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【富山・石川】地元で19カ月車中泊経験者がおすすめ!桜のきれいな城跡と車中泊スポット5選

桜のきれいな城跡と車中泊スポット5選

歴史好きの間で「一度は能登の城を攻めるべきだ」と言われるほど、能登半島には、歴史的に重要な城が数多く残されています。

今回のターゲットは石川・富山に点在する、知る人ぞ知る名城跡。

実はこのエリア、歴史漫画『花の慶次』ゆかりの地としても知られ、ファンの間では聖地ともいえる場所なんです。

険しい山城の遺構に立てば、慶次のような傾奇者たちが駆け抜けた時代へ、タイムスリップしたかのような気分を味わえます。

しかも、これからの季節は絶好の桜シーズン。

無骨な城跡と可憐な桜のコントラストは、写真映えも抜群です。

この記事では、能登出身の筆者が、地元で19カ月間軽バン車中泊生活を送りながら巡った経験をもとに、おすすめの城跡と最寄りの車中泊スポットを紹介します。

(!)道の駅での車中泊は、休憩・仮眠目的での短時間利用が前提です。
各道の駅では、長時間の滞在やキャンプ行為(テーブル・椅子の設置、火気の使用など)を禁止している場合があります。
また、ゴミは必ず持ち帰り、夜間は静かに過ごすなど、他の利用者や施設、周辺の方々への配慮を心がけましょう。
車中泊を楽しむ皆さん一人ひとりのマナーが、今後も安心して利用できる環境づくりにつながります。



【石川県七尾市】上杉謙信が攻略した!七尾城




七尾城は、戦国時代の歴史の中でも、北陸地方でも屈指の激戦地でした。

室町時代初期には能登畠山氏の居城として栄えましたが、その後、上杉謙信が攻め込みます。

さらに、織田信長の軍勢によって落城し、前田利家の居城となりました。

七尾城案内板

実際に訪れてみると、七尾城跡は七尾市市街地や能登島を一望できる絶景の山城。

駐車場から本丸までは、他の山城と比べると比較的歩きやすいですが、軽い登山ができる靴で行くのがおすすめです。

七尾城跡

春には、本丸周辺に桜が咲き、山城と桜の景色が楽しめます。

景色

また、途中には見事な石垣の遺構も残っており、当時の城の規模の大きさを感じることができます。

なお、能登半島地震の影響で石垣が破損している箇所もありますので、立ち入り禁止箇所には近づかないように注意してください。


史跡七尾城跡
住所:石川県七尾市古城町 古屋敷町竹町入会字大塚14番124、15番他
駐車場の有無・料金:駐車場は登山口と城近くにあり、いずれも無料
詳細はこちら七尾市HP



七尾城最寄りの車中泊スポット「能登食祭市場」


七尾城から車で約10分ほどの距離に「能登食祭市場」があります。

能登食祭市場の駐車場

おすすめポイントは、新鮮な魚介類が楽しめること

施設内では海産物の販売のほか、浜焼きなど能登ならではのグルメを味わうことができます。

桜の時期とは少しずれる場合もありますが、能登ガキを店頭で食べられることもあり、そのほかにも能登ブリ・ベニズワイガニ・ノドグロといった高級鮮魚が並びます。

また、七尾市の繁華街にも近いので、歩いて飲食街をブラブラ散策するのもおすすめですよ。


七尾フィッシャーマンズ・ワーフ 能登食祭市場
住所:石川県七尾市府中町員外13-1
お城からの距離:約6.8km
駐車場:普通車200台
設備:24時間使用可能なトイレあり
詳細はこちら能登食祭市場



【石川県七尾市】「花の慶次」名場面の舞台!末森城


末森城石碑

漫画「花の慶次」の名場面の一つとして知られるのが、この「末森城」。

花の慶次の看板

史実では、前田慶次が実際に参加していたかは確認されていないようですが、前田利家と佐々成政の戦い「末森城の戦い」の舞台となった場所として知られています。

実際に訪れてみると、七尾城のような山城とは異なり、石垣も無く、城というよりは砦に近い印象でした。

それでも、当時の面影は残っているように感じます。

末森城案内板

登城ルートは、低山登山のような感覚で山道を登っていく形になります。

桜の見どころは、駐車場周辺のほか、若宮郭や本丸周辺です。

末森城景色

ただし、訪れた際には「熊注意」の看板があり、山道もいかにも出そうな雰囲気だったため、少しビビってしまい本丸までは到達できませんでした。

本丸までの道は、定期的に草刈りが行われているようで、ある程度は管理されています。

また、山道は落ち葉で滑りやすい箇所もあるため、登山用または滑りにくい靴で行くのがおすすめです。


末森城跡【県指定文化財】
住所:石川県羽咋郡宝達志水町竹生野
駐車場の有無・料金: 約10台 無料
詳細はこちら宝達志水町観光サイト



末森城最寄りの車中泊スポット「道の駅 のと千里浜」


道の駅 のと千里浜の駐車場

観光地らしく、おしゃれで整備された「道の駅のと千里浜」です。

施設も新しく、ドライブ途中の立ち寄りスポットとして人気があります。

また、特徴的なのは、RVパークが併設されていること。

さらに、千里浜なぎさドライブウェイを走った車のために、車の下回りを洗えるシャワー設備も設置されています。

また、敷地内には源泉かけ流しの足湯があり、ドライブや観光の疲れを癒すことができます。※冬季は利用できません

立地としては、千里浜ICから近くアクセスも良好で、休日は観光客で賑わうことが多い道の駅です。

そのため、車中泊だけを目的に利用する場合は、開店前の早い時間に移動した方が良いでしょう。

近くには、地元で人気の飲食店兼弁当店「すしべん」があり、朝6時30分から営業しています。

早朝から食事ができるので、車中泊旅の朝ごはんにも便利です。


道の駅 のと千里浜
住所:石川県羽咋市千里浜町タ1番地62
お城からの距離:8.1km
駐車場:普通車150台
詳細はこちら道の駅 のと千里浜



【富山県氷見市】前田慶次が唯一城代をした!阿尾城




歴史好き、そして漫画『花の慶次』ファンなら一度は訪れたい場所――それが富山県氷見市にある阿尾城です。

阿尾城の石碑

実はここ、天下の傾奇者・前田慶次が生涯で唯一「城代」を務めたお城なんです!

城代として在任していた期間は、わずか3カ月。

しかし、その短い期間の中で激しい戦いが起こりました。

なんと佐々成政軍5,000に対し、前田軍はわずか2,000。

圧倒的に不利な状況で戦いが始まりました。

前田軍が崩れかけたそのとき、500の兵を率いて駆けつけた村井長頼の援軍によって形勢は逆転。

戦局は一気に前田側へと傾きました。

この村井長頼は、『花の慶次』に登場する村井若水のモデルとされる人物。

阿尾城案内板

「あの片目の老武人か!」とピンとくるファンの方も多いのではないでしょうか。

阿尾城の立地もユニークで、富山湾に突き出した岬の上に築かれています。

海から攻めてくる船も、平野を進む軍勢も一望できる、まさに天然の監視塔!

実はここ、知る人ぞ知る桜の穴場スポットでもあります。

おすすめの桜スポットは、頂上付近にある神社のそば、東屋(あずまや)前の広場。

阿尾城東屋広場

私自身も、ここが桜の名所だとは訪れる前までは知らなかったのですが……まさに「隠れた桜の名所」という言葉がぴったり。

美しい海と桜、そして慶次たちが駆け抜けた歴史の空気を同時に感じられる、最高の穴場スポットですよ!


阿尾城
住所:富山県氷見市阿尾
駐車場の有無・料金:あり(無料)
詳細はこちら氷見市観光協会



阿尾城最寄りの車中泊スポット「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」


ひみ番屋街外観

道の駅 氷見という名称よりも、「ひみ番屋街」と言った方がピンと来る方も多い、富山県でも屈指の人気観光スポットです。

最大の魅力は、やはり氷見のグルメ。

寒ブリが有名ですが、シーズン以外でもひみイワシ、イカ、カジキ、マグロ、カキなど新鮮な魚介が豊富にそろっています。

氷見のイメージとは少し違う魚も多く、海鮮好きには楽しい市場です。

魚介だけでなく、氷見うどんや氷見牛など、地元グルメも味わえるのが嬉しいポイント

立地面も非常に便利で、すぐ隣には氷見温泉「総湯」があります。

また、少し歩けば地元の居酒屋にも行ける距離なので、夜に軽く一杯楽しむこともできます。


道の駅 氷見(ひみ番屋街)
住所:富山県氷見市北大町25-5
お城からの距離:2.7km
駐車場:214台
設備:24時間利用可能なトイレあり
詳細はこちら道の駅 氷見



【富山県砺波市】春風亭昇太師匠もおすすめ!増山城


お城好きとして知られる落語家、春風亭昇太師匠が「名誉城主」を務めているのが、ここ増山城です。

増山城のポスター

この城は、あの最強の武将・上杉謙信が攻めた際に「なんて堅固な城なんだ……!」と唸ったとも言われるほどの要塞として知られています。

増山城までの道

実際に登ってみると、石垣がほとんど見られない土造りの城で、どこか「末森城」にも似た雰囲気を感じました。

歴史の中では、支配者が上杉→佐々→前田と移り変わるなど、戦国の激動を象徴する城でもあります。

最終的には、「一国一城令」によって役目を終えました。

城跡を歩いていると、各所に設置された看板が目に入ります。

実はこれ、QRコードを読み取ると、YouTubeで春風亭昇太師匠の音声解説を聞くことができるんです!

プロの語りで聞くお城解説は、なかなか贅沢な体験ですよ。

増山城の看板

桜を見るなら、登山口付近にある「冠木門(かぶきもん)」周辺がベストスポット。

増山城の桜の木

本丸まで登らなくても、入り口付近で素敵な桜を楽しむことができます。


増山城跡
住所:富山県砺波市増山
駐車場の有無・料金:あり(無料)
詳細はこちら砺波市HP



増山城最寄りの車中泊スポット「道の駅 庄川」




本来であれば道の駅 砺波の方が増山城に近いのですが、車中泊の可否を確認できなかったので、今回は道の駅庄川を紹介します。

この道の駅は国道156号線沿いにあり、増山城からも約12kmと比較的アクセスしやすい場所にあります。

立地としては庄川温泉郷の入口にあたるので、周辺の温泉施設を利用して外湯めぐりも楽しむことも可能。

近くにはスーパーがあり買い出しもできますが、156号線沿いにローソンがあるので、不便を感じることはないでしょう。

夜は交通量も少なく、とても静かで怖いくらいです。


道の駅 庄川
住所:富山県砺波市庄川町示野437
お城からの距離:12.5km
駐車場:45台
設備:24時間利用可能のトイレあり
詳細はこちら道の駅 庄川



【富山県高岡市】徳川家康と前田利長の決戦があったかも?高岡城




高岡市のど真ん中にある、緑豊かな「高岡古城公園」。

実はここ、前田利家の息子・前田利長が隠居後の居城として築いた高岡城の跡地なんです。

城の設計については、あのキリシタン大名として有名な高山右近が関わったという説もあります。(確実な記録はないのですが、そう思うとロマンがありますよね)。

実はこのお城、単なる隠居用の城ではなかったという噂も…。

一説には、徳川家康との「決戦」を想定した本格的な要塞だったという話もあるんです!

しかし最終的には、利家の妻・まつ(芳春院)が江戸へ人質として赴くことで、戦いは回避されました。

この大きな決断があったからこそ、加賀百万石の繁栄は明治まで続いたんですね。

高岡城内景色

これまで紹介してきた険しい山城とは違い、高岡城は街なかに築かれた「平城(ひらじろ)」タイプ。

現在は市民の憩いの場として親しまれていますが、実は歴史のターニングポイントになった場所。

さらにここは、富山県内屈指の桜の名所でもあります。

お花見がてら、歴史の息吹を感じに訪れてみるのもおすすめですよ!

高岡古城公園
住所:富山県高岡市古城
駐車場の有無:周辺に無料駐車場あり
詳細はこちら高岡古城公園



高岡城最寄りの車中泊スポット「道の駅 万葉の里高岡」


道の駅 万葉の里高岡の外観

能越自動車道の高岡ICのすぐ近くにある道の駅で、富山県内だけでなく、石川・能登方面、岐阜方面、新潟方面へ移動する際のハブ的な立地にあります。

そのため、車中泊で利用する方も比較的多いようです。

周辺には夜遅くまで営業している飲食店や入浴施設もあり、車中泊旅でも食事やお風呂に困らない環境が整っています。

実際に泊まってみるとそれほど騒がしくなく、比較的落ち着いて休める印象でした。

また、先日運営会社に問い合わせしたところ、事前に連絡すれば連泊もOKとのことでした。

道の駅 万葉の里高岡
住所:富山県高岡蜂ヶ島131‐1
お城からの距離:5.9km
駐車場:普通車70台
設備:トイレ24時間利用可能
詳細はこちら道の駅 万葉の里高岡



【まとめ】城跡を車中泊で巡る、歴史と桜の旅へ


どのお城も、それぞれに異なる魅力と歴史のドラマを持っています。


険しい山城あり、海を望む岬の城あり、街なかの公園あり――同じ「城跡巡り」でも、まったく違う表情を楽しめるのが、このエリアの面白さです。


そして、これからの季節はいよいよ桜のベストシーズン。


無骨な城跡と可憐な桜が織りなす景色は、歴史好きでなくても思わず足を止めてしまうほどの美しさです。


車中泊なら、朝一番に人のいない静かな城跡を独り占めできるのも大きな魅力。


気ままなペースで、歴史と絶景と地元グルメを存分に堪能してください。

能登の車中泊サラリーマン

能登地方を拠点として活動している50代男性。 普段はサラリーマンとしてとある能登地方の企業に籍を置いています。 自宅はあるものの、6カ月以上車中泊で生活していております。 私が車中泊を続ける目的は、度重なる災害で車中泊を余儀なくされた場合に備え、出来るだけ快適に過ごせるノウハウを蓄積することです。