夫婦でキャンピングカー旅! 車中泊に最低限必要なおすすめの調理器具や食器

キャンピングカー旅で使用しているおすすめの調理機器
私たちはキャンピングカーでヨーロッパを周遊中の夫婦です。
最近、車中泊が大ブーム!
週末の短期旅から日本一周の長期旅まで、様々なスタイルで楽しまれています。
私たち夫婦はキャンピングカーで暮らしながらヨーロッパを周遊し、ほぼ毎日自炊生活で250泊以上旅をしてきました。
キャンピングカーと一般の家のキッチンはサイズも仕様も違う分、なるべくミニマリストを意識して、必要最低限の調理機器でやりくりしなくてはなりません。
車内で使う調理器具は、重さや素材、大きさなどを意識する必要があり、普段家庭で使用する調理器具とは少し変わってきます。
今回は長期で車中泊している私達が実際に使っている調理器具や、おすすめしたいアイテムを紹介します。
車中泊でヨーロッパ周遊中夫婦の紹介

私達夫婦はイタリアで中古のキャンピングカーを購入し、現在ヨーロッパを周遊中です。2023年1月に旅を開始。
あまりルートや時間に縛られずイタリア、サンマリノ、スロベニアの3カ国を約8ヶ月間ゆったりと旅してきました。
日本で住んでいた家も荷物も全て手放し、狭いキャンピングカーではなるべくミニマリストを意識し、必要最低限の荷物でやりくりしています。
ずっとキャンピングカーで暮らしているのでなるべく毎日自炊をし、食費を節約することで生活費を抑えるように心掛け、旅を続けています。
次のページ▷▷▷【キャンピングカーのキッチン装備は?どんな調理器具がおすすめ?】
キャンピングカーのキッチンってどうなっているの?

キャンピングカーのキッチンは一般の家とは違う部分がいくつかあります。
まずはスペースです。車内なのでどうしてもキッチンスペースはコンパクトなものになってしまいます。
ヨーロッパのキャンピングカーは日本のものと比べると少し大きめですが、それでも一般の家と比べると狭いです。
収納スペースも限られているので、「これさえあれば調理に困らない!」という調理器具だけを揃えて、無駄な道具は持ち運ばないようにしています。
しかし仕様は普通の家とあまり変わらず、ガスコンロとシンクがあります。
水は100Lのタンクに溜められるので、節水しながら調理と洗い物をするようにしています。
キャンピングカーは「移動する家」なので、調理をする際は少し工夫が必要です。
参照記事▷ キャンピングカーでヨーロッパ一周中夫婦が教える!気になる車中泊の水事情と実践している節水方法
車中泊での調理器具を選ぶ基準
車中泊は一般の家と違う点がいくつかあるので、調理器具を選ぶ際に気をつけなくてはいけないポイントがあります。
⚫︎狭い車内ではスペースがあまりないので、大きくかさばる調理器具は不向き
⚫︎移動中の振動がある為、ガラスなどの割れやすい食器や調理器具はNG
⚫︎ヨーロッパのキャンピングカーは3,500kgまでの重量規制があるので、重い調理器具を乗せすぎるとオーバーしてしまう
⚫︎水は無限ではなくタンクに入っている分だけなので、なるべく節水できる調理器具を選ぶ
など、上記を踏まえた上で調理器具や食器はプラスチック、アクリル、バンブー製、シリコン製などの割れにくい素材の物がおすすめです。
また大きくかさばるバケツや水切りラックなどはコンパクトに収納できる折りたたみ式が便利。
おすすめ調理器具8選の紹介!
取っ手の取れるフライパン・鍋(ティファール)

フライパンや鍋は取っ手が取れるタイプが便利。
重ねるとコンパクトになるので、スペースの少ない車内でも収納に困りません。
フライパン、深型フライパン、大サイズの鍋と小サイズの鍋。
この4つさえあれば車内でもたいていのものは作れます。
鍋と同じサイズのプラスチックのふた(シールリッド)も付いているので、料理が余ったらふたをしてそのまま冷蔵庫へ保存も可能!
保存用のタッパーや大きな容器はさらに場所を取るので、これさえあれば料理にも保存にも使えて一石二鳥です。
取っ手の取れるタイプは様々なメーカーが出していますが、ティファールはグローバル企業で世界的に人気の信頼と実績があるので、旅を開始する前に購入。
結果、買って大正解でした!
取っ手部分のグラつきなどがなくしっかりしていて、手入れや収納も楽なので車中泊にはぴったりの商品です。
T-fal 取っ手のとれるティファール・フライパン 9点セット【ガス火専用】
価格:¥12,180
モカエキスプレス(Bialetti/ビアレッティ)

これ1台で本格的なエスプレッソ並みのコーヒーが味わえます!
紙フィルターもいらず、お手入れは洗剤を使わず水洗いのみ。
簡単コンパクトで車中泊にはぴったりです。
ビアレッティ モカエキスプレス 3カップ用
価格:¥5,500
重ねて収納できる、大きさの異なるボウル

調理に使うボウル類は軽くて割れにくいプラスチック製やバンブー素材を使用しています。
ボウルは調理の時に使ったり、サラダなどを盛り付けたり、シリアルを食べたり、丼としても使える万能アイテムなので車中泊には便利。
ポイントは大きさがバラバラのものを選ぶことです。
私たちはボウル・器類が6個とザル1個、計7個持っていますが、すべて重ねてひとまとめにできるのでスペースも取りません。
アクリル製のコップ類

ガラスのコップは割れる恐れがあるので、割れにくいアクリル製のコップを使っています。
アクリルは軽く、見た目もガラスのコップに近いのでお気に入り。
おしゃれなアクリル製ワイングラスもあるので、それを使って車内でワインを飲みながら夕日を見ると、ちょっとリッチな気分を味わえます。
プラスチック製のお皿

お皿類も全て割れにくいプラスチック製、バンブー素材を使っています。
なるべく平たいものを選んで、重ねて場所を取らずに収納。
プラスチックのお皿はダイソーやセリアなどで簡単に見つけることができます。
シリコン製折りたたみ式水切りボウル

水切りボウルはシリコン製の折りたたみタイプ。
軽くてコンパクトになるので重宝しています。
パスタや茹で野菜の水切りとして使ったり、葉物を洗ったり、様々な使い道があります。
シリコン製の折りたたみジョウゴ

「車中泊でジョウゴって何に使うの?」と思うかもしれませんが、結構頻繁に使います。
キャンピングカーのシンクから流れた汚水は排水タンクに溜められますが、何でもかんでもシンクに流してしまうと異臭の原因になってしまいます。
なるべく水以外のものはシンクに流さないようにしているので、パスタの茹で汁やラーメンの残り汁などはジョウゴを使ってペットボトルに移して捨てるようにしています。
何かと使いますが、一般的なジョウゴは場所を取るので、コンパクトになる折りたたみ式が便利です。
重ねて収納できる、プラスチック製のタッパー

食材や残り物を入れるために、タッパーは何個かあると大活躍します。
最初は折りたたみ式を考えましたが、何個もあると結構場所を取ってしまうので断念。
そこで私達が選んだのが、タッパーの口が同じサイズで容量の違うプラスチック製のものでした。
500mlの深型3つと、300mlの浅型3つ。
口のサイズが同じなので重ねてコンパクトに収納できるのでキャンピングカーには最適です。
自分に合ったスタイルの調理器具を見つけよう!
車中泊は普段の生活と違う部分がたくさんあり、特に調理をする際に少し不便だなと感じる時も多々あります。
しかし、選ぶアイテムやちょっとした工夫次第で車内でも快適に料理をすることが可能です。
ダイソーなどの100円ショップやホームセンターでも購入できる、お手頃価格のアイテムもあります。
今回は、250泊以上のキャンピングカー生活をしてきた私たちが実際に使用している調理器具を紹介しましたが、試しに車中泊をしてみて、自分に合った調理器具を模索してみるのもいいかもしれません。