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厳選装備で車中泊に特化!岡モータース「ミニチュアクルーズ」の妹分「ミニチュアボックス」

岡モータース「ミニチュアクルーズ」の妹分「ミニチュアボックス」

軽キャンパーの代名詞的シリーズ「Miniature Cruise(ミニチュアクルーズ)」を生み出した香川県の株式会社岡モータース。

車内に和室を表現した個性派モデル「遍路」を知る人も多いでしょう。

たくさんの機能を詰め込みながらも整然とした美しさのあるインテリアは、どこのイベント会場でも目を引く同社の個性です。

そんなミニチュアクルーズの姉妹モデルとして、昨年登場したのが「Miniature Box(ミニチュアボックス)」です。

水道や電子レンジなど、人によって必要度が異なる設備は大胆にカット。

その一方で近年の車中泊には欠かせないアイテムになりつつある12Vクーラーをオプションで用意するなど、快適な就寝に特化したモデルです。

ソロ旅もしくは夫婦などのデュオ旅にぴったりの、シンプルでミニマムな軽キャンパーとなっています。

エブリイバン・ベース「ミニチュアボックス」


ミニチュアボックス外装

ベース車両はスズキ・エブリイバンやダイハツ・アトレーがありますが、今回はエブリイバンのバージョンをご紹介します。

エブリイらしくボディは複数のグレード、純正カラーから好みのものを選べます。

ミニチュアボックス外装

リーズナブルなPAからターボ搭載のJOINターボまで、駆動方式やトランスミッションを見比べながら選ぶとよいでしょう。

予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」も標準装備され、安全運転を助けます。

Miniature Box(ミニチュアボックス)
ビルダー:株式会社岡モータース
タイプ:軽キャンパー
ベース車両:スズキ・エブリイバン ハイルーフ
乗車定員:4名
就寝定員:2名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,895mm
ナンバー:4ナンバー
参考価格:税込2,048,200円~(JOIN 2WD CVT)
詳細はこちら岡モータース



アクセントカラーが目を引くおしゃれなインテリア




インテリアを印象づけるのは、家具側面からのぞくアクセントカラー。

爽やかな「グリーン」のほか、「ブルー」「ブラウン」「桜ピンク」の4色から選べます。

明るく軽やかなのに子どもっぽくなりすぎず、洗練された家具デザインはミニチュアクルーズからしっかり継承。

シャンパンオークの木目は上質感がありますが、芯材と高硬度メラミン表面素材を組み合わせる工法で、軽量に仕上がっているそう。

乗車定員はセパレート(JOIN系)の後部純正シートを利用して4人乗りとなります。

目的地に到着したら純正シートを格納し、ベッドマットを敷くことで車両後方がリビング兼ベッドルームになります。

軽量設計のベッドマットは細かく6分割されているので扱いやすく、未使用時は最後方に重ねておけます。

バリエーション豊富な着席スタイル


ベッドマットを使ったシートアレンジには、軽キャンパーとは思えないほどのバリエーションがあります。

ミニチュアボックス車内

全面に敷き詰めればお座敷スタイル、前列と後列に分ければ対座ダイネット、片側に寄せるように敷けばL字ダイネットになります。



お座敷スタイルはそのまま、大人2名が就寝できるフロアベッドを兼ねています。

クランクポールで好きな位置に固定できる「マルチウェイテーブル」は必見。

キャンピングカーのテーブルは、ポールで床面に固定するタイプや、壁のスライドレールに引っかけるタイプがありますが、どちらも自由に動かせるわけではありません。

可動式のアームにより、物をのせたままでも位置や向きを変えられるマルチウェイテーブルは革新的です。

中央でダイニングテーブルとしたり、窓際でパソコンデスクとしたり。

真下にポールが伸びないので足元で邪魔にならず、またお座敷スタイルのときにも空間を広く使えます。



さらに右キャビネットには、跳ね上げ式のカウンターを装備。

高耐荷重設計により、単なる小物置きではなく、しっかり作業できるスペースになっています。

スペースを最大限に活用した収納


スペースの限られた車内では、なるべく日用品を平面に置かず“浮かせる”ことが収納のポイントですが、天井近くに設置された「マルチルーフバー」に注目。

ミニチュアボックス車内

インテリア小物を吊り下げたり、LEDランタンを引っかけたり、自由にアレンジできるスペースになっています。

クリップ式のファンやライトを配置してもよさそうです。



また、スペースを上手く使った左キャビネットは、スリムなブックラックになっています。

キャビネット天面も就寝時のちょっとした小物置きとして使えそうです。

左ベッド下は大きめの収納庫になっており、マルチウェイテーブル天板も収納できます。

ミニチュアクルーズのようなオーバーヘッド収納はありませんが、そのぶん車内が広く感じられるのが特徴です。

12Vクーラーのオプション


厳選装備のミニチュアボックスですが、主要なオプションに位置づけられているのが「クーラーパッケージ」。

12Vクーラー本体に加え、外部100V入力口と、100V→12V変換システムがセットになります。

キャンプ場などの100V外部電源で12Vクーラーを使えるようになる仕組みです。

室外機は床下のスペアタイヤスペースに収納されます。



クーラーパッケージを選択することで、壁面パネルを含んだ家具も追加されるので、室内の雰囲気がグレードアップします。

跳ね上げ式カウンターを開けた、右キャビネット内部にはオプションでポータブルバッテリーを設置できます。

外部電源のオプションをつければ、室内のコンセントで家電を使用したり、ポータブルバッテリーを充電したりできるようになります。

ほかにオプションでウィンドウ換気扇やプライバシーシェードも用意されています。

まとめ


旅のスタイルは十人十色。

便利な家電を使いこなし、調理から晩酌まで車中で済ませたい人もいれば、快適に寝られることを何より重視する人もいます。

厳選装備のミニチュアボックスは、万人向けの画一的なプリセットは不要というユーザーにぴったり。

先行するミニチュアクルーズの上質感はそのままに、自分好みに車内をカスタマイズできる自由度が好評を得て、後にアトレー版も製作されました。

マルチウェイテーブルを使ったダイネットのバリエーションも必見です。

自分に必要なものがしっかりわかっている、そんなユーザーに乗ってほしい、こだわりの軽キャンパーです。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。