【体験談・春の車中泊】気を付けるべき5つの注意ポイントと対策方法
目次
春車中泊の注意点①寒暖差に注意
日中は気温が20度近くなりポカポカで過ごしやすいですが、夜は一気に冷え込むので要注意!
昼間は暖かいので半袖だけで大丈夫だろう、とそのまま夜まで過ごすと危険!
日が沈むと共に気温もガクッと下がり10度を下回る寒さになったりもします。
春だからと気を抜かず、天気予報の気温をチェックしながらダウンジャケットなどの防寒具も常に持参しましょう。
ライトダウンジャケットは軽くコンパクトにもなり、かさばらず持ち運びにも便利で、寒くなったらサッと着用でき保温効果も抜群!
アウトドアでも日常生活でも活躍するので1着持っているとおすすめです。
さらに、この季節の変わり目の寒暖差や気圧の変動の影響で自律神経がバランスを崩し、体調が悪くなりやすいです。
特に車中泊では外との距離が近く、気温や気圧の影響を受けやすいので注意が必要です。
私たちが行なっている対策
せっかくの車中泊なのに天気や季節変化の影響で体調を崩さないためにも、予防と対策をしっかりしましょう。
私たちが取り組んでいるのが、
① 体を冷やさないようにすること
② 1日3食野菜などを取り入れたバランスの良い食事を取る
③こまめに体を動かす
④睡眠をしっかり取る(就寝時間・起床時間に気を付ける)
⑤水分をしっかり取る
これらは1年を通して取り組むのが大事ですが、季節の変わり目は特に気を付けて、とにかく自律神経が乱れないように心がけましょう。
春車中泊の注意点②春の強風「メイストーム」
暖かくなってくる4月から5月にかけては「メイストーム」と呼ばれる春の嵐が発生しやすいです。
これは温帯低気圧の急速な発達のせいで台風並みの暴風が吹く現象で、日本でもゴールデンウィークにかけて発生しやすいので十分な注意が必要です。
私たちは3月下旬にイタリアの離島、「サルディーニャ島」を旅行中にこの春の嵐に遭遇してしまい、逃げることもできず3日間強風の中キャンピングカーで過ごすことになりました。
被害こそありませんでしたがキャンピングカー内はものすごい横揺れと、夜も眠れないほどのグォーという風の音で、車が飛ばされることは無いと分かっていながらもとても怖い体験でした。
私たちが行なっている対策
そんな中私たちの取った対策は、
①車内の窓を全部閉じ、サンシェード&サンスクリーンも閉じる
②木の下や飛ばされやすい物がある近くに車を駐車しない
③高い丈夫な建物の横に車を駐車し、強風をしのぐ(可能であれば室内駐車場に入れる)
気象情報の発表をしっかりチェックし、強風注意報が出たら車中泊旅をキャンセルするのが健全です。
私たちの場合、フルタイムでキャンピングカー暮らしをしていて「車が家」なのでどうすることもできず、なるべく安全そうな場所へ避難して嵐が去るのを待つしかありませんでした。
場合によっては車をどこかに駐車して、ホテルなどの安全な建物内へ避難するのも大事だと思いました。
春車中泊の注意点③車中泊装備、ギアのメンテナンス
久々の車中泊で冬の間に閉まってあったギアや装備を取り出す際は、時間に余裕を持って取り出しましょう。
長期間保管していると湿気の影響でカビやサビなどが発生し、車中泊前日に寝袋を取り出したらカビていて使えなかった!なんて悲しいことも。
長い間使っていない装備などは劣化してしまってメンテナンスや修理、買い替えが必要になる場合もあるので事前に準備し、ひとつずつ壊れていないか、ちゃんと起動しているか確認し、準備万端で車中泊ができるようにするのが大切です。
春車中泊の注意点④花粉症
多くの方の春の最大の敵は花粉ではないでしょうか?楽しみにしていた車中泊も花粉症のせいで鼻がムズムズし、くしゃみが止まらない状態だと辛いですよね。
車中泊は外との距離が近い分、花粉の影響をもろに受けます。
なるべく車内の窓をしっかり閉じ、中に花粉が侵入しないようにしましょう。
車に入るときには衣服についた花粉を車内に持ち込まないよう乗り込む前に、衣服をブラッシングして花粉を落とすようにすると良いです。
それでも花粉は入ってしまうことはあるので、車内をこまめな水拭きしたり、寝具や布類には花粉対策効果もあるファブリーズを吹きかけるようにしています。
また、車のボディに花粉がこびりつかないようにコーティング剤を使用し車体を保護するのもひとつの手です。
春車中泊の注意点⑤虫、動物に注意
暖かくなり外でも過ごしやすくなりましたが、それと同時に虫や動物も活動が活発になり、遭遇しやすくなっているので注意が必要です。
特に、森や川の近くのなどの自然の中での車中泊を好む人は要注意!
虫類だとハチやムカデなどが活発になり、ハチは一度車内に入ってしまうとなかなか出てくれず、私たちも何度か車内に侵入されて出すのに大騒ぎしたことがあります。
虫の侵入を防ぐために窓を開ける場合は網戸をしっかり閉じるようにして虫が入らないようにしましょう。
虫以外にも熊やイノシシなどの危ない動物が活発になっています。
外でバーベキューや自炊をするときは、生ゴミや残飯の臭いが野生動物を誘い寄せてしまう可能性があるのでゴミの管理は必須です。
臭いを漏らさないようにチャック付きのビニール袋に入れ、ゴミ捨て場、もしくは車内に保管しましょう。
夜中に野生動物に車の周りを荒らされないためには、絶対に車の外に食料や残飯、臭いの残った調理器具やテーブルを残したまま就寝しないようにするのが大切です。
春の注意点も頭に入れながら車中泊を楽しみましょう
春の車中泊は気温が過ごしやすく魅力いっぱいですが、その裏に潜む注意点もいくつかあります。
今回紹介した注意点と対策を参考にしていただき、安全に快適な春ならではの車中泊を楽しんでください。