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素人が車中泊仕様車をDIY塗装して1年!失敗しないポイントも解説

素人が車中泊仕様車をDIY塗装して1年!どうなった?失敗しないポイントも解説




筆者の車体の保管場所や管理状態


車中泊仕様車

塗装後の保管場所などの条件によっても塗装した表面の状態は変わるため、筆者が普段どのような場所に駐車しているか、保管場所や保管状態についても簡単に紹介しておきます。

筆者の塗装した車体の保管場所や保管状態は以下の3つ
・基本的に日の当たる場所に駐車
・雪の降る地域にも停車する
・洗車は月1程度



基本的に日の当たる場所に駐車


フロントガラス

筆者が普段駐車させている場所は基本的に青空駐車のことが多いです。

筆者が選択した「水性塗料」は比較的太陽の光への耐性も強く長期間炎天下に置いておいてもその影響で塗料がはがれてくるといったことはありません。

もちろん雨による汚れや太陽の光が長時間当たるのを予防するためにもガレージやカーポートなど屋根のある場所に保管が望ましいのでしょうが、それができない人もいると思うので、そういった方でも水性塗装であれば安心です。

万が一太陽の光が当たりすぎて気になる、という場合には塗装後完全に乾いてからカバーなどを使用して直射日光や汚れを防ぐのも有効でしょう。

雪の多く降る地域にも駐車する


雪

筆者は雪の降る地域に住んでいるということもあり、冬の間は車に雪が降ることも多くあります。

とはいえ、こちらも雪の影響で塗装した面が凸凹してくるといったことはありません。

雪が降る地域だけど塗装しても大丈夫かな、と不安な方も安心していいでしょう。

洗車は月1回程度


車中泊仕様車

基本的にあまり頻繁に洗車はしていません。

月に1回目立つ泥汚れがついてしまったときなどに手洗いで洗うようにしています。

タカラ塗料は手洗い洗車を推奨していますが、同じくタカラ塗装の水性塗料でDIYを行った人の話を聞くと「洗車機でも大丈夫だった」という話を聞いたこともあるので、自己判断で洗車機を利用してもいいでしょう。

とはいえ、洗車機に入れて余計に汚れたり、塗装がはがれたりとこわい方は手洗いがおすすめです。

水性塗料以外の塗料の場合は公式サイトでも洗車機の使用は大丈夫と発表されています。

水性塗料の場合はどうしても塗料がやわらかいため洗車機の汚れを吸着してしまう性質のようです。

そのため、洗車機に入れる場合は自己判断でお願いします。

ここが気になる!1年たった塗装の状態


車中泊仕様車

ここからは実際に塗装をしてから1年経過した現在の状況と合わせて気になる点を紹介していきます。

塗装して1年後に気になったポイントは以下の3つ
・ペンキ剥がれが多数出現
・ペンキの塗りムラが目立つ
・塗装した面の汚れが落ちにくい



ペンキ剥がれが多数出現


車中泊仕様車

写真のようにペンキの剥がれている部分がドア付近に多く発生しています。

原因はカギやカバンなどの硬いものが当たってしまった衝撃で塗料が削れてしまっている状態です。

気を付けていてもどうしても当たってしまい塗装が剥がれてしまった箇所が増えています。

とはいえ、はがれてしまったところから塗料が広がってペリペリとはがれて来るという状態にはならないため、大きな剥がれという感じではありません。

あまりにもはがれた箇所が多くなって気になる、という場合には剥がれてしまった部分を重ね塗りして修復するといった方法がいいでしょう。

ペンキの塗りムラは目立つ


車中泊仕様車

ローラーを滑らす向きを縦向き、横向き、斜めになどこだわりなく塗っていたのでペンキの塗りムラが出てしまいました。

なるべく一定方向に同じ力加減で塗り進めていくようにすると塗りムラも最小限で抑えられるはずです。

また、このくらいいいや、とローラーを使わずに刷毛で広い部分を塗ってしまうとローラーできれいに塗った部分との差が写真のように一目瞭然です。

そうならないためにも、なるべくローラーを使って丁寧に塗るようにすると塗りムラができずにきれいに塗装できるでしょう。

塗装した面の汚れが落ちにくい


車中泊仕様車

塗装した面の汚れが落ちにくいことも理解しておくといいでしょう。

窓枠内の隙間の汚れに気付かず塗装をしてしまったため、雨が降るたびに窓枠を伝って塗装した車体に汚れが残ってしまう状態に。

雨汚れなので簡単に落ちると思っていたのですが、これがなかなか落ちません。

塗装した面は塗料でざらざらしていて、たっぷりの泡でこすっても汚れが落ちないので注意が必要です。

塗装する前のツルツルした面ではないので、今までのように汚れがすぐに落ちると思っていると「あれ?汚れが落ちない」とびっくりする方もいると思うのでその点については注意しておきましょう。

失敗しないためのポイント


車中泊仕様車

最後に車中泊仕様車の全塗装で失敗しないためのポイントを紹介していきます。

失敗しないためのポイントは以下の3つです。
・塗料剥がれの原因は2つ
・塗りムラができないように一定に塗る
・塗装前の洗車は丁寧に!



塗料剥がれの原因は2つ


車中泊仕様車

塗料剥がれの原因は前述したようにカギやカバンなど硬いものを当ててしまうことによってはがれてしまうことが一つ。

もう一つは塗装前の足付け(やすり)にも原因があるように思います。

やすりによって車体の表面を凸凹にして塗料がしっかりと車体に乗りやすくする効果があります。

しかし、そのやすりがけが不十分だと塗料がしっかりと車体に吸着せずはがれてくるようです。

塗装してからカギなどの硬いものを当てないように注意することも大切ですが、塗装前にしっかりと足付けを行って車体に塗料がのるように注意するようにしましょう

塗りムラができないように一定に塗る


車中泊仕様車

ローラーや刷毛など種類の違う道具を使用しているとどうしても塗りムラが起きてしまいます。

なるべく塗りムラができないようにするためには一定の向き、強さで塗料を塗り広げていく必要があります。

また、前述していますが「これくらい刷毛で塗っちゃえ」と塗り忘れていた部分を刷毛で塗ると乾いたときにそこだけ塗料の濃さが違ったり、刷毛で塗ったのが分かるほどムラが残る場合があります。

るべくローラーを使用して、どうしても刷毛で塗らないといけない細かい部分だけ刷毛を使うように注意するといいでしょう。

塗装前の洗車は丁寧に!


車中泊仕様車

一番後悔しているポイントでもありますが、塗装前にはしっかりと洗車しておくのがいいです。

筆者のように窓枠に残っていた汚れの影響で雨が降るたびに汚れが流れてくるなんていう失敗は避けましょう。

細かい部分の汚れも落としてきれいにした状態で全塗装するようにすれば汚れに悩まされるリスクも回避できます。

まとめ:素人でもポイントを意識すれば全塗装は簡単!


車中泊仕様車

車中泊仕様車を素人がDIYで全塗装した1年後の状況や失敗しないためのコツを具体的に紹介してきました。

全塗装はプロにお願いするよりも圧倒的に費用を抑えて車を塗装できます。

さらに、自分で塗装することによってより車への愛着も増すこと間違いないでしょう。

とはいえ、塗装には注意点や気を付けておくべきポイントもあるので注意しながら作業を進めていくことも大切です。

ぜひ、本記事で紹介した失敗しないためのコツやポイントを意識して車中泊仕様車の全塗装を楽しんでくださいね。