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【実体験】キャンピングカーのメンテナンス費用はいくら?

中古ハイエースバンコンを約3年間使った実費公開

2年落ち、中古ハイエースバンコンを約3年間使った実費公開

キャンピングカーで、購入費用と同じくらい多くの人が気になるのが「維持費」や「メンテナンス費用」ではないでしょうか。

私自身、ハイエースのバンコン、トイファクトリーのアルコーバ(走行距離6,200kmの中古車)を購入する前は、
・「故障したらいくらかかるんだろう」
・「普通の車より、かなりお金がかかるのでは?」
と心配していました。

実際に乗り始めてから、もうすぐ3年。

この記事では、そんなわが家のアルコーバを例に、
・「普段自分でしているメンテナンス」
・「プロに任せた整備・修理」
・「これまで実際にかかった金額」
を、できるだけ正直に公開します。

バンコンタイプのキャンピングカーを検討している方が、「年間どれくらいのメンテナンス代・修理代を見ておけばいいのか」をイメージするための一つの目安になれば嬉しいです。

わが家のキャンピングカーについて


アルコーバの外装

わが家のキャンピングカーは、トイファクトリーのバンコン「アルコーバ」です。

初年度登録は2020年12月。
2023年4月に走行距離6,225kmの中古車として購入し、今年の4月で約3年が経ちます。

本当は新車も検討しましたが、当時は納期が2年ほどかかると言われていました。

また、購入費用もできるだけ抑えたかったため、比較的新しい中古車を選択しました。
それでも価格は、およそ800万円。

とはいえ登録からまだ数年の車両だったため、「このくらいの年式と走行距離なら、大きな故障は当面少ないのでは」と考えたことも決め手の一つです。
実際に乗り始めてからも、その目論見どおり大きなトラブルはほとんどなく、メンテナンス面でも安心して付き合えている一台になっています。

主な使い方


わが家のアルコーバは、主に夫婦と愛犬との車中泊旅行用として使っています。
年に数回、2〜3泊ほどの旅に出ることが多く、走行距離は購入時の6,225kmから、現在22,775kmまで伸びました。

通常は屋根付きの自宅駐車場に保管しているため、直射日光や雨ざらしの影響を受けにくい環境です。
そのおかげか、ボディやシーリング、タイヤなどの劣化も比較的ゆるやかだと感じています。

こうした
・「年に数回程度の使用」
・「屋根付きでの保管」

という条件もあってか、これまで大きな故障はありません。
後述しますが、メンテナンス費用も当初想像していたより、かなり抑えられています。

普段から行っている「自分でできるメンテナンス」


月に一度のルーティンとして、次のようなケアを続けています。

FFヒーターを回す


FFヒーター

オフシーズンであっても、定期的にFFヒーターを稼働させています。
目的は、内部の固着防止と動作確認

しばらく使わない状態が続くと不具合の原因になるため、あえて月1回はスイッチを入れるようにしています。
あわせて、燃料ポンプやファンの異音がないかもチェックしています。

大きな整備ではありませんが、こうした小さな習慣がトラブル予防につながっていると感じています。

サブバッテリーの充電をする


サブバッテリー

サブバッテリーの状態を良いまま保つため、定期的に外部電源につないで満充電にしています。

充電の際には、
・残量表示が正確か
・充電時の電圧の上がり方に違和感がないか
といった点も合わせて確認しています。

エンジンをかける


バッテリー上がり防止と、エンジンや各機関のコンディション維持のため、エンジンをかけ、数分間アイドリングさせています。
これにより、オイル循環も促されます。

これらの作業はいずれも10〜20分程度の手間で、費用も電力や燃料代がわずかにかかる程度。
ほぼコストをかけずにできる予防メンテナンスです。

普段の使用中に気をつけているポイント


月に一度のルーティンとは別に、普段の使用中にも、いくつか意識していることがあります。

電気系のチェック


コンセント

電気まわりはトラブルが起きると不便なので、こまめに状態を確認しています。

具体的には、
・室内灯が正常に点灯するか
・USBポートが通電しているか
・コンセントが問題なく使えるか
・サブバッテリー残量表示
・充電時の挙動に違和感がないか。
といったポイントです。

違和感を感じた場合は、コネクタを一度抜き差ししたり、端子まわりを軽く掃除したりして様子を見ます。
小さな接触不良が原因のこともあるため、まずは自分でできる範囲の確認から。

それでも改善しない場合は、早めに専門店へ相談するようにしています。

家具・内装のチェック


アルコーバの収納棚

室内の家具や内装まわりも、普段の使用中にこまめに確認しています。

走行中の振動があるため、キャンピングカーはどうしてもネジの緩みや部品のズレが起こりやすいからです。

具体的には、
・扉の閉まり具合やラッチの緩み
・テーブルのぐらつき
・ベッドマットのヘタリ
などを、目視・使用感でチェックしています。

必要に応じてネジを締め直したり、簡単な調整をするだけでも状態が安定します。

車内

実際に以前、カーテンレールが外れかけていたことがありましたが、このチェックのおかげで早い段階で気づくことができました。

こうしたセルフメンテナンスは「費用ほぼゼロ〜数千円」で済む範囲なので、大きな修理になる前の予防にもつながっていると感じています。

実際に約3年でかかったメンテナンスと費用


車検までのメンテナンス


アルコーバの外装

購入から初回車検までの約2年間は、主に定期的なオイル交換を中心としたメンテナンスを行ってきました。
オイル交換(ガソリン車・エレメント交換込み)は、走行距離や使用状況に応じて年に2回実施。

2年間で合計4回行い、費用は約20,800円。

また、6カ月点検や1年点検もディーラーや整備工場で受けていましたが、基本料金と消耗品交換程度で、大きな出費もありませんでした。
そのため、この期間のメンテナンス費用は、オイル交換代も含めても年間1万円前後で収まっていました。

保証修理について


購入後まもない時期に発生した不具合については、すべて販売店の保証対応で無料で修理してもらうことができました。

2023年5月

・エアコンガス抜け
ガスチャージおよび修理を無償対応

・マックスファンのモーター不良
モーター本体を交換(無償)
2025年1月以降

・カーテンレールの外れ
ネジ締め直しを無償対応

・アクリル二重窓のヒビ
ヒビ割れ箇所の部材交換を無償対応

いずれも居住スペースまわりの軽微なトラブルで、保証期間内に対応してもらえたため、ユーザー負担はありません。

加入したサービス


また、念のため以下のサービスにも加入しました。

・くるま旅クラブ会員特典
購入後1年間無料(基本的なアフターサービス付き)

・JRVA安心サービス
1年保証に19,800円で加入(ただし、販売店保証で対応できたため、実際には使用せず)

初回車検の費用はいくら?


8ナンバーの特装車(キャンピングカー)は、新車登録から2年後に初回車検を受け、以降は2年ごとに車検を通す必要があります。

わが家のアルコーバは2020年12月に新車登録され、2023年4月に購入しました。
そのため、2025年1月に初回車検を受けています。

車検費用の内訳は以下の通りです。

【車検費用の内訳】
・技術料(整備・検査):33,000円(税別)
・使用部品代:9,820円(税別)(エンジンオイル、ブレーキオイル、オイルパンドレンコック、ヒューズなど)
・法定費用:46,600円
・重量税:24,600円
・自賠責保険料:19,980円
・印紙税:1,600円
・消費税:4,256円
車検総額:93,000円

このうち、法定費用の約46,600円は必ずかかる部分ですが、整備料と部品代は約42,800円に抑えられました。

前述のオイル交換(約20,800円)と合わせても、購入から初回車検までの約2年間で、大きなメンテナンス出費にはなりませんでした。

年間いくら見ておくと安心か


アルコーバの外装

購入から2025年1月の初回車検までの約2年間(2023年4月〜2025年1月)にかかった、メンテナンス・修理関連の総支出は以下の通りです。

【メンテナンス費用の内訳(約2年間)】
・オイル交換:4回×約5,200円=20,800円
・JRVA安心サービス加入費:19,800円(未使用)
・初回車検費用:93,000円
合計:133,600円(保証修理は無料のため除外)

約2年間で133,600円だったため、年間平均にすると約66,800円となります。
この期間は、販売保証での無償修理や月1回のセルフメンテナンスを続けていたことで、大きな出費を抑えられた結果だと感じています。

もちろん車両の状態や使い方によって差はありますが、バンコンタイプのキャンピングカーでは、次のくらいを目安にしておくと安心です。

・普段の年:オイル交換や簡易点検で2万〜5万円程度
・車検年:法定費用+整備で8万〜12万円程度

わが家の場合も、車検を除けば年間3万円前後で済んでおり、「思ったより低く抑えられている」と感じています。

維持費全体のイメージ


メンテナンス・修理費だけでなく、税金や保険も含めたわが家の年間維持費の目安をまとめます。

【年間維持費の内訳】
・メンテナンス・修理費:年間平均約66,800円(オイル交換・車検・保証加入費)
・自動車税:40,000円(8ナンバー特装車)
・任意保険:約70,000円(車両保険あり・20等級)
年間トータル維持費:約176,800円

この金額は「購入から約3年、総走行距離16,550km、年数回の車中泊使用」という条件での実績です。

車検のある年は出費が増えますが、通常の年であれば、税金+保険で年間11万円前後に、オイル交換代などを加えた程度で維持できています。

これから出費が増えそうな代表的なメンテナンス


アルコーバの車内

これまでわが家は、保証対応やセルフメンテナンスのおかげで大きな出費を避けられてきました。
ただし、今後は年数や走行距離が進むにつれて、消耗品や装備の寿命によるまとまった費用が発生する可能性があります。

ここでは、代表的なものを挙げておきます。

タイヤ交換


現在の走行距離22,775km。
車重のあるキャンピングカー特有の摩耗や、ひび割れが気になり始めています。

交換時期を迎えると、4本で10万円前後になる可能性があり、数年以内に検討が必要になりそうです。

サブバッテリーの買い替え


購入から約3年が経過しており、使用頻度や充電習慣を考えると、あと2〜3年以内に寿命を迎える可能性が高いと感じています。

交換費用は、バッテリー本体と工賃を合わせて3万〜6万円程度を想定しています。

家庭用エアコンの故障・修理


2023年にガス抜けを保証で修理し、現時点では正常に動作しています。
ただし、車載環境特有の振動や電源条件による負荷もあるため、再発やコンプレッサー故障などが心配されます。

修理や交換で5万〜15万円ほどかかるケースもあるため、「もしもの備え」として想定しています。

これらは新車を購入しても避けられない、消耗品や装備の寿命による出費です。
数年に一度の「当たり年」として、まとまった出費が発生しそうです。

新しめの中古キャンピングカーはメンテナンス面から見ても狙い目


これまで約3年間、アルコーバを年に数回の車中泊旅行で使ってきました。
その間、大きな故障はなく、月1回のセルフメンテナンスでコンディションを保つことができました。

新車より購入費を抑えられ、長い納期を待つことなくすぐに乗り始められる。
そして維持費も「普通車と大きく変わらない」水準で収まっています。

こうした点は、「新しめの中古車」ならではの大きなメリットだと実感しています。
バンコンタイプのキャンピングカーを検討中の方は、メンテナンス費用を必要以上に恐れすぎず、状態の良い中古車から始めてみるのも一つの選択肢です。

きちんと管理すれば、思っているよりずっと現実的な維持費で、キャンピングカーライフを楽しむことができます。

tsukushi

2023年4月に念願のキャンピングカーを購入。大型犬との のんびり旅を満喫中。 道の駅に寄り道したり、温泉でリフレッシュしたり、 旅先で見つけた素敵な場所や、愛犬との気ままな旅をお届けできたらと思います!