キャンピングカー・車中泊情報Webマガジン - DRIMO(ドリモ)

スポット

スポット

【岐阜】14ヶ月の車中泊生活者が教える!白川郷・五箇山を満喫する道の駅巡りおすすめルート

白川郷・五箇山を満喫する道の駅巡りおすすめルート

車旅で、岐阜の世界遺産・白川郷や五箇山に行ってみたいという人も多いのではないでしょうか。

私は、普段は能登地方で車中泊をしながら会社勤めをしていますが、以前は岐阜県美濃加茂市に住んでおり、よく白川郷や五箇山を通って実家の富山県高岡市まで帰っていました。

そんな経験から、今回は高山市から砺波市に向かうルートと、周辺の道の駅を紹介します。

このルートは高速道路も使うこともできますが、一般道を通ったほうが庄川沿いの風光明媚な景色を楽しめるのでおすすめです。

また、この周辺には道の駅が多く点在しています。

道の駅を6カ所巡りながら、世界遺産を訪れるルートなので、道の駅巡りが好きな方や、世界遺産の合掌造り集落である白川郷・五箇山に興味ある方の参考になればうれしいです。


高山市(始点)〜道の駅 ななもり清見




ルート:国道158号線 または県道73号線

今回はスタート地点を高山市に設定しました。

その理由は、関東や近畿から訪れる旅行者を意識したためです。

関東からの場合は、長野県松本市を経由し、安房峠を通るルートがあります。

また、名古屋や大阪からなら、岐阜県美濃加茂ICを経て国道49号線に向かうルートが一般的です。

さらに高山市自体が観光地であり、観光スポットも多く点在しています。

道の特徴


国道158号線


高山市内と東海北陸自動車道を結ぶバイパスで、信号が少なく走りやすい道路です。

また、道の駅 ななもり清美へもアクセスがしやすいのが特徴です。

県道73号線


田舎道をのんびり走りたい人にはこちらがおすすめ。

こちらのルートでも、途中に道の駅 ななもり清美があります。

給油ポイント・食材調達


ガソリンの補給は高山市までに済ませておくのがおすすめです。

この先はガソリンスタンドがあっても日曜日休業のところが多いため注意が必要。

食料の調達は高山市街地であれば容易にできます。

名所・観光地:高山市街地




市街地全体が観光地となっていて、高山朝市や高山陣屋、古い街並みなど見どころがたくさん。

市内には高山ラーメンのお店や土産物屋が多く並びます。

また、映画「氷菓」のロケ地としても有名です。

道の駅 ななもり清見の特徴


道の駅ななもり清見の外観

高山市街地と東海北陸自動車道の飛騨清見ICのちょうど中間にある道の駅です。

販売店には、ご当地で採れた野菜や木彫りなどのお土産物が並んでいます。

道の駅ななもり清見メニュー

一度ここで車中泊をしたことがありますが、夜はとても静かで、少し「何か出そう・・・」と感じるほどでした。

昼間に訪れるとかなりにぎわっていて、ここでの買い食いはとても楽しいです。

富山方面へ向かう旅行客が、高速道路に入る前にひと休みする場所として立ち寄ることが多いように見受けられました。

道の駅 ななもり清見
住所:岐阜県高山市清見町牧ケ洞2145
営業時間:
4月16日〜11月15日
・レストラン11:00〜14:30(L.O14:00)
・グルメコーナー9:00〜16:30
・売店9:00〜16:30
・野菜直売所9:00〜16:00(なくなり次第終了)
11月16日〜4月15日
・レストラン11:00〜14:30(L.O14:00)
・グルメコーナー9:30〜16:00
・売店9:30〜16:00
・野菜直売所9:30〜16:00(なくなり次第終了)
定休日:1月2日〜3月末 毎週木曜日
休業日:12月31日、1月1日 年末年始
駐車場の台数・広さ:普通車89台、大型車4台
TEL:0577-68-0022
詳細はこちら▷道の駅 ななもり清見



道の駅 ななもり〜道の駅 白川郷




ルート:国道158号線または県道73号線から東海北陸自動車道

道の特徴


国道158号線を使えば、一気に東海北陸自動車道の飛騨清見ICまで行くことができます。

また、県道73号線を使っても時間的にはほとんど変わらず、同じく飛騨清見ICにたどり着きます。

キャンピングカーでも、楽に通行できるので安心です。

給油ポイント


ガソリンスタンドが少ないため、燃料補給にはあまり期待しない方がいいでしょう。

名所・観光地


野外博物館 合掌造り民家園




合掌造りの古民家や、その土地の暮らしがわかる展示物が並ぶ博物館です。

お食事処や売店もあり、入場料600円。

白川郷を手っ取り早く、そしてしっかり楽しみたいなら、ここを訪れるのが一番。

白川郷の魅力がぎゅっと集約されたような場所で、移設された古民家はなんと25棟もあります。

アニメ「ひぐらしのなく頃に」やドラマ「最愛」のロケ地にもなっています。

野外博物館 合掌造り民家園
住所:岐阜県大野郡白川村荻町2499
営業時間:
3月〜11月 8:40〜17:00
12月〜2月 9:00〜16:00
休園日:
4月〜11月 無休
12月〜3月 木曜日(祝日の場合は前日休)
入園料:大人600円、小人400円
TEL:05769-6-1231
詳細はこちら▷野外博物館 合掌造り民家園



白川郷ぷりんの家




白川郷に来たなら、ぜひ「水プリン」を味わってみてください。

また、「水プリン」だけでなく、季節の果物を使ったプリンもあるので、いつ訪れても新しい味との出会いがあります。

白川郷ぷりんの家
住所:岐阜県大野郡白川村荻町702
TEL:05769-6-1700
営業時間:10:00〜16:30
定休日:水曜日
駐車場:なし
詳細はこちら▷白川郷ぷりんの家



帰雲城趾


帰雲城碑

1585年の大地震(天正地震)で帰雲山が大崩落し、ふもとの帰雲城と城下町は土砂に飲み込まれました。

この時、城主一族である内ケ島氏は滅亡し、その後この地には埋蔵金伝説が語り継がれるようになります。

現在は碑が建てられ、公園として整備されています。

帰雲山

今も帰雲山には崩落の跡が残っており、城の正確な位置はまだ特定されていませんが、発掘調査が予定されています。

帰雲城
住所:岐阜県大野郡白川村保木脇
詳細はこちら▷白川村HP



道の駅白川郷の特徴


道の駅白川郷の外観

白川郷にある道の駅で、敷地内には合掌造りの原寸大の展示物が見られる「合掌ミュージアム」があります。

ここでは合掌集落についての資料や展示物がそろっていて、合掌造り集落を訪れる前に見学すると理解が深まります。

しかも無料で見学可能です。

販売店では地元の農産物や加工食品、お酒などを購入できます。

お食事処「水屋(みんじゃ)」では、飛騨の家具に囲まれて山の幸を使ったメニューが楽しめます。

合掌ミュージアム

合掌集落に行く前にも後にも立ち寄る価値のある場所です。

特筆すべきなのは、お食事処で提供される「熊うどん」「熊汁定食」。

興味のある方は一度ご賞味を。

また、合掌ミュージアムでは実際の集落では見られない内部構造なども詳しく知ることができるので、建築に興味のある方にはとくにおすすめです。

道の駅 白川郷
住所:岐阜県大野郡白川村飯島411
TEL:05769-6-1310
営業時間:
・お土産店 8:30〜17:00
・お食事処 9:30〜16:00
定休日:年末年始(12月29日〜1月3日)
駐車場の台数・広さ:普通車46台、大型車4台、身障者専用3台
詳細はこちら▷道の駅 白川郷



道の駅 白川郷〜道の駅 上平ささら館




ルート:国道156号線

道の特徴


この区間は1車線の道でカーブが多いのが特徴です。

スピードの出しすぎには十分注意してください。

また、大きくて入りやすいガソリンスタンドは見当たらないため、燃料は早めに補給しておくと安心です。

現在、各所で工事が行われており、片側交互通行になっている場所も多くあります。

時間に余裕をもって走行してください。

道の駅 上平ささら館の特徴


道の駅上平の外観

飲食店が2店舗と物産販売店、観光案内所が併設されており、庄川の渓流を眺めながら食事を楽しめる道の駅です。

道の駅上平メニュー

ここの一押しはイワナ料理です。

とくに「岩魚寿司」はぜひ食べていただきたいおすすめの一品です。

寿司

道の駅 白川郷に比べると派手さはありませんが、その分比較的空いているので落ち着いた雰囲気。

ゆっくり食事を楽しむにはぴったりの穴場的スポットです。

駐車場は広く、地元の方もよく利用しています。

五箇山観光の前に、ここで情報を集めて周るルートを考えるのもおすすめです。

道の駅 上平ささら館
住所:富山県南砺市西赤尾町72-1
TEL:0763-67-3141
営業時間:
・観光案内窓口9:00〜16:00
・レストラン11:00〜20:00
駐車場の台数・広さ:普通車62台
詳細はこちら▷とやま観光ナビ



道の駅 上平ささら館〜道の駅 たいら




ルート:国道156号線

道の特徴


この区間は一車線ですが、道幅は十分にあるので、安心して運転できます。

ただし、ガソリンスタンドはほとんどないので、給油は期待できません。

また、スーパーやコンビニも少ないので、食材や飲み物は道の駅で購入するのが良いでしょう。

現在、工事のため片側交互通行の箇所が多くあります。

時間に余裕を持って計画しましょう。

名所・観光地


くろば温泉




国道156号線沿いにある温泉施設です。

最大の特徴は、なんと刺青・タトゥーOKというところ。

温泉に浸かりながら庄川や小原ダム湖を一望できる絶景が楽しめます。

くろば温泉
住所:富山県南砺市上平細島1098
TEL:0763-67-3741
入場料:大人600円、小人300円
詳細はこちら▷桂湖ビジターセンター



菅沼合掌造り集落




五箇山の中でもいくつかある集落のひとつで、ここ菅沼合掌造り集落には合掌造りの家屋が9棟建ち並びます。

集落内には、「塩硝の館」や「五箇山民俗館」があり、五箇山の歴史・暮らしを知る事ができます。

菅沼合掌造り集落
住所:富山県南砺市菅沼
詳細はこちら▷菅沼合掌造り集落



越中五箇山相倉集落




五箇山の合掌造りの集落の一つで、世界遺産にも登録されています。

規模は大きくありませんが、静かに楽しめるのが魅力です。

越中五箇山相倉集落
住所:富山県南砺市相倉
TEL:0763-66-2123
営業時間:8:30〜17:00
詳細はこちら▷越中五箇山相倉集落



天柱石


天柱石

五箇山の代表的なパワースポットのひとつで、巨大な岩が天に向かってそびえ立つ迫力ある景勝地です。

言い伝えでは奈良時代、役の行者が近くの金剛堂山でこの石の上にて修行をしていると、童子が天から下りてきて供物を捧げ、竜女が現われ燈明を捧げたという伝説が残されています。

この場所は古くから修験者の修行の場として知られています。

詳細はこちら▷南砺市HP

道の駅たいらの特徴


道の駅たいらの外観

道の駅たいらには、五箇山の特産品を扱う販売所や飲食店があります。

また、五箇山の特産品である和紙の「和紙工芸館」があり、紙に関する展示物を見ることができます。

さらに、紙漉き体験ができる和紙体験館や、木のミュージアム「たいら郷土館」も併設されています。

ここは一度車中泊で泊まった事がありますが、仲間(車中泊者)が少なく、少し寂しい印象でした。

ただし、夏にはもう少し人がいて賑わうかもしれません。

また、五箇山のお祭りの時は、かなり混雑するそうです。

お土産品を選ぶのなら、この道の駅がおすすめ。

和紙を使った商品が多く揃っており、実用的なものも多いので、喜ばれること間違いなしです。

道の駅たいら
営業時間:9:00〜17:00
休業日:年末年始
TEL:0763-66-2403
住所:富山県南砺市東中江215
駐車場の台数・広さ:普通車70台
詳細はこちら▷道の駅たいら



道の駅 たいら〜道の駅 庄川




ルート:国道156号線

道の特徴


この区間は下り坂が多く、スノーシェードやカーブもあるため、スピードを出し過ぎないよう注意が必要です。

小牧ダムを過ぎたあとは道が広くなり、平野が広がります。

また、平野(庄川町)に入るとガソリンスタンドがいくつかあり、給油には困りません。

さらに大型スーパーもあるので、食料や日用品の調達もしやすいです。

名所・観光地


庄川峡遊覧船 船着場




庄川峡の美しい景色を楽しめる遊覧船の船着場です。

テレビドラマのロケでよく「殺人事件が起こる場所」として登場する大牧温泉へ行くための遊覧船もここから出発します。

ダム湖をゆったり巡るクルーズのコースもあり、時間があればぜひ乗船してみてください。

詳細はこちら▷庄川峡遊覧船

庄川水記念公園


庄川水公園の入り口

庄川沿いにある自然豊かな公園で、桜の名所でも有名な場所です。

園内には大噴水や足湯、美術館があり、散策しながら楽しめます。

また、事前予約でSUPの体験教室も開催されているので、アクティビティに挑戦したい人にもおすすめです。

庄川水記念公園
住所:富山県砺波市庄川町金屋1550
TEL:0763-82-5696
開園時間:9:00〜18:00
詳細はこちら▷庄川水記念公園



道の駅庄川の特徴


道の駅庄川の外観

山間から平野に景色が変わるあたりの場所に、道の駅庄川があります。

物産展には、南砺市を象徴する商品がずらりと並び、地元の野菜はもちろん、富山湾で獲れた新鮮な魚介類まで販売されていて驚かされます。

道の駅庄川レストランメニュー

併設のレストランでは、砺波の郷土料理「よごし」のランチが楽しめ、4種類のよごしが味わえます。

旅行中、意外と出会えない郷土料理をここで手軽に楽しめるのは大きな魅力です。

販売所では地元でもあまり知られていないような珍しい郷土の物産にも出会えます。

とくにゆずが特産で、ゆずを使ったドリンクやお菓子が豊富。

山間の走行で疲れた体を休めるには丁度良い場所にあります。

また、庄川温泉郷の入り口に位置しているため、旅の途中で温泉に立ち寄るのもおすすめ。

すぐ近くにスーパーやホームセンターもあり、車中泊の補給、休憩場所としても便利です。

道の駅 庄川
住所:富山県砺波市庄川町示野437
TEL:0763-82-7779
営業時間:9:00〜18:00
定休日:火曜日、年末年始(12/31、1/1、1/2)
駐車場の台数・広さ:普通車60台
詳細はこちら▷道の駅 庄川



道の駅庄川〜道の駅砺波(終点)




ルート:国道156号線

道の駅砺波をルートの終点に選んだのは、北陸自動車道の砺波ICからすぐ近くにあるためです。

関東方面から訪れる方はそのまま新潟方面へ、関西方面から来た方は福井方面へと移動しやすく、次の旅へつなげるのに便利な立地です。

道の特徴


道の駅 庄川から高岡方面へ向かうと、砺波市の市街地に入ります。

途中、道は1車線から2車線に広がり、道沿いがにぎやかになってきます。

セルフ式のガソリンスタンドも多くなるので給油も手軽にできます。

また、国道156号線沿いには大型スーパーが数店舗立ち並んでいるため、食料調達もとても簡単です。

名所・観光地


砺波チューリップ公園




富山県の代表する観光スポットの一つで、とくに有名なのがこのチューリップ公園。

毎年5月に開催されるチューリップフェアには、全国から多くの観光客が訪れます。

公園のそばには、「チューリップ四季彩館」があり、ここでは一年中チューリップを楽しむことができます。

チューリップの咲いていない時期には、公園は無料開放されています。

園内はかなり広く、ドライブで凝り固まった体をほぐすにはちょうど良い場所です。

隣接するチューリップ四季彩館はガラス貼りの美しい建物。

フェアの期間以外は、比較的空いていて入、入場料も大人310円とリーズナブルなので楽しめます。

館内のカフェでは、富山名産の白エビや大門そうめんを使ったメニューも楽しめます。

地元料理を味わいたい方には、ぜひおすすめしたいスポットです。

チューリップ公園
住所:富山県砺波市花園町1−32
チューリップ四季彩館
住所:富山県砺波市中村100−1
TEL:0763-33-7716
入館料:一般(高校生以上)310円、シニア(65歳以上)250円、小中学生160円、幼児無料
営業時間:9:00〜18:00
詳細はこちら▷チューリップ四季彩館



道の駅 砺波の特徴


道の駅砺波の外観

この道の駅は、チューリップ公園を含む一帯の総合観光地のうちの一施設となっています。

開店時間の9時から多くの人でにぎわっており、とくにチューリップ関連グッズが豊富なのが特徴です。

道の駅砺波の外観

地元の方もよく利用されているようで、いつ訪れても賑やかな印象です。

最近リニューアルされ、道の駅内の飲食店がなくなり、代わりにイタリアンレストランが併設されました。

観光客が多く立ち寄っていますが、高速道路に乗る前に富山土産を購入する目的で訪れているように感じました。

お土産の中では「大門そうめん」がとくにおすすめです。

他の地域にはない個性的なお土産で、「ザ・富山」ともいえる存在感があります。

道の駅 砺波
住所:富山県砺波市宮沢町3−9
TEL:0763-33-7666
営業時間:
・観光案内所9:00〜18:00
・となみ野の郷9:00〜18:00
・となみそだち(食事処)11:00〜18:00
・ステーキハウス プロムナードもみじ11:00〜14:00、要予約17:30〜21:00(L.O20:00)
・チューリップ四季彩館ミュージアムショップ9:00〜18:00
駐車場の台数・広さ:普通車73台
詳細はこちら▷砺波市観光協会

能登の車中泊サラリーマン

能登地方を拠点として活動している50代男性。 普段はサラリーマンとしてとある能登地方の企業に籍を置いています。 自宅はあるものの、6カ月以上車中泊で生活していております。 私が車中泊を続ける目的は、度重なる災害で車中泊を余儀なくされた場合に備え、出来るだけ快適に過ごせるノウハウを蓄積することです。