宮崎の道の駅を19カ所巡って実感!観光拠点に道の駅くしまをおすすめする理由

私たちは、愛犬とともに160泊以上キャンピングカー旅を重ねてきた夫婦です。
現在は、宮崎県内の道の駅19駅すべてを巡ってきました。
今回ご紹介したいのは、そんな私たちがとくにおすすめする「道の駅 くしま」です。
宮崎県南部にあるこの道の駅は、野生の馬に出会える都井岬をはじめとする観光地の拠点であり、宮崎県を縦断する国道220号線沿いに位置し、北上する際の中継地点としても最適な場所です。
「キャンピングカーで旅するなら、車だからこそ見られる景色や体験を楽しみたい」とお考えの方に、きっと参考になるはず。
本記事では、「道の駅 くしま」の魅力や施設の詳細についてご紹介したいと思います。
ぜひ、キャンピングカー旅の計画にお役立てください。
道の駅くしまはどんなところ?

道の駅くしまは、宮崎県の最南端・串間市に位置する道の駅です。
アクセスは高速道路からはやや遠いものの、JR串間駅からは徒歩圏内にあり、電車旅との組み合わせも可能です。
田舎町ですが、街中の道の駅らしい雰囲気が漂うスポット。
敷地内には、小さなドッグランもあり、愛犬連れの旅行者にも人気です。
私たちが訪れた時は、数組の方がワンちゃんを遊ばせており、ちょっとした休憩にはちょうどいいサイズ感でした。
物産館「ウミヤママルシェ」
施設内の物産館も「ウミヤママルシェ」では、地元の特産品や鮮魚、加工品などが販売されています。

とくに印象に残ったのが、名物の「黒瀬ぶり」。
わたしたちが訪れたのが営業終了直前だったため、なんとぶりのづけが半額に!
味付けのよさはもちろんのこと、ぷりぷりとした食感がたまらない、最高のおつまみでした。

さらに、鹿児島県に近い土地柄から、鳥刺し文化もありこちらの店頭でも販売されていました。
鳥刺しも同じく半額で購入でき、思わぬ形で車中飯が豪華にグレードアップしました。
飲食物産館内にある農家直営の「ポテトスタンド」

物産館内には、テイクアウト専門の「ポテトスタンド」があります。
このお店は、カンショ(さつまいも)農家3人が立ち上げた「株式会社ベジフーズ串間」が運営しており、生産者自身が直接お客様に美味しさを伝える貴重な場所です。
中でもおすすめは、「スイートポテトフライ」。
串間のブランド芋「ヤマダイカンショ」のやさしい甘みとホクホク食感をそのまま楽しめるフライドポテトで、2024年には全国放送の「旅サラダ」でも紹介された話題の逸品です。
私たちが訪れたときは残念ながら閉店して食べられませんでしたが、次回はぜひ味わってみたいと思っています。
全国でも珍しいオートバイ神社が併設

道の駅くしまの敷地内には、全国でも数少ない“ライダーのための神社”と知られる「オートバイ神社」が併設されています。
全国でわずか39カ所しか存在しないこの神社は、バイクの安全祈願に特化しており、多くのライダーたちから聖地として親しまれている場所です。
九州エリアには9カ所あり、道の駅に併設されているのは熊本県の「道の駅大津」と、ここ「道の駅くしま」のみ。
敷地内には、馬をかたどったユニークなベンチが印象的で、写真スポットとしておすすめの場所です。
次のセクションでは、宮崎県南部の観光拠点としておすすめする理由をご紹介します。
道の駅 くしま
住所:宮崎県串間市大字西方5503番地1
電話:0987-72-0800
FAX:050-3142-2861
停められる台数:普通車125台、大型6台、おもいやり駐車場4台
交通アクセス:JR串間駅から徒歩3分
営業時間:
【ウミヤママルシェ】9:00~18:00
【ウミヤマショクドウ】11:00~16:00(L.O. 15:30)
【POTATO STAND】9:00~18:00
【寿司虎】昼の部11:00~15:00(最終入店14:00)、夜の部17:00~21:00(最終入店20:00)
定休日:
【ウミヤマショクドウ】毎週木曜日
【POTATO STAND】不定休
詳細はこちら▷道の駅 くしま
道の駅くしまは車中泊初心者にもぴったりの安心スポット

私たちが車中泊の場所を選ぶとき、大切にしているポイントが4つあります。
1、車中泊が禁止されていないこと
2、トイレがキレイで24時間利用できること
3、近くにお風呂があること
4、平らな駐車場であること
道の駅くしまは、これらの条件を満たしていたため、初心者の方にもおすすめできるスポットだと感じました。
安心感のある立地と環境
道の駅くしまでは、車中泊が明確に禁止されていませんでした。
また、すぐ近くに交番があり、夕方にはパトカーが巡回していたのも、心強いポイントです。
清潔なトイレ環境

24時間利用できるトイレは、情報館の建屋内にあります。
建物は新しく、トイレも清潔で使いやすく、安心できる環境でした。
駐車場は広くて快適

駐車場はとても広く、大型車エリアと普通車エリアの間に距離があるため、エンジン音や保冷機の音が気になることもありませんでした。

また、国道220号線沿いでありながら、交通量は多くないので夜は静かで落ち着いて眠ることができます。
1台の区画も十分な広さがあり、平たんな敷地なので、とても快適に過ごせました。
初心者にも優しい雰囲気

私たちが訪れたのは平日でしたが、数台のキャンピングカーが車中泊していました。
人がいる安心感があり、「車中泊がはじめてで不安」という方にもチャレンジしやすい道の駅だと思います。
車で10分のところに「串間温泉いこいの里」
道の駅くしまから、車で10分の距離に温泉施設「串間温泉いこいの里」があります。
営業時間は朝7時から22時までと、私たち朝風呂派の強い味方です。
また、入浴料は500円と良心的。
アクセスは、ちょうど道の駅くしまと都井岬の間にあります。
「朝、道の駅を出発→朝風呂に入る→都井岬へ観光」という流れが、私たちには打ってつけでした。
今回は残念ながら臨時休業中で利用できませんでしたが、次回こそは入りたい施設。
訪問前に、ホームページで確認することをおすすめします。
串間温泉いこいの里
住所: 宮崎県串間市大字本城987番地
TEL:0987-75-2000
FAX:0987-75-2280
定休日:毎月第3水曜日
営業時間:7時より22時まで(入浴受付は21時30分まで)
料金:大人500円、小人300円
詳細はこちら▷串間温泉いこいの里
徒歩圏内に飲食店が豊富!気軽に食事を楽しめる

道の駅くしまは、JR串間駅から徒歩圏内という好立地にあり、周囲には多彩な飲食店が点在しています。
とくに嬉しいのが、国道220号線を挟んで向かい側に居酒屋がありグルメが楽しめます。
地元漁師が経営している「伊予屋」

「伊予屋」は、地元漁師の方が経営されている居酒屋さん。
海鮮丼(1380円)がおすすめで、新鮮な地元魚介を味わえます。
敷地内には直売所もあるので、お気に入りの魚を購入することも可能です。
伊予屋
営業時間:11:00〜14:00(L.O13:30)、18:00〜21:00(L.O20:30)、直売所10:00〜18:00
定休日:毎週水曜日(臨時休業あり)
詳細はこちら▷伊予屋Instagram
うどん&寿司セットがお得!「七福(しちふく)」

宮崎県はうどんも美味しいという話を聞きます。
こちらの「七福セット(1,000円)」は、うどんもしくはそば+寿司3貫+小鉢が付くお得なセット。
さらに嬉しいのが、冷凍自販機でも購入可能な点。
電子レンジなど解凍手段があれば、夜遅くに道の駅くしまに来ても食べるものが調達できます。
担々麺が評判!「中華食堂たんたん」

県道112号線沿いにあり、担々麵が美味しいと評判なようです。
夜は中華居酒屋として利用でき、豊富な中華メニューを楽しめます。
私たちが訪れた日は定休日のようでした。
詳細はこちら▷中華食堂たんたんInstagram
道の駅敷地内に回転寿司!「寿司虎」

なんと、道の駅の敷地内に回転すし「寿司虎」本店があります。
実際に夕食時にみてみると、整理券を持ったお客さんや、持ち帰りを利用する方が多く、夕食時は大人気。
お子様連れのご家族にぴったりです。
地方の道の駅では、「レストランが閉まると食べ物に困る」ということも少なくありませんが、道の駅くしまなら、徒歩で食事の選択肢が複数あるのが最大の魅力。
詳細はこちら▷寿司虎
周辺の観光スポットは見どころがたくさん
道の駅くしまは、周辺にさまざまな観光スポットがあります。
絶景と野生馬の楽園「都井岬」

私たちがまず訪れたのは「都井岬(といみさき)」。
全国で16カ所しかない「のぼれる灯台」の一つで、九州ではここだけ。

9:00から開場し、入場料は中学生以上300円。
中には資料館もあるようです。

ペットは同伴不可のため、私たちは登れませんでしたが、近くの駐車場から眺めるだけでも、十分きれいな景色を堪能できました。
海岸の景色が「ここは日本なのか?」と思うほど絶景です。
また、都井岬といえば野生馬が放牧されており、サファリパークのように車内から間近で馬を見られる迫力は必見。

愛犬もとても興味深く馬たちを車内から観察していました。
とくに、お子さま連れにも、たまらない体験になるのではないでしょうか。
船で行ける猿の島「幸島(こうじま)」
串間市は幸島という、猿の島があります。
こちらは無人島に、約90頭の野生ニホンザルが生息しており、渡し船に乗って上陸し、観察することが可能とのこと。
私たちは時間が足りず立ち寄れませんでしたが、動物好きな方は、ぜひ立ち寄ってみてほしいポイントです。
宮崎県を縦断する際に便利な南の拠点

道の駅くしまは、宮崎県最南部に位置する拠点として、南部エリアの観光スポットを回るにはとてもぴったりです。
さらに、日南海岸や鵜戸神宮、サンメッセ日南といった、中部〜北部の観光スポットへ一本道でアクセス可能。
私たちは実際にこのルートで移動しましたが、走りやすく観光しやすかったです。
一般道の運転が心配な妻にも、運転を任せられます。
夫婦で交代の運転ができるようになると、移動の負担も減って旅行が楽しくなりますよ。
私たちのように、宮崎県を網羅した観光や道の駅巡りをお考えなら、道の駅くしまからさまざまな観光地を訪れるのは効率がいいルートになることでしょう。
まとめ
道の駅くしまは、車中泊にも向いており、徒歩圏内に飲食店があるので、何度来ても楽しめる道の駅でした。
さらに、宮崎県最南端に位置する道の駅として、観光拠点としてもさまざまなスポットへのアクセスがいいのも魅力。
特に、道の駅巡りや宮崎県全体を網羅した観光をお考えの方にはうってつけの拠点です。
宮崎県のキャンピングカー旅をお考えの方にとって参考になればうれしいです。