【1年半で車中泊300泊!】長崎県〜佐賀県 焼き物を巡る車中泊旅行で発見したおすすめの焼き物スポット4選!
目次
【焼き物を巡る車中泊旅で発見】長崎県波佐見市「波佐見焼」と西の原
スタートは「道の駅 うれしのまるく」から。
ここはオープンが2022年の9月と新しく、嬉野温泉駅に隣接しています。
朝はいつもゆっくりなので9時頃に朝食をとり、10時過ぎに最初の目的地長崎県の波佐見へ向かいました。
「波佐見焼」の特徴は、白磁の美しさと、藍色で絵付けされた染付の繊細で深い味わい。
400年以上の歴史があり、日本国内で使われている日用食器のおよそ16%が波佐見焼と言われています。
実は私も地元富山のデパートにて「かわいい」と思い購入した食器が波佐見焼で、この時まで知らずに使用していました。
もしかしたらみなさんの家でも知らずに使っている波佐見焼があるかもしれませんね。
最初は「白山陶器」へ向かいました。
白山陶器といえば波佐見を代表するブランドで創業はなんと安永八年(1779年)です。
洗練されたショールームにはおしゃれな器がたくさん並んでいて、冷酒用にフリーカップ(何通りもの使い方ができる器のこと。847円)を2つ購入。
その後「波佐見焼」の陶磁器ブランド「HASAMI」で知られる県内の工芸品を扱う「マルヒロ」で和紋小皿(1,320円)を2つ購入し、波佐見町最大の観光館「くらわん館」へ。
この時点で器は4点購入していて、このまま全ての焼き物産地へ行くと大変な出費になると思いました。
最後に立ち寄ったのは「西の原」。
江戸時代から続く窯元が営む製陶所「福幸製陶所」の跡地で、当時の面影を残しながらカフェやレストラン、雑貨屋さんが集まっているエリアです。
器とは関係ありませんが、おにぎりが美味しそうな「にぎりめし かわち」と、カフェ好きなので「イソザキ珈琲 Shady」が気になりました。
非常に素敵な空間が広がっていて、もっとお財布に余裕がある時の旅行で再訪したいなと思いました。
西の原
にぎりめし かわち
営業時間 / 11:00〜16:00
定休日 / 月・水・木・金曜日
HP / なし
【焼き物を巡る車中泊旅で発見】佐賀県有田町「有田焼」とアリタセラ
波佐見を出た時はすでに14時過ぎ。
想像以上に楽しくて長居してしまいました。
車を走らせること15分ほど。
次の目的地「有田焼」の商社が集まる中心地に到着しました。
「有田焼」の特徴は白磁に朱、藍、金などの鮮やかな色が絵付けされていて……と聞くと「波佐見焼」と同じではと思いますが、元々は両産地とも「有田焼」と呼ばれていて、現代は産地表記が厳しく管理されるようになり「波佐見焼」と「有田焼」に分かれたそうです。
秋の陶器市を控えてか3割ほどの商社が店を閉じていましたが、「田中陶器店」で見つけたビードロ小鉢(2,200円)を購入。
他にも欲しい陶器がいくつかあって悩みに悩みましたが、「セレクトショップ 貴好人」で見た朱と藍のフリーカップと「肥前赤絵窯元 鷹巣」の絵付け皿は諦めました。
田中陶器店 Facebook
セレクトショップ 貴好人 HP
肥前赤絵窯元 鷹巣 HP
翌日は陶磁器の専門店が集まる「アリタセラ」へ向けて出発。
「アリタセラ」は「有田焼」の専門店が集まるエリアの総称で、陶磁器を扱う22のお店とギャラリーや飲食店が入り、年中無休で営業しています。
敷地が2万坪あるとのことなので、サンダルからスニーカーに履き替えて端の店から順に全ての店を見ることにしました。
一通りまわってから、お財布と相談して「マルシゲ陶器」でスカイブルーのコーヒーカップとソーサー(2,926円)、「三光堂商店」でお節用の二段重箱(6,930円)を購入しました。
他にも焼酎用のカップやラーメン専用どんぶりなど欲しいものはたくさんありましたが、後ろ髪を引かれる思いで、次の目的地伊万里へと向かいました。
【焼き物を巡る車中泊旅で発見】佐賀県伊万里市「伊万里焼」と秘窯の里
「アリタセラ」で買い物を終え、車を走らせること30分弱。
「秘窯の里」と呼ばれる伊万里・大川内山へ到着しました。
どうやら将軍家などに収めていた高度な技法を外部に漏らさないため、佐賀・鍋島藩が大川内山の険しい山中に窯を移したようです。
三方を険しい山に囲まれた場所にあり、今なお30もの窯元が伊万里の伝統を受け継いでいます。
ここは各窯元がギャラリー兼ショップを持っているのも特徴です。
山の麓から1軒ずつ見て回ることにしました。
すでに旅中、焼き物に20,000円以上使っていたので、お財布の紐はキチキチに締めていたつもりでしたが「青山窯」で一目惚れ!
正月用の陶器でできた鏡餅(7,150円)を購入。
この時は購入した喜びと散財した後悔が交差していました。
お金を使い過ぎたので、翌日の「唐津焼」を諦めようと決心したのを覚えています。
【焼き物を巡る車中泊旅で発見】佐賀県唐津市「唐津焼」と唐津城
かなり散財してしまったので「唐津焼」は諦めて、唐津城へ向かいました。
天気も良く青空が広がり、気分良く城内橋を渡って城の入り口へ。
すると最初に目につくのが「唐津焼」の文字。
横目で見ながらとりあえず唐津城の本丸へと歩を進めました。
一通り観光して城から降りてくると、やはり「唐津焼」の文字が…。
気になるものは仕方ないので「佐志山窯直売店」と「うま舎」に寄ることにしました。
うま舎
住所/〒847-0016 佐賀県唐津市東城内12−3
営業時間 / 8:30〜17:00
定休日 / 不定休
HP / なし
渋めなデザインが多く欲しいものがちらほらと。
「佐志山窯」に置いてあった手捏ねの無骨な器が欲しくなり、金額も3,000円と手頃だったのですが、流石に今回は諦めて店をあとにしました。
そういう時に限って隣の「うま舎」にも欲しいものが並んでいるのです。
唐津には「また戻ってくるぞ」と誓い、次の目的地の呼子へ向かいました。
でもやっぱり購入すればよかったと後悔しています。
【焼き物を巡る車中泊旅で発見】焼き物・陶器のお得な買い方
焼き物・陶器のお得な買い方があるので紹介します。
①産地では春と秋に大きな陶器市が行われるので、その時に購入すると良い。
②有田や九谷のように商社販売がメインの産地では、同じ器でも店によって値段が違うので複数店舗巡ると良い。
③1点からでも勇気を持って値引き交渉をする。トータル金額や点数によるところもありますが、値引きを受けてくれたり端数を切り捨ててくれたりすることがあります。(ただし過度の値引き交渉は控えましょう。)
④毎年新作が出るので年落ち品は値引きされることが多い。
⑤意見が分かれますが、欠陥品(例:微妙な色むら、気にならないくらいの傷)の多くが大幅に値下げされています。気にならなければ見てみると面白いでしょう。
器が好きな方はついついたくさん購入してしまいますよね。
私は今回30,000円程度使いましたが、割引やお値打ち品を上手に組み合わせて購入できたと思います。
まとめ
たかだか器代30,000円程度で…なんて思わないでくださいね。
九州には、近年盛り上がりを見せるジャパニーズウヰスキーのディスティラリーがたくさん!
それに熊本の米、鹿児島&宮崎の芋、大分の麦と焼酎巡りという楽しみもあります。
お金を使ってしまいそうなコンテンツがたくさんある九州での車中泊旅。
1カ月の出費は北海道と並んで高額でした。
みなさんはどのようなテーマで車中泊旅を楽しんでいますか?