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【実体験】19カ月の連続車中泊で発見!安くて簡単な寒さ対策7選
夜の冷え込みが増すこれからの季節、車中泊には「寒さ対策」が必須です。
私は19カ月連続で車中泊生活をして、その間に冬を2度経験しました。
試行錯誤の末、特別な装備がなくても「安くて簡単にあたたかく過ごす方法」のコツを見つけています。
今回はその中から、誰でもすぐ実践できる防寒ノウハウを7つ紹介します。
寝具のひと工夫から、コンビニで手に入るアイテムまで、手軽なものばかり。
晩秋から冬にかけての車中泊でも暖かく快適に過ごせます。
装備より工夫で暖かく

私は、つい先日まで19カ月連続で車中泊生活を続け、二冬を車中泊で過ごしました。
主な活動地域は能登。
最低気温はおおむね−5℃程度、吹雪の頻度は多くない一方で積雪は多く、時に「身動きが取りにくい」状況が発生します。
私の寒さ対策は、なるべくお金をかけない事。
高価な暖房器具を積むのではなく、限られた車内スペースと予算の中でできる工夫で乗り越えてきました。
ここでは、その実体験から得た「安くて簡単で効果が高い」防寒ノウハウとコツを紹介します。
どこにでもある日用品・衣料品を活用

合羽やウインドブレーカー、タオルなど、手に入りやすい日用品だけでもうまく使えば暖かさが増します。
特別な物でなくても良いです。
タオル類は100円ショップのもので十分なので、少し多めに常備しています。
雨じゃなくても雨合羽

自衛隊の寒さ対策でも知られていますが、私もこの方法を使います。
サウナスーツも同じ理屈。
体のまわりの空気の出入りを抑えて層を作ることで、魔法瓶のように保温力が上がります。
すぐに暑くなり、汗をかきやすいので注意が必要です。
100円ショップやコンビニでも買えるので、緊急時にも対応できます。
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ウインドブレーカーは必須アイテム

私の防寒装備にセーターは入りません。
理由は、風を通しやすく保温効果が薄いから。
その点、ウインドブレーカーは風を遮って体のまわりに温かい空気の層を作れるので、保温効果が抜群です。
冬の外作業でもコートより出番が多いほど重宝しています。
就寝時もウインドブレーカーを着用します。
ちなみに写真の一着は、しまむらで購入したLOGOSコラボ。
デザインが好みで、価格も手頃でした。
一着持っておくと、冬の車中泊がぐっと楽になります。
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首にタオルを巻く

就寝時は、首元にタオルをひと巻き。
首筋から入り込む冷気を遮れて、温かく眠れます。
前述のウインドブレーカーと組み合わせて寝ていますが、寒さで目覚めることがなくなりました。
呼吸の妨げにならない程度にゆるく巻くのがおすすめです。
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子ども用の毛布またはひざ掛け
お子さん用で使わなくなった赤ちゃん用の毛布やひざ掛けは、車内に予備毛布として常備しておくと心強いです。
車中泊をしない人でも、防寒用の予備毛布として役立ちます。
私も大雪で高速道路に足止めされかけたときに痛感しましたが、いざというときの保温はもちろん、雪でスタックしたときにタイヤの下に毛布を敷き、脱出する方法にも使えます。
暖房代わりに車内で鍋料理

私は暖房器具を積まず、調理の熱で車内を温めることがあります。
カセットコンロで鍋を作れば身体も車内もぽかぽか。
一品で完結しやすい、すき焼きや湯豆腐、しゃぶしゃぶなどが多いですが、なるべく体の温まる食材を入れています。
ただし、車内調理にはリスクもあるので、注意が必要です。
・車内に結露が発生して、放っておくとカビが大発生!晴れた日にはドア全開で換気や掃除を頻繁に行っています。
・一酸化炭素中毒の危険があるので、警報器を設置したり、こまめに換気をしましょう。
・調理中に火が燃え移らないよう、燃えそうなものは遠ざけましょう。
・吹きこぼれややけど防止に、火加減に注意しましょう。
車内で就寝時のちょっとしたコツ
冷えは寝つきを悪くし、体調不良の原因にも。
ここでは、寝る時のコツを紹介します。
寝袋+布団の組み合わせ

車中泊だと寝袋派が多いのかなと思いますが、寝袋だけだと寒さを防ぎ切れないことがあります(耐寒性能どおりに感じないことも)。
そこで布団をプラス。
体のまわりにできた暖気を逃さず、冷気も入りづらくなるため、驚くほど温かくなります。
私の場合、普段は布団を使い、寒さが強い場合に寝袋を追加します。
気候に合わせて、予備の布団(布団を常備している方は寝袋)を積んでおくと安心です。
頭まで布団をかぶる

私は、車内が冷えると頭痛が出やすいので、就寝時は頭まで布団をかぶるか、バスタオルで頭を覆っています。
この方法はあまり車中泊の方法として見たことがありませんが、私には冬の安眠を守る必須ノウハウ!
ぜひ一度試してみてください。
まとめ
ここ数年、突発的な大雪で高速道路や主要道路が立ち往生し、意図せず車中泊になるケースも増えています。
私が車中泊の備えを始めたきっかけも、この大雪でした。
本稿で紹介した方法は、新しく器具を購入する必要もなく、家にあるものや余っているもので実践できるノウハウです。
さらに、100円ショップなら安価に揃えられ、コンビニでも24時間購入可能。
寒さ対策に困ったときは、この記事を思い出して、ぜひ試してみてくださいね。


