車中泊
車中泊生活3年のリアル|デメリット・トラブル・職務質問の実体験
車中泊生活3年間を終え、4年目に突入した59歳の寅造です。
もともとは趣味で車中泊していたのですが、あるときふと「あれ?家いらなくないか?」って気づいてしまい、借りていたアパートを解約。
今では週末だけの旅ではなく、生活そのものとして「車中泊(車上生活)」を続けています。
最近は車中泊で旅をする人も増え、道の駅などでも深夜に滞在するキャンピングカーやバンをよく見かけるようになりました。
今回は「車中泊って楽しそう」と思いながらも、「でも大変そう」「トラブルはないのかな?」と不安でまだ一歩踏み出せないあなたへ、車中泊のリアル(ルーティン、職務質問、体調不良など)をお伝えしたいと思います。
寅造の車中泊生活ルーティン

日曜は横浜で、火曜・木曜は都内で夜勤の泊まり仕事をしています。
車上生活を始めたきっかけは、趣味で週末車中泊旅を楽しんでいたこともあるのですが、仕事が夜勤中心になったことが一番大きいですね。
平日は午前中に夜勤が終わったら、都内や横浜から三浦半島へ移動します。
まず向かうのは、横須賀のエニタイムフィットネス。
ここで軽い筋トレをして、シャワーを浴びます。
エニタイムの会員になったのは、シャワー目的で銭湯代を節約するため。
車メインの暮らしになってメチャ太ったので、ダイエットにもなり一挙両得です。
ジムのあとは、三浦半島にいくつかある車中泊可能な駐車場へ移動。
軽く食事をとったら、波音を聴きながらお昼寝タイムです。

夕方くらいに起きたら、近くのコンビニやスーパーで食材を買い出しして、簡単なツマミ作り。
そこからはYouTubeを観ながら晩酌タイムに突入します。
寝落ちするまで、ひたすら飲んでいます。
翌朝は昼過ぎまで爆睡。
車で寝るとどうしても身体が休まらない面もあるので、なるべく長く眠って体力を回復させるようにしています。
夜勤は夜からなので、遅めのランチを車内調理したり、ときには外食に出かけたりしています。
金曜の朝から日曜の朝までは、フリータイム。
この時間はあまり行き先を決めないで「ぶらり」とドライブです。

2〜3時間ほど走った先で昼飯を食べながら、その日の車中泊場所をGoogleマップとにらめっこして検討します。
トイレの有無、騒音、通報リスク、電波状況など、意外と悩ましい作業でけっこうリソースを使います。
これまでの車中泊生活で困ったこと
兎にも角にも、車中泊生活は「自由」な暮らしの日々が続いています。
もしこれで「仕事」までしなくなったら、本当に「糸の切れたタコ」状態で、日本全国放浪の旅に突入してしまいそうです。
ただ、もちろん車中泊ならではの「困ったこと」もあります。
職務質問の話
最近、警察がキャンパーや釣りの装備をしている車に対して、職務質問や持ち物チェックをするケースが増えているようです。
どうやら狙いは「刃物」の携帯みたいです。
寅造も、たまに声をかけられることがあります。
あるときは、車内で仕事のオンライン会議に参加していた最中に、警察官が車の窓をノックして「すみません、ちょっといいですか?」…オンラインの向こうの同僚たちは大爆笑でした。
また別の日、コンビニで駐車していたら見回りの警察官に「車内の持ち物を見せてください」と言われたこともあります。
そのとき、たまたま薪割り用の小ナタを積んでいたので、少し揉めました。

「時間があるときに気が向いたらキャンプに行くから持っている」と説明したのですが、「明確に使途が決まっていないまま刃物を持ち歩くのは軽犯罪法に触れます」とのこと。
結局そのときは注意だけで済みましたが、正直ヒヤッとしましたね。
不思議なことに、車中泊している最中に職務質問を受けたことはありません。
車中泊場所でパトロール中のパトカーと遭遇することはよくありますが、だいたいはグルリと様子を見てそのまま去っていきます。
車上荒らしなどを警戒しているのでしょうか。
むしろ見回ってくれると、こちらとしては安心だったりします。
とはいえ、車中泊で「刃物」については要注意です。
寅造も生活に必要な刃物は、できるだけ小さいものを選び、きちんと収納して暮らしています。
参考リンクはこちら▷警視庁HP「刃物の話」
体調悪い時の話
COVID-19に感染したときは、少し大変でした。
熱は上がるし、身体はだるい。
そして、他人と対面できないので買い物にも行けない。
これが車中泊生活だと、ちょっと困ります。
そのときはストックしていた食材と、自販機で買える飲料水でなんとかしのぎました。
最低限の備えがあると安心です。
【常備しておくと心強いアイテム】
・水
・体温計
・缶詰
・シリアル
・携帯トイレ
そこまで重症でなくても、ちょっとした風邪や腹痛はできるだけ避けたいところです。
特に腹痛は深刻です。
車中泊だと、いつでも近くにトイレがあるとは限りませんから。
寅造は家賃などの固定費がかからない分、体調を崩したときは迷わずビジネスホテルに避難して休養をとることにしています。
体調が悪いときの、温かな(もしくは涼しい)部屋。
清潔なトイレ、いつでも使えるバスルーム。
そのありがたさを、心から実感します。
これは車暮らしだから味わえる「実感」だと思っています。
ビジホ最高。
選択の多さはかえって苦しくなる
車中泊の日々で、最大の「困ったこと」は、選択肢の多さだと思っています。
前半の暮らしのルーティンに書いた「その日の車中泊場所」もそうなのですが、ついつい「最善」を探してしまうのです。

車上生活は、定住する暮らしよりかなり自由です。
好きな場所で眠り、固定費に縛られない。
しかし、気がつくとスマホでGoogleマップと1時間にらめっこしていたりします。
天候によってはトイレの場所も気になるし、次の日の予定との兼ね合いもある。
テレワークなら通信状況も重要です。
実は寅造、もともと旅行はそんなに好きじゃありませんでした。
ホテルを決めたり、交通手段を選んだり、予約をしたり。
そういう選択と判断が苦痛なタイプなんです。
それでも週末車中泊旅にハマったのは、そんな決め事が少なくて、気分で動ける旅だったから。
でもそれが「暮らし」になると、話は別です。
毎日のようにいろんなことを決めなくてはならない。
そしてまた「最善」を探してしまう。
自由のはずなのに、ジレンマに陥ります。
だから寅造は、30分悩んだら思考放棄します。
えいやーっ!と決める。
だって、それ以上考えても決まらないし、疲れちゃう。ダーツの旅でいいんです。
たいがいの「困ったこと」は対処できます。いやむしろ楽しめます。
あとがき/それでも車中泊生活を続けている理由
ここまで少しネガティブな話になっていますが、それでも寅造は、車中泊の日々が気に入っています。
「帰らなきゃいけない場所がない」という自由さ。
そして何より、思い立ったら海辺で眠れる。
山なみを眺めながら酒が飲める。
街で飲んだあとは運転せず、そのまま車で眠れる。
予定を立てずに、フラリと旅に出られる。
そんな暮らしは、とても素敵だと思っています。
最近は、いろんな街に知り合いも増えてきました。
「帰る場所」ではないけれど、「行きたい場所」が増えていく。
これからも寒さや、暑さにひーひー言いながらも、気ままに楽しい放浪車中泊生活をエンジョイしていきます。
これを読んでいるあなたが、「車中泊をしてみたい」「車中泊生活に憧れる」そんな気持ちを少しでも持っているなら、ぜひ一度やってみてください。
楽しめるし、自分を見つめ直す機会にもなります。
合う人にとっては、最高の暮らしです。
あと、ちなみにお金は貯まりません。
家賃とか光熱水費はかからなくても、ガソリン代、高速代はかかるし、自炊も意外と節約しにくい。
洗濯もコインランドリーは高いので、地方遠征したときにまとめて洗ったりしています。というわけで、もう一度言います。
お金は貯まりません。