ギア・アイテム
キャンピングカー旅で役立つ!わが家のリアルな必須アイテムを大公開

2004年式エルグランドをベースにしたキャンピングカー「エルグランドジャパン」で、夫婦と未就学児2人の計4人で家族旅を楽しんでいます。
今回は、そんな我が家の「キャンピングカー旅に持っていく荷物」を、常備品と旅ごとに持参するものに分けて紹介します。
これからキャンピングカーライフを始める人の参考になれば幸いです。
寝具類:睡眠の質は旅の満足度に直結!

キャンピングカーに常備している寝具
マットレス(備え付け)
マットレスはエルグランドジャパンに元々備わっていたもの。
ベッド展開が不要な常設ベッドなので、思い立ったらすぐ横になれるのが魅力。
移動で疲れた子どもたちが、帰ってくるなりポンと横になって眠る姿を見ると「この仕様でよかった」と実感します。

敷きパッド(ニトリのNクール)
ベッドの敷きパッドは、一年を通してニトリの「Nクール」を使っています。
ご存じの方も多いと思いますが、「Nクール」は冷たさとムレにくさが特長の寝具シリーズです。
中綿には除湿機能のある素材が使われていて、湿気を吸収・拡散してくれるので、寝汗をかきやすい時期や梅雨などのジメジメした季節も快適に過ごせます。
本当は季節に合わせて寝具を変えたいところですが、夏用と冬用の2種類買うと高くつきます。
わが家のキャンピングカーには車中泊用クーラーがないので、暑さ対策を優先して夏仕様で統一しています。
夏の車内は熱がこもりやすいので、Nクールのひんやりした肌触りがとてもありがたいです。
冬は電気毛布とFFヒーターを併用して寒さに対応しています。
Nクールの敷きパッドの裏地は滑り止め加工されていて、厳密にマットレスとサイズを合わせてゴムなどで引っかけなくてもズレません。
形やサイズが特殊なキャンピングカーのマットレスでも使いやすい点も気に入っています。

商品はこちら▷ニトリ
枕
自宅の枕を新しくした際、それまで使っていた古い枕をキャンピングカー用にしました。
長年使い慣れたものなので、安心して眠ることができます。
カーテンとマルチシェード

遮光性と断熱性を兼ね備えた、車中泊には欠かせないアイテムです。
特に子どもたちは、車内に少しでも光が入るとすぐに目を覚ましてしまうため、夜間や早朝の快適な睡眠にとても役立っています。
マルチシェードは外からの視線を遮るプライバシー保護効果もあるため、車中泊の際は目的地に到着後すぐに取り付けるようにしています。
車中泊のときに持ち込む寝具
掛け布団
掛け布団は、普段自宅で使っているものをそのまま持ち込んでいます。
理由はシンプルで、「洗濯物を増やしたくないから」。
帰宅後の片付けがラクになるよう意識しています。
日用品:コンパクト&シンプルが正解
キャンピングカーに常備している日用品
フェイスタオル×8枚

バスタオルよりも乾きが早く、収納場所も取りません。
家族4人で1人1枚+予備4枚がちょうどいい枚数。
用途はさまざまで、お風呂や洗面時はもちろん、ときには雑巾代わりにもします。
お風呂で使ったタオルは車内で干して、3日間くらい繰り返して使っています。
歯ブラシ・コップ・歯磨き粉

DIYで作った壁掛け収納に、家族分の歯磨き用具をセット済みです。
歯みがきは車内キッチンのシンクを使って行っています。
20リットルの給水タンクがあるおかげで、数日間の旅なら水の心配もほとんどありません。
車中泊に出かける際に積み込む衣服
着替え
普段使っている衣類を持っていくため、毎回の旅ごとにその都度準備しています。
特に子ども服は数に余裕がないため、キャンピングカーに常備している着替えはありません。
キッチン用品:車内での料理はシンプル&効率重視
キッチン設備と常備しているキッチン用品

ビルトインコンロ&ガスボンベ(4本)
エルグランドジャパンにはビルトインタイプのコンロが設置されています。
火力が安定していて、鍋料理や炒め物もストレスなし。
ガスボンベは2本で車中泊旅1回分を想定。
予備も含めて常に4本積んでいます。
鍋・フライパン

調理器具は、コンパクトにまとめられて、使い勝手のよいユニフレームのスタッキング鍋セット「fan5DX」を使っています。セット内容は以下の通り。
◆ライスクッカー:約Φ21×11.5(深さ)cm
◆フライパン:約Φ22.5×5(深さ)cm
◆ステンレス大鍋:約Φ23×14.5(深さ)cm
◆ステンレス片手鍋:約Φ17×9(深さ)cm
◆メッシュバスケット:約Φ21×10(深さ)cm
これらすべてをまとめても、収納時のサイズは約Φ23×高さ19.5cmとコンパクト。
収納スペースに限りがあるキャンピングカーにはピッタリ。
車中泊旅では外食が中心で自炊の回数は少なめなこともあり、このセットくらいの調理器具で十分です。
ユニフレーム:fan5DX クラッドプラス 22,000円(税込)
包丁・キッチンバサミ・まな板

牛乳パックをまな板代わりに使っています。
使い捨てにしていて、これが意外と衛生的で、簡単に処分できるのもいいです。
包丁やキッチンバサミは手軽に買える100円ショップの製品を使っています。
カトラリー・食器類

お皿、コップ、スプーン、フォークなど、家族全員分を最低限積んでいます。
割れても惜しくないよう、ニトリや100円ショップの製品でそろえているため、気軽に使えます。
食品ストック(非常食)
レトルトご飯やカップ麺、レトルトカレーなどを常にストックしておき、使った分を補充する「ローリングストック方式」で管理しています。
最低でも1日分は過ごせる量を備えており、災害時にもそのまま活用できるよう心がけています。
車中泊に出かける際に積み込む調理用品
調味料ケース

塩、醤油、砂糖、油、みりん、料理酒、コーヒーなどをひとまとめにしたケースを用意しています。
出発前に自宅の冷蔵庫からそのまま取り出して、車に積み込むだけなので手間もかかりません。
朝食用の食材
牛乳やヨーグルトなど、子どもたちが朝食べ慣れているものを忘れずに積んでいきます。
子ども関連グッズ:衛生用品とおもちゃは必須
キャンピングカーに常備している子ども関連グッズ
おむつ・おしりふき
2歳の娘がいるため、おむつ類は多めに。
絵本・ぬいぐるみ・おもちゃ
絵本は季節や子どものブームに合わせて5冊前後を持参。
ぬいぐるみは就寝時のお供として欠かせません。
荷物が増えすぎないようルール化しています。
車中泊に出かける際に積み込む子ども関連グッズ
ベビーカー(折りたたみ式)
車中泊場所周辺の散策や、駐車場から観光地までの移動に便利。
折りたたんでリアベッド下に収納しています。
電源・家電類:快適な気温管理と電力の確保
キャンピングカーに設置・常備している電源と家電類
鉛サブバッテリー(100Ah×2)+1500Wインバーター

サブバッテリーは主に冷蔵庫や照明の電力を賄っています。
充電は走行充電とソーラーパネルで。
わが家はずっと同じ場所にいることはなく移動が多いので走行充電している時間が長く、1週間の旅でもサブバッテリーが切れたことはありません。
扇風機・電気毛布
車中泊用のエアコン非搭載の車内では、この2つが頼みの綱。
真夏・真冬もこの装備でなんとか乗り切っています。
扇風機と電気毛布の電源はポータブル電源を使用。
車中泊に出かける際に積み込む電源
ポータブル電源

スマホ充電や扇風機などの使用に大活躍。
600Whなのでそれほど大容量ではないですが、2〜3日の旅ならこれ1台で事足ります。
6年くらい前に購入したものなので、そろそろ買い替えを検討中。
ちなみに我が家で利用しているのはPowerArQ ポータブル電源 626Whです。
現在は生産終了になっています。
商品の詳細はこちら▷PowerArQ
外遊び・アウトドアグッズ: キャンピングカー旅の必須アイテム
アウトドアでの食事や遊びは、キャンピングカー旅の醍醐味のひとつ。
天気がよければ積極的に外時間を楽しんでいます。
車中泊に出かける際に積み込むアウトドアグッズ
折りたたみチェア&テーブルなど
折りたたみチェアとテーブル、レジャーシートを積んでいくようにしています。
景色のいい場所で食事を楽しむための必需品。
天気がよければ積極的に車外で過ごします。
子どもたちも自然の中だとよく食べてくれます。

リアベッド下の収納スペースに入れています。
緊急時やトラブルに備えて
キャンピングカーに常備している応急グッズ
応急処置セット

絆創膏や体温計、虫刺され用の薬などをひとまとめにし、すぐに取り出せる場所に保管しています。
とくに子ども連れの旅では欠かせない必需品です。
テープ・結束バンド
ちょっとした車内の補修や簡単なDIY作業に備えて、常に車内に置いてあります。
おわりに:荷物は、家族の旅のスタイルを表す

キャンピングカーに何を積むかは、家族のライフスタイルや価値観が表れる「旅のかたち」そのものだと感じています。
我が家での荷物を選ぶ基準は「快適・安全・楽」。
限られた収納スペースをどう活用するか、子どもたちが退屈せずに過ごせるにはどうすればいいか。
そして何より、家族みんなが無理なく移動や車中泊を楽しめるよう、ひとつひとつのアイテムを選んでいます。
これからキャンピングカー旅を始める人は、「自分たちにとって本当に必要なものは何か?」を、ぜひご家族で話し合ってみてください。
本記事が、そのヒントになれば幸いです。