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車中泊で巡る【富山・氷見】3,000円以内で寒ブリを味わえるお店とスーパー

氷見の寒ブリをリーズナブルに楽しめるお食事処5選」

寒くなると、毎年発表される寒ブリ宣言にソワソワし始める――それが富山県民です。

私も地元・富山で車中泊生活を19カ月続ける中で、寒ブリシーズンを2回経験。

幸いどちらの年も豊漁で、リーズナブルな価格で寒ブリ料理を楽しむことができました。

寒ブリのシーズンは11月頃から翌年2月頃まで。

旅行系のネット記事では、寒ブリ料理は「コース料理〇万円〜」という高級店の紹介が多く見られます。

しかし今回紹介するのは、高くても3千円以内で味わえるお店だけ。

寒ブリを食べるなら、やっぱり本場・氷見市。今回はそんな氷見市を中心に、おすすめのお店巡り。

さらに各お店の近くで利用しやすい車中泊スポットもセットで紹介します。

寒ブリがお得に買える「地元のスーパー」情報もお伝えします。

冬の富山は天候こそ荒れやすい季節ですが、食の楽しさは一年で最高潮。

ぜひ、“寒ブリシーズンの富山”へお越しください。

地元富山周辺で19カ月間、車中泊生活


ついこの間まで、富山・石川の能登地方を中心に、19カ月連続で車中泊生活をしていました。

1年を通して、さまざまなお店を巡ったり、スーパーに並ぶ季節の食材から四季を感じたり――そんな暮らし方です。

外食ばかりだと出費がかさむため、食事の多くはスーパーで購入していました。

買い出しに行く時間がちょうど割引シールが貼られるタイミングと重なることが多く、昨冬は値引きされた寒ブリのお刺身を何度食べたことでしょう。

正直、5回以上で数えていません。

「寒ブリに割引シールが貼られるの?」と思うかもしれませんが…これは事実なのです。

そんな“地元暮らし目線”で、リーズナブルに寒ブリが食べられる富山県氷見市のお店や、安く買えるスーパーを紹介します。

氷見漁港市場食堂


氷見漁港市場食堂の入り口

富山県・氷見漁港にある「氷見漁港市場食堂」です。

これまで夏と冬に2回訪れましたが、冬はもちろん寒ブリがお目当てです。

氷見漁港市場食堂の寒ブリ丼

私が食べたのは、「寒ブリ丼定食」。

つみれ入り味噌汁

刺身と炙りの2色が美しく盛られた丼ぶりに、土鍋で提供される大きなつみれ入り味噌汁が付いてきます。

(夏に訪れた際は海鮮丼でしたが、このつみれ味噌汁は同様に付きました。)

価格はその年のブリ漁獲量にもよりますが、豊漁だった年は3,000円以下ととても良心的。

氷見漁港市場食堂の外観

値段に対してボリュームもしっかりあり、刺身だけだと単調になりがちなところを炙りで二色に仕上げているのがGood!

シンプルに寒ブリを楽しむなら、まず第一候補に挙げたいお店です。


氷見漁港市場食堂
所在地:富山県氷見市比美町435 地方卸売市場 氷見魚市場2階
営業時間:6:30〜15:00
定休日:年始以外は無休
駐車場台数:台数は不明ですが食堂前の駐車場以外に、氷見漁港内及び周辺に広い駐車場があります。
詳細はこちら▷魚市場食堂



最寄りの車中泊スポット:比美乃江公園


比美乃江公園の風景

比美乃江公園には、北駐車場・中央駐車場・南駐車場の3カ所ありますが、車中泊に最も使いやすいのは、ひみ番屋街を挟んで海側にある北駐車場です。

照明が明るく安心して過ごせるほか、水道も設置されているため水の補給もできます。

混雑が苦手な人にも嬉しい、比較的人が少ないスポットです。

ひみ番屋街の駐車場が混んでいる時は、こちらに移動するのもありです。


比美乃江公園
所在地:富山県氷見市北大町25
トイレ:24時間利用可能
駐車場の台数:普通車で100台程度
詳細はこちら氷見市HP



ひみ岸壁食堂


ひみ岸壁食堂の外観

ひみ岸壁食堂は、氷見港魚市場食堂の姉妹店にあたる食事処です。

ひみ岸壁食堂駐車場の様子

もともとは道の駅でしたが、のちに番屋街へ移転し、現在は氷見文化交流センター内にお店があります。

店内では定食をはじめ、刺身や寿司など新鮮な魚介類がそろっており、海の幸を楽しめるスポット。

ひみ岸壁食堂の氷見ちらし定食

訪れた際に注文したのは、氷見ちらし定食(1,680円)。

ボリュームもあり、氷見の海の幸をしっかり堪能できる一品でした。

ひみ岸壁市場の寿司

定食以外にも、刺身・寿司などが販売されています。

氷見番屋街の人気に隠れて少し目立ちにくい存在ですが、実はかなりの人気スポット。

休日の昼間には列ができるほど地元客・観光客どちらからも支持されています。


ひみ岸壁食堂
所在地:富山県氷見市中央町7−1 漁業文化交流センター内
営業時間: 9:00〜16:00
定休日:水曜日、年末年始
駐車場の台数:30台くらい。周辺にも無料駐車場あり
詳細はこちら氷見市観光協会



最寄りの車中泊スポット:道の駅 氷見 ひみ番屋街


景色

道の駅 氷見は、富山県内でも1、2を争う人気の道の駅です。

人気スポットではありますが、駐車場が広いため「停められない」という状況はほとんどありませんでした。

敷地内には温泉施設「氷見温泉郷 総湯」があり、周辺には地元の飲食店も点在。

車中泊に便利なスポットです。

ひみ岸壁食堂から橋を渡ってすぐ、車で1kmも走らない場所にあり、寒ブリ巡りの拠点にも最適です。


道の駅氷見 ひみ番屋街
所在地:富山県氷見市北大町25-5
TEL:0766-72-3400
トイレ:24時間利用可能
営業時間:8:00〜18:00
定休日:年中無休
駐車場の台数:普通車214台
詳細はこちら道の駅氷見 ひみ番屋街



道の駅氷見 ひみ番屋街


道の駅氷見 ひみ番屋街の外観

ひみ番屋街で寒ブリが食べられる飲食店では、主に3店舗です。

・氷見前寿司
・番屋亭
・きときと亭三喜

昨年は寒ブリが豊漁だったため、どのお店でも寒ブリ料理をいただくことができました。

きときと亭三喜の刺身定食

今回訪れたのは、「きときと亭三喜」さん。

いただいた刺身定食は2,350円。

見た瞬間は「少し物足りないかな?」と感じましたが、実際はしっかりとした量で、ごはんが進む満足の内容でした。

飲食店以外でも寒ブリが楽しめるかもしれません。

鮮魚店「魚廣」さんでは寿司の販売もあります。

訪れた際は「富山湾寿司」のセットが並んでいました。

そして、ここで運が良ければ寒ブリ1本買える可能性もあります。

実際に私も30年前に1本購入したことがあり、今年も豊漁であれば手に入るかもしれませんね。


最寄りの車中泊スポット:道の駅 氷見 ひみ番屋街


またまた登場の道の駅氷見「ひみ番屋街」ですが、夕方頃の到着ならば、氷見前寿司で寒ブリのお寿司を楽しみ、そのまま隣の「総湯」でひと風呂浴びて、そのまま車中泊をするという理想的な流れが実現できます。

道の駅 氷見 ひみ番屋街
所在地:富山県氷見市北大町25-5
TEL:0766-72-3400
トイレ:24時間利用可能
営業時間:8:00〜18:00
定休日:年中無休
駐車場の台数:普通車214台
詳細はこちら▷道の駅 氷見 ひみ番屋街



すしのや


すしのやの外観

テレビでも取り上げられ、一気に知名度が上がった人気の回転寿司屋です。(バナナマンの日村さんが訪れていました。)

氷見で獲れた地物の新鮮な魚を中心にしたネタが魅力で、地元ファンが多いお店です。

とはいえ、昼時以外は比較的空いている印象で、混雑時間を外せばスムーズに入店できると思います。

もちろん、地元の強みで寒ブリのネタも提供されています。

2年前の訪問時は寒ブリが605円でした。

すしのやのブリ3種セット

シーズン前でも、ブリはおすすめです。

「ブリ3種」ブリ・ブリトロ・ブリ炙りのセットで、価格は330円

すしのや氷見三種セット

寒ブリ以外の私のおすすめは、「氷見三種」セットです。

氷見まぐろ・くじら・カツオの3貫なのですが、とくにくじらが絶品です。

すしのやのネタ

ネタは季節によって変わるため、その時期ならではの味わいが楽しめます。


すしのや
所在地:富山県氷見市柳田1177
TEL:0766-91-1033
営業時間:11:00〜21:00
定休日:なし
駐車場の台数:35台
詳細はこちらすしのや



最寄りの車中泊スポット:道の駅 氷見 ひみ番屋街




最寄りの車中泊スポットは、先ほど紹介した「ひみ番屋街」と同じ 道の駅 氷見 になります。

飲食・温泉・買い物がそろっており、車中泊の拠点としてとても使い勝手の良い場所です。

氷見きときと寿し


氷見きときと寿しの外観

「氷見きときと寿し」は富山県の地元系回転寿司店で、比較的リーズナブルに楽しめるお店です。

本店は氷見にあり、富山県や石川県にも店舗があります。

氷見きときと寿しのネタ

こちらのお店では、富山湾で獲れたブリと、地元で「フクラギ」と呼ばれるハマチを食べ比べできるのが魅力です。

氷見きときと寿しのネタ

寒ブリ以外のおすすめは、地元・氷見産のネタが多く使われた「越中三種」(3貫セット)。

その時期ならではの味がぎゅっと詰まった人気メニューです。


氷見きときと寿司
所在地:富山県氷見市上泉65
TEL:0120-134-514
営業時間:11:00〜21:00
定休日:水曜日
駐車場の台数:80台
詳細はこちら▷氷見きときと寿司



最寄りの車中泊スポット:道の駅 氷見 ひみ番屋街




最寄りの車中泊スポットは上記のひみ番屋街と同じく、道の駅氷見となります。

氷見の寒ブリが買えるスーパー


寒ブリが不漁だった年は、スーパーに寒ブリの刺身が並ぶことはほとんどありませんでした。

しかし直近の2年間は豊漁続きで、スーパーでも刺身を購入できる状況が増えてきました。

しかも夕方になっても売れ残ることがあり、割引シールが貼られることもあるほど。

これは富山県の中でも、氷見市ならでは。

というのも、富山県民には脂の多い寒ブリよりも、さっぱりしたフクラギ(ハマチ)を好む人が多いため、このような事が起きています。

【地元スーパー】アルビス氷見店


アルビス氷見店外観

アルビスは地元大手スーパーで、近年は岐阜県にも出店し勢力を拡大しています。

このスーパーの強みは、富山湾の新鮮な魚を取り扱っていること。

もちろん冬には、氷見の寒ブリの刺身も並びます。

夕方の割引シールが貼られる時間帯になると、寒ブリでも背の赤身が多い部位は残りやすい傾向があります。

アルビス氷見店の寒ブリ刺身

一方で人気のハラミは、割引時間帯にはほぼ売り切れ。

ハラミが欲しい場合は、早めの時間に買いに行くのがおすすめです。

昨年は5回ほど購入しましたが、寒ブリ宣言が出る12月頃と、シーズン終盤の2月頃では、脂の乗りが驚くほど変わるのが、よくわかりました。

アルビスの刺身とご飯

個人的には、1月頃の寒ブリがとくに脂が乗っていて好みでした。

車中飯には、ご飯と一緒に買って、寒ブリ丼として楽しんでいます。


アルビス氷見店
住所:富山県氷見市窪295−1
営業時間:8:00〜21:00
定休日:年中無休
駐車場の台数:200台ほど
詳細はこちら▷アルビス株式会社



氷見の寒ブリをもっと気軽に


氷見の寒ブリといえば「高級」「予約必須」というイメージでしたが、実際に19カ月の車中泊生活をしながら巡ってみると、3,000円以内でも満足度の高い寒ブリ料理が味わえるお店がたくさんあることに気づきました。

地元のスーパーで刺身を買って、車内で寒ブリ丼を作るのもまた最高の贅沢です。

ぜひ本場の氷見で、あなた好みの寒ブリの楽しみ方を見つけてください。

能登の車中泊サラリーマン

能登地方を拠点として活動している50代男性。 普段はサラリーマンとしてとある能登地方の企業に籍を置いています。 自宅はあるものの、6カ月以上車中泊で生活していております。 私が車中泊を続ける目的は、度重なる災害で車中泊を余儀なくされた場合に備え、出来るだけ快適に過ごせるノウハウを蓄積することです。