口がリア部分にある。これはかなり珍しいのではないか。なぜその様になっているのかというと、軽トラックの荷台をそのまま残してシェルを固定しているからだ。
軽キャンによくある、キャビンをFRP樹脂(硬質ポリエステル)で形成するのではなく、アルミ板金している軽トラの荷台を残し、周囲を囲むアオリやバンパーもそのまま使う。そうすることにより、万一の事故でもボディが破損することなく、車両本来の強度が保たれる。
衝突などの事故の際の安全性が高くなるというわけだ。MYSミスティック社は安全面にも力を入れているので安心してキャンピングカー生活を送ることができる。
扉には開けた時に固定するフックがついているので、強風の時に扉が急に閉まることがない。また、カーテンが付いているのでプライバシーが守られ、網戸もついているので換気もしやすいだろう。ステップは折りたたみ式のものがついている。
サイドテーブルとオーニング
なんと車体の両側のアオリを倒すことでサイドテーブルに早変わりする!ドリンクホルダー付きで、使い勝手が良さそうだ。
サイドオーニングもついていて、こちらは脚を地面に固定することはもちろん、車体に固定することもできる。サイドに大きめの窓もありまるでおしゃれなフードカーみたいだ。キャンプやBBQでかなり活躍するだろうし、これが付いているだけで盛り上がりそうだ。この様なところがキャンプなどの写真映えをよくするのだろう。
内観
ダイネット
車内はポップアップルーフのおかげでかなり広々とした印象だ。全体的に落ち着いた雰囲気で、ウッディ調に仕上げられたレトロなインテリアが可愛い。大きめのルーパーウインドウは断熱効果も高く、外からの光もたっぷりと取り入れてくれる。もちろん網戸とカーテンもしっかり付いているぞ。
写真は横乗りシートだが、前向きバージョンもある。シートベルトは二人分の装備だ。
キッチン
ギャレーは少し小さめで、シンクと可動式の蛇口だけとかなりシンプルだ。しかしサイドに折りたたみ式のテーブルがついていて、カセットコンロなどを置ける様になっている。下にはコンセントや収納がつけられている。手の込んだ料理は作れないが、簡単な料理しか作らないなら必要最低限でちょうど良いかもしれない。
ベッド
ダイネットをベッド展開すれば、1,820mm×1,380mmほどの大きさになり、大人一人と子ども一人が寝ることができる。
ポップアップルーフを上げれば1,940mm×1,380mmと、ダブルベッドサイズのバンクベッドになり、こちらは大人二人が就寝可能。
ポップアップルーフはかなりしっかりとしている。内側前後に板があり、ポップアップ時にこの板が前後の支えになり強度を出している。これなら雨の日や風の強い時でも問題なさそうだ。
ビニール窓もついていて外の景色を眺めることもできるし、換気もできるので夏も蒸し暑くならない。
収納
収納は軽キャンにしては多く座席下が全て収納になっている。ここには日用品からキャンプ用品まで入れることができそうだ。ただ、座席下が収納になっているというのは人によっては不便かもしれない。いちいち座席をあげなくては荷物が取れないからだ。
その為、座席下には頻繁に使わないものや、サブバッテリーやコンバーターなどの装備を収納するのが良いかもしれない。ちなみにサブバッテリーは標準で1個付いている。他にはシンクの下も収納になっている。
まとめ
可愛いらしい見た目に安全性の高いボディ、前後ともに上がるポップアップルーフや車外のサイドテーブルなど、魅力満載のこのキャンピングカーに興味が湧いたのではないだろうか?
この車はカスタマイズ性も高いので、自分ぴったりの仕様に手を加えてみることもできる。元の個性と相まって長く使えるお気に入りの愛車になるだろう。