パイオニアが、カロッツェリアブランドから車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」を発売することを発表しました。
これを使えば、車載向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect (R)」の高速なLTEデータ通信を定額で容量無制限で使用できるようになります。
スマホやタブレット、ゲーム機器など、なんと最大5台までWi-Fi接続が可能。
主に走行中に限りますが、同乗者がそれぞれスマホを使ったり、オンラインゲームをしたりしても、データ使用量を気にしないで使い放題できます！
車載用ということで、温度変化の激しい環境にも対応した設計になっており、メーカー保証も1年付いています。
日本全国でLTE高速通信！
パイオニアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」（以下、DCT-WR100D）は、車載向けインターネット接続サービスdocomo in Car Connect (R)の高速なLTEデータ通信を定額でデータ無制限で使用できるのが第一の特長です。
高速LTEで動画再生もスムーズ。NTTドコモのLTE通信だから、日本全国ほぼどこのエリアでもつながる安心感があります。
「あなたのクルマをオンライン化する」がテーマ
DCT-WR100D は、ネットワーク機能を備えたカーナビなどの車載機器や、スマホ・i-Padなどのタブレット端末、ゲーム機器、ストリーミングメディアプレーヤーなど、同時に5台まで接続できます。
そのため、車内で動画や音楽などのストリーミング再生、オンラインゲームなどのコンテンツを、乗車している人が別々に楽しむことができます。
また、キャンピングカーなどで車内後部にＨＤＭＩ接続ができるテレビモニターが設置してあれば、映画など、高画質な映像コンテンツを観ることも！
家にいるのと同じように、データ容量を気にする必要もなく、たくさんのコンテンツの中からその時々の気分に合うものを好きなだけ選べて、まさに退屈知らずです。
気になる料金は日額・月額・年額から選べる
DCT-WR100D本体の希望小売価格は2万5,000円（税別）。2020年12月に発売予定ですが、実勢価格がいくらになるのかはまだ未発表のようです。
また、使用するには本体購入とともにdocomo in Car Connectの契約が必要になります。
docomo in Car Connectは、1日500円、30日1,500円、365日12,000円(料金はいずれも税別)の定額制で、データ制限なく利用可能。事務手数料や解約違約金も一切ありません。
車載専用ならではの設計
車載専用のWi-FiルーターであるDCT-WR100Dは、動作保証温度が－10℃から＋60℃で、温度変化の激しい車内でも安心して使える設計になっています。もちろん、メーカー保証も1年付いています。
設置も簡単で、シガーソケット（アクセサリーソケット）にDCT-WR100Dの電源を差し込むだけ。
車のエンジンのオン/オフにDCT WR100Dの電源も連動するようになっています。
車中泊用として使えるか？
DCT-WR100Dのメリットとしては、以下の点があげられます。
・ドコモだからエリアが広い
・高速LTEで速い
・定額でデータ使い放題
・事務手数料も解約違約金もない
・本体25,000円(税別)と定額の3つの中からコースの料金を払えばすぐ使える
とても良いのですが、車中泊やキャンピングカーでの使用を想定するとひとつ気になることもあります。
それが、基本的に走行中のみ使用可という点です。
厳密には停車していてもエンジン始動後30分と、走行した後の停車時60分（エンジンONの状態）は通信可能ですが、例えば、キャンプ場でじっくりとテレワークしたい場合などには使えないということになってしまいます。
宿泊先に無料、もしくは安価なWi-Fi環境があるなら問題ないのですが、ない場合で滞在先でもがっつりデータ通信をしたい方であれば、既存のポケットWi-Fiの類が必要になります。
その場合、ポケットWi-FiとDCT-WR100Dの両方を持つメリットがあるのかどうか。
ネットワーク機器の用途や、使用頻度と費用対効果を考えつつ購入するか選択するべきだと思いました。
DCT-WR100D
サイズ：91.5 mm × 16 mm × 44.5 mm（幅×高さ×奥行）
重量：50 g（電源ケーブルなどを除く）
電源電圧：DC12 V/24 V（専用シガーライター電源ケーブル付属）
消費電力：1.2 W（typ）（12 V 入力時）
動作温度：–10 ℃ ～ +60 ℃
最大同時接続台数：5台
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