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【JCCR2025対象】東北屈指の大型施設「道の駅寒河江 チェリーランドさがえ」は多世代旅行にもおすすめ

東北屈指の大型施設「道の駅寒河江 チェリーランドさがえ」

高級さくらんぼ「佐藤錦」のふるさととして知られ、一年を通して果物狩りを楽しめる“フルーツ王国”山形県。

とくに寒河江市や東根市を擁する村山地方を走ると、道路沿いにたくさんの観光果樹園が目に入ります。

車での観光の拠点となるのが「チェリーランドさがえ」こと「道の駅寒河江」です。

くるま旅クラブ主催「ジャパンキャンピングカーラリー2025(JCCR)」の協力施設でもあり、どの方面に向かうにも便利な立地。

ドライブの中継地点としてはもちろん、ここを目的に旅をしたくなるほどの大規模複合施設です。

広大な駐車場を有しますが、車中泊が目的の場合は隣接するRVパークの利用が推奨されています。

設備などの詳細は、記事後半でご紹介します。

東北有数の大型施設「道の駅寒河江」


道の駅寒河江の外観

敷地の端から端まで歩いたら何分かかるのだろうと思うほど、たくさんの施設が集まっている「道の駅寒河江」。

景色

大型観光バスも立ち寄る駐車場は広大で、河川敷を合わせると1,000台を超える車が駐車可能です。

キャブコンなど大型キャンピングカーの駐車もまったく問題ありませんが、とても人気のある駅なので、混雑は頭に入れておいたほうがいいでしょう。

資料展示のある「さくらんぼ会館」


さくらんぼ会館外観

東西にほぼ一列に並ぶ施設のうち、道路から見て右端(東端)にあるのが、地域の文化や農業について伝える「さくらんぼ会館」です。

入場無料で、ほかと比べると静かなスペースなので休憩にもおすすめです。

さくらんぼ会館内

地元食材をふんだんに使った、JAによる手づくりジェラート販売もあり。

「道の駅寒河江」ではアイスやソフトの売り場だけでも何か所もあり、目移りしてしまいます。

メイン施設「kokocherry(ココチェリー)」


kokocherry外観

続いてメインとなる建物「kokocherry(ココチェリー)」を見ていきましょう。

もともと「道の駅寒河江」は地元の特産品である“さくらんぼのテーマパーク”としてオープンし、平成5年に道の駅に登録されたという古い歴史を持ちます。

人気の高まりとともに施設も拡充し、どんどんパワーアップしてきました。

kokocherry店内

館内はどこもさくらんぼ尽くし!

物産エリアには、さくらんぼ関連商品、銘菓、日本酒、ワイン、牛肉加工品、オリジナルキャラクターグッズ、伝統工芸品などがずらりと並びます。

kokocherry店内

黒を基調とした店内は、国際空港のショッピングエリアや百貨店を思わせるような高級感あるしつらえ。

整然と並んだ特産品は、ギフトにも適していそう。

JAによる産直コーナーには桃やぶどうが並び、私も弾けるような大粒のシャインマスカットを購入しました。

野菜も少しありましたが、やはりメインは果物と言えるでしょう。

kokocherry店内

日本酒のグラス販売や、さくらんぼ水サーバー、購入した丸ごとパイナップルをカットしてくれるマシンなど、ユニークな体験型販売もありました。

軽食コーナーでは「玉こん」必食


kokocherry内の店舗

ココチェリーの前面、駐車場側にはテイクアウトのできる軽食コーナーが並びます。

カレー・うどん・そばといったスタンダードな軽食から、フルーツたっぷりの高級パフェを食べられる「カフェシュシュ」までバラエティ豊かなのですが、私が注目したのは「住吉屋 丑町玉こんにゃく」!

山形といえば中心まで味の染みた素朴な玉こん……と思いきや、ソフトクリームと組み合わせたこんにゃくスイーツがあるのです。

こんにゃく寒天の豆腐ソフト

ナタデココにも似たこんにゃく寒天は、豆腐ソフトに絶妙にマッチ。

同店ではオーソドックスな玉こんや牛スジもテイクアウトでき、こちらも絶品でした。

レストラン「四季彩処 川桜」


四季彩処 川桜

取材時には時間が合わなかったのですが、着席してゆったり食事がしたければレストラン「四季彩処 川桜」へ。

A5ランク山形牛を使った地域の味覚から、手ごろな麺類まで取り揃えます。

JCCR開催時とは季節が異なりますが、毎年春の孟宗(もうそう)フェアは私も大好きなイベントです。

総合観光案内所


総合観光案内所

総合観光案内所では周辺の観光情報を発信しています。

先述のとおり地域には観光果樹園が点在するのですが、いつどこで果物狩りができるのかをひとつひとつ調べるのは大変。

そんなときは観光案内所や、先述の「さくらんぼ会館」内にあるJAさがえ西村山周年観光農業案内所へ。

ハウス栽培の雪中いちごを皮切りに、さくらんぼ、ブルーベリー、桃、ぶどう……と続き、JCCR開催時は柿とりんごのシーズンになりそうです。

屋外に並ぶ関連施設


EV車の充電

屋外の「情報発信複合施設」には、トイレをはじめとした道の駅機能を集約。

電動モビリティ充電スポット、多目的トイレ、授乳スペース、道路情報コーナー、シャワールーム、Wi-Fiのある休憩所などが一体となっています。

トルコ館外観

ユニークなのは姉妹都市の縁から生まれた「トルコ館」。

入場無料で、オリエンタルな陶器・ガラス細工・織物・衣装などの展示がありました。

茶室 臨川亭外観

「茶室 臨川亭」は予約により、見学や貸し出を行っているコミュニティスペースです。

寒河江川が流れ、広大な公園

道の駅のすぐ裏には寒河江川が流れ、広大な公園になっています。

軽スポーツのできる運動広場として、水遊びのできる親水公園として、また芋煮のできるピクニックエリアとして市民に親しまれています。

景色

西側の端にある「CLAAPIN SAGAE(クラッピン サガエ)」は、子どものための無料遊戯施設。

遊具で遊んだり創作活動をしたり……雨でも安心して過ごせる空間です。

90分入れ替え制ですが、取材日にはすべての時間枠がすでに満員という盛況ぶりでした。

ご利用を考えている方はぜひ早めにインターネット予約を。

車中泊のための「RVパーク CLAAPIN SAGAE」


RVパーク CLAAPIN SAGAE

「CLAAPIN SAGAE」にはキャンプ場やグランピング場が併設されており、RVパークもあります。

キャンプエリアはペット同伴不可ですが、RVエリアに限りペットもOKです。

RVパーク CLAAPIN SAGAEのサイト

1泊1区画につき税込2,750円で、電話またはインターネットで予約します。

空きがあれば当日予約も可能。

RVパーク CLAAPIN SAGAEの電源

各サイトには100V電源があり、利用料金に含まれます。

給水は有料で可能ですが、タンク処理やトイレ処理はできません。

RVパーク CLAAPIN SAGAEからの景色

目の前に広がるのは悠然とした河原の風景で、山々まで視界が抜けます。

道の駅で食事や買い物を楽しみ、子どもたちはCLAAPIN SAGAEを満喫、河川敷公園には芋煮広場もあって山形の秋の風物詩を体感できます。

どんな遊び方をしようか、想像がふくらみます。

道の駅寒河江 チェリーランドさがえ
所在地:山形県寒河江市大字八鍬字川原919-8
TEL:0237-86-3111
営業時間:通常9:00~17:30、夏季9:00~18:00(※飲食店はそれぞれ異なる)
備考:隣接施設にRVパークあり
公式サイト



JCCR協力施設として登録


道の駅寒河江入り口

「道の駅寒河江」はジャパンキャンピングカーラリー2025の「協力施設」になっています。

協力施設とは、食事や買い物などの条件をクリアすることで、通常よりも多くのポイントを獲得できる施設のこと。

割引やプレゼントなど、特典が用意された施設もあります。

「道の駅寒河江」ではレストランで1,000円以上の食事をすると、ソフトドリンク1杯をサービス。

ポイント獲得の条件など詳細はJCCRサイトをチェックしてみてください。

SAYA

キャンピングカー乗りのフリーライターです。ときに家族と一緒に、ときにソロで日本中を巡っています。テントキャンプは初心者ですが、便利で快適なRVパークを探して西へ東へ。女性1人旅のコツや、車中泊、RVパークの情報をお届けします。