【ルーフテント】車上泊に挑戦してみた!ルーフテントを使って手軽快適な旅に出よう
旅をしながら車で暮らす“バンライフ”。車中泊ブームで憧れている人も多いのでは?
私たち野あそび夫婦も最近中古のバンをカスタムし、車の上で寝ることができる『ルーフテント』を導入!
フィールドデビュー前にいてもたってもいられず、お庭でバンライフ体験してみました。
ルーフテントのメリットデメリットをお伝えします。
目次
ルーフテントを使って中古車の日産キャラバンをカスタム!バンライフビルダーが作ったNONIWA号を紹介
こんにちは。“自然の中で遊ぶように暮らす” 野あそび夫婦のエリーです。
今話題のバンライフに憧れて、私たちも先日車をカスタム。ルーフテントを搭載したバンライフ仕様に。
「この気持ちが良い時期に、ゆるりと全国のキャンプ場を巡りたい……」と思っていたのですが、自粛期間が続きその夢はまぼろしに……。
「でもキャンプに行きたい!」「車で旅に出たい!」ということで、私たちが運営するキャンプ民泊NONIWA(=自宅の庭)にてバンライフ体験してみました。
まずはわれわれのNONIWA号をご紹介します。
バンライフビルダー CielBleu.さんとの出会い
こちらをご覧ください。「今から現場に直行かな……?」という趣の、THE・ 働く車。
お客さんの送迎&大量の荷物を積み込むイベント用に中古で購入したこの日産キャラバンが、『NONIWA号』です。
機能は完璧なのだけど、どうにかしてテンションが上がる車にできないか……。と悩んでいたときに出会ったのが、デザイナーズユニット『CielBleu.(シエルブルー)』のおふたりでした。
CielBleu.の茨木一綺(ワカ)さん美伽(アネゴ)さんは、ウッド製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーターなど、多岐にわたって活躍されているご夫婦。
自分たちでカスタムした愛車で、早くからバンライフスタイルを実践し、その魅力を発信されています。
そんなおふたりに出会ったことでバンライフへの憧れが高まった私たち。お忙しい中運良く請け負っていただき、内外装の補修やカスタムを経て生まれ変わったNONIWA号が、こちら。
木の香りが漂う素敵な内装。「塗装は自分たちでやります!」と言いながらガッツリお手伝いしてもらい、このような仕上がりに……!(すごすぎる)
そして上に乗っているのが今回の主役、『ルーフテント』です。
ルーフテントWild Land『パスファインダー2』の特徴を紹介!電動でわずか1分で立ち上がる!?
私たちが購入したのは「ルーフトップテント」という種類のルーフテント。シエルブルーさんも愛用していてオススメということで、思い切って『Wild Land(ワイルドランド)』のパスファインダー 2に決めました。
リモコン&スマホアプリで電動立ち上げ
このテントのすごいところは電動で立ち上がるところ。リモコンかスマホアプリの操作で開閉操作が行えます(輸入代理店のオリジナル仕様だそう)。その間わずか1分。
屋根部分にソーラーパネルが内蔵、モバイルバッテリーに電気を供給して動くという近未来感もたまりません。
▼立ち上がる様子はこちらの動画をチェック
日差しが大きく雨の日も安心!遮光性があって夏も涼しい
屋根部分が大きいため、雨の日でも濡れずにハシゴの上り下りができます。オプションのマルチウィングタープを使えばさらに快適。
テント内は入り口を含め4つの窓が全てメッシュに。生地に遮光性があり夏でも涼しいそうです。(地面から離れているからなおさら!)
大人2人でも十分な広さ!マットがふかふかでキャンプ用マットいらず
耐重300kg、収納人数2~3人。大人ふたりが寝てもこのように広々としています。
入り口にかけて高くなっているので、身長179センチの夫が入り口側、165センチの私が奥側に寝れば問題ナシでした。
そしてもうひとつの感動ポイントは、マット。
とてつもなく肉厚で、低反発。わが家にあるどのキャンプ用マットより寝心地がいいので、寝袋や掛け布団しか必要ありません。
(ちなみに自宅のマットレスよりも快適だったことも念のためお伝えしておきます。)
ギア好きキャンパーにはたまらないギミックも
ハシゴを登ってみて初めて気付いたのですが「あれ、靴ってどうすれば……」。なんと、テント左右にあるファスナーをあけると防水のシューズケースがベロンと出てきます。
こういうかゆいところに手が届くギミック好きの私にはこれもたまりません……好き……(わが家では、ギアや機材のギミックにこだわるのは夫ではなく私のほう)
テント内にライトをひっかけられるフックがあるのも便利です。
ルーフトップテントを使って実際に車上泊キャンプを実施!実際に使った際に感じたメリットを4つ紹介
メリットその1)車が背後にある圧倒的安心感
キャンプギアをセットし、デイキャンプすることに。チェアに座ってくつろいだ最初の感想は「なんだろう、この落ち着く感じ……」。
考えてみると、フリーサイトでテントやタープを張っても、どこかしら空いている部分はあるものですよね(「開放感」とも言えますが)。
今回、車のすぐそばに設営したことで、「大きな造形物が後ろにある」という謎の安心感を感じました。
メリットその2)車からすぐモノが取り出せて便利
これも車が近くにある利点。車のすぐそばで過ごす車中泊(車上泊)は、荷物を全て運ぶ必要がありません。必要なものを必要なときに取り出せる。これはすごく便利です。
ちなみにこの日は、夫がスキレットで海鮮焼きそばを作ってくれました(ラッキー♪)。
メリットその3)とにかく見晴らしがよい
背の高いバンだからなおさらかもしれませんが、テントから見下ろした景色がもう。爽快。
自宅の庭ですら気持ちがいいのだから、湖の見えるキャンプ場や富士山が見えるキャンプ場を想像しただけでわくわくします。
メリットその4)設営に時間がかからない・楽・簡単
なによりもいちばん嬉しいのは、キャンプ場に到着→1分でテント設営→タープを広げる→使うギアだけ並べる→キャンプサイト完成!という、楽で簡単、しかも時短な設営スタイル。
最近「キャンプに行く」ではなく「キャンプでどんなアクティビティを楽しむか」に重きを置いている私たちにとって、最高の相棒だと感じました。
はやくNONIWA号とお気に入りのギアとルーフテントで、いろんなところに行きたいなぁ。
実際のところどうなの? ルーフトップテントを使って車上泊キャンプを実施した際のデメリットとは
デメリットその1)ハシゴの上り下りがちょっと怖い
ハシゴの上り下りがちょっと怖いのはデメリットのひとつかもしれません。
高所恐怖症ではないけれど、年齢とともに高いところへの恐怖が高まってきた30代女性(私)のイチ意見。慣れたら結構平気になったけれど、雨の日は滑るので注意が必要です。
デメリットその2)悪天候の日は心配
強めの風が吹くと、車自体が揺れてテントにも少し影響が(車高が高いので当たり前かもしれませんが……)。
パスファインダーは、強風でも耐えられるように筋交いポールが付属していますが、他のルーフテントを選ぶ際はそこも要注意かもしれません。(本来はルーフテントを支えるキャリアを1〜2本増やしたほうがいいそうなので手配中です。)
またルーフテントによってはハシゴの上に屋根がないものもあるので、雨の日のことも考えて選ぶと良いでしょう。その点、ルーフテントに車内から出入りできるキャンピングカーは快適ですよね。
デメリットその3)値段が高い
『ルーフテント』で調べてみると、価格はおよそ15万円〜が多いようです。
普通のテントに比べるとどうしても高額に。価格はなかなか手が出せない一因かもしれません。気軽に買い替えができないので、どのくらいもつのかも気になるところ。
私たちはバンライフへの憧れ・電動のギミック・設営の楽さ・かっこよさ に魅了され、まさに清水の舞台から飛び降りる気持ちでルーフトップテントを購入しましたが、元をとるつもりでたくさん旅に出ようと思います……!
▼こんなルーフトップテントも発見しました!
【ルーフテントで車中泊する際の注意点】道の駅・サービスエリアでルーフテントを使用するのはNG!?
まだフィールドに出たことがない私たちですが、ルーフテントを使った宿泊にはルールやマナーがあるようです。少し調べてみました。
ルール1)道の駅・パーキングエリアでのルーフテント泊はNG
車中泊ブームで話題になり知っている方も多いかもしれませんが、一般的に、道の駅・パーキングエリアの駐車場で認められているのは「仮眠」。「宿泊」はNGのところが多いです。
駐車場として利用する方の迷惑になりますので、ルールはきちんと守りましょう。※施設によってルールが異なるため要確認
ルール2)RVパークやcarstayなど車中泊ができる場所を検索できるサービスを使ってみよう
車中泊できる場所や電源を提供してくれるRVパーク、個人的に車中泊利用を受け入れている場所を検索できる有料サービスがあります。
キャンプ場に宿泊できない際は、私たちも利用してみるつもりです。
RVパークとは、キャンピングカーオーナー様や車中泊ファンの皆様に、『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために日本RV協会が推進しているシステムです。
www.kurumatabi.com
Carstayは、快適に車中泊・テント泊をして車旅を楽しみたいゲストと、駐車場・観光体験を提供したいホストをつなぐシェアリングサービスを提供しています
carstay.jp
結論:やっぱりオートキャンプ場に泊まりたい!
トイレや炊事場、ときには電源や温泉も利用可能。自然を満喫できて、料理やアクティビティ、そして焚き火も楽しめるのがキャンプ場のいいところ。
自然とひとつになってのんびり過ごせるオートキャンプ場がやっぱりオススメです。
可能性が広がるキャンプギア『ルーフテント』 コンパクトカーで行っても家族で車中泊がかなうかも!
まだフィールド経験のない私が魅力を語るには不十分だったと思いますが、今回感じたのは、ルーフテントは可能性がたくさんあるギアだということ。
「コンパクトカーだから家族全員で車中泊はできない……」と諦めていたあなた。ルーフテントさえあれば車を買い替えなくても家族で車中泊ができるのです。
私たちもルーフテントにわくわくを詰め込んで、全国の素敵なキャンプ場を巡るのが楽しみです。そんな様子をお届けできる日が、はやく訪れますように!