車検を機に室内の大改装を決意。~床板を張る。~
床張り作業
諸々の確認が終わったら、設置する前に一旦床板を降ろして(後部座席もまた外して)塗装する。
色付きの水性ニスを2度塗りした。
油性より少し割高?な感じになるが、水性は後始末も楽で便利だ。
また、いつか設置した車内で重ね塗りする時のことなども考えると、匂いの強い油性塗料を選ばない方が賢明だ。
色は少し黄味が強い感じもするが、汚れや燻みで少し暗くなるのを見越しての選択だ。
床と内張り剥がしの記事で、サイドのステップのプラスチックのカバー部分は元の方法ではなく、別な方法で設置することにしたと書いたが、それがハンドナッターによるナットの埋め込みだ。
ハンドナッターはハンドリベッターに見た目がよく似た工具だが、リベットではなく鉄板など薄い板状の素材にナットを固定できる工具。
専用のナットをナッターのノーズピース部分に取り付け、ナットを取り付けたい素材に穴を開け(ここでは元々あった穴の径をドリルで少し広げて使用)、そこに差し込み、ナッターのレバーを握れば、ナットの奥の方が膨らんで板に固定される仕組みだ。
形も似ているが仕組みもハンドリベッターとよく似ている。
ハンドリベッター同様、このように板の裏側が塞がれていて裏側にナットを入れられない部分でも使えるところが大変便利な工具だ。
しかし、ナッターはちょっと特殊な工具で近所のホームセンターでは見つからず、熱帯の密林から取り寄せた。
ナットが固定されるとこのよう(画像が鮮明でないが銀色の輪がナット)になる。
そして、カーペットはプラスチックのカバーの縁の部分の下に挟まれて固定されていたのだが、その縁も箒で砂を掃き出しにくい要因の一つとなっていた。
そこで、板の設置はプラスチックのカバーの縁の下に挟みこむのではなく、上に被せるような形にした。
ビスで固定するとこのような感じ。
ビスが新しくてピカピカで見た目が浮いてしまっているが、これもそのうちくすんで馴染んでくるから問題なし。
ハンドナッターはこの部分だけでなく、この後の側壁の内張りの固定にも大活躍している。
その話もまたの機会に。
窪みの広い部分には上の画像のように端材を置いて高さ調整し、板と板の継ぎ目部分は両方の板に跨るように全面両面テープを貼り、隙間ができないようにした。
板の固定方法はサイドのステップの部分以外基本的に両面テープのみ。
しかし、タイヤハウスの部分などの切り込みもあるおかげで、テープで貼らなくてもズレてしまうことはない。
床張り完了
そして全ての板を張り終えた様子。
この時点ではまだ後部座席を戻していないが、後部座席の後の脚のための溝部分には裏側にズレ止めを貼り付けた1×6材を置いて(後部座席を使用する時はこの板を外す)みた。
サイドドア側から見るとこんな感じ。
まだ側壁が裸のままで、この時点では見た目的に何も面白くはないが、作業中の掃除がしやすくなり、使いやすくなっていることは実感している。
以上が私流の場当たり的工法での床張り作業の全貌だ。
この後の側壁や天井の張り替え編もご期待いただきたい。
前回の記事はこちら↓