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車中泊にはどんな車がいいの? 選び方やおすすめの車種を徹底解説



キャンプだけでなく、人との接触が少なく旅行ができる方法としても、ますます注目を集める車中泊。

今回は、車中泊キャンパーである筆者が考える「車中泊に最適な車の選び方」について解説していきます。

車中泊で使う車を選ぶときのポイントや、筆者おすすめの車種など、これから車中泊を始める人にとって参考になる内容となっています。

すでに車中泊をしている人も、ご自身の愛車の特徴と比べて楽しみながら読んでみてくださいね。

車中泊で使う車を選ぶときのポイントは3つ! 快適な車内空間を作るために大切な基準を解説

まずは、車中泊で使う車を選ぶときに重要視するべき基準について解説します。

車中泊で使う車を選ぶときに基準となるのは、「寝床の広さ」・「室内の高さ」・「床がフラットになるかどうか」の3点

順を追って解説していきます!

車中泊で使う車の選び方【1】寝床の広さ

車内空間

車中泊で使う車を選ぶときに大切な基準の1つ目は、寝床の広さです。

寝床の広さは、車体が大きければ広い空間を確保できるとは限りません。

例えば、筆者が乗っている日産エクストレイル T31の車体全長は4,635mmですが、寝床として使用できる荷室の長さは約1,750mmです。

一方、スズキの軽自動車であるエブリィワゴンは、車体全長は3,395mmと、エクストレイルより小さいです。

しかし、助手席を倒してフルフラットにすると、2,240mmの室内長を確保することが可能。

このように、寝床となる場所が荷室だけなのか、助手席を倒して使えるのかどうかで、室内空間は大きく変わります。

そのため、希望する車種ではどのように寝床を確保するのか、確保した寝床は自分の体格に合っているかどうかを必ず確認しましょう。

車中泊で使う車の選び方【2】室内の高さ

車内からの風景

車中泊で使う車を選ぶときに大切な基準2つ目は、室内の高さです。

車中泊は、車内で過ごす時間が長めです。

特に、雨の日のキャンプなどでは、ほとんどの時間を車内で過ごす場合も少なくありません。

しかし、室内の高さが十分にないと、車内では背中を丸めて過ごさなければいけなくなります。

筆者は身長176cmですが、荷室をフルフラットにした場合、天井に頭がついてしまいます。

そのため、車内で料理をするときには少し窮屈に感じることも。

また、車内での着替えや、寝袋・マットの準備などの作業時にも、天井が高い方がスムーズに動けます。

車中泊向けに車を選ぶ場合、寝床の広さだけでなく、天井の高さも考慮して選びましょう。

車中泊で使う車の選び方【3】床がフラットになるかどうか

床フラット状態

車中泊で使う車を選ぶときに大切な基準の3つ目は、床がフラットになるかどうかです。

車内で寝床を準備するときには、後部座席を倒したり、助手席を倒したりして十分なスペースを確保します。

しかし、車種によっては、傾斜がついていたり段差ができてしまったりと、完全にフラットな床を確保できないことも。

キャンプ用のマットを敷いたとしても、傾斜や段差が気になって眠れない人もいるかもしれません。

そのため、車中泊で使う車を選ぶときには、寝床となる場所の床がフラットになるかどうかも確認できると良いでしょう。

もし、フラットな床を確保できない車種である場合、厚さ10cmほどのマットを用意して段差を感じにくくすると、快適に眠りやすいです。

また、タオルやクッションを段差に入れて、簡易的に段差を解消する方法もあります。

車の床はフラットになる方が望ましいですが、対策方法を検討して、好みに合わせて選んでみてくださいね。

筆者が選ぶ車中泊におすすめの車6選! それぞれの車種の特徴も解説

軽自動車

ここからは、車中泊におすすめの車種を6台ご紹介。

ここまでに解説した車中泊の車の選び方のポイントを踏まえ、筆者が厳選しました!

※紹介している荷室長などはグレードによって多少異なる可能性があります。購入を検討する際には、公式サイトの情報もご確認ください。

車中泊におすすめの車種【1】トヨタ『ハイエース』

車中泊におすすめの車種1つ目は、トヨタの『ハイエース』です。

ハイエースは、バンライフでもおなじみの車種ですね!

ハイエースの荷室は、長さ3,000mm×幅1,520mmと、2人での車中泊も可能な広さ。

また、荷室高は1,320mmもあるため、座って過ごしても頭が天井にぶつかることなく、快適に過ごせます。

また、アウトドアでの人気も高く、ハイエースをベースとしたキャンピングカーを作成しているメーカーもあるほど。

さらに、純正品・社外品ともに、サンシェードやベッドキットなど、カスタム製品も充実しています。

ハイエースの気になる点としては、車体の大きさです。

大きな車の運転経験がない人だと、少し不安があるかもしれません。

また、車体の上にキャリアやルーフテントを積むことを考えている場合は注意が必要。

ショッピングモールなどの立体駐車場は、高さ制限が2.1m~2.3mとなっている場合が多いため、キャリアやルーフテントを積んだ状態だと高さ制限に引っかかってしまう可能性が考えられます。

これらの気になる点を許容できる人であれば、ハイエースは車中泊にピッタリの車となることでしょう!

車中泊におすすめの車種【2】日産『NV350キャラバン』

車中泊におすすめの車種、続いて紹介するのは日産の『NV350キャラバン』です。

NV350キャラバンもバンライフで人気の車種となっています。

NV350キャラバンの荷室は、長さ3,050mm×幅1,520mm×高さ1,325mmと、ハイエースよりやや大きめ。

ハイエースと同様に、2人での車中泊も快適に過ごせそうな広さです。

また、日産の公式サイトでは、車中泊関連の写真も充実。

純正の車中泊向け・キャンプ向けオプションも紹介されており、アウトドア好きならば、ワクワクしながら楽しめる内容となっています。

ただし、NV350キャラバンは、ハイエースと同様に車体の大きさが気になるポイント。

大きな車での車中泊やバンライフを想定している人であれば、ハイエースかキャラバンのどちらかが有力候補となりますね!

車中泊におすすめの車種【3】日産『NV200バネット』

車中泊におすすめの車種、3つ目にご紹介するのは日産の『NV200バネット』です。

NV200バネットは、同じ日産の『キャラバン』よりも少し小型の商用バンとなります。

NV200バネットは、2人乗りのグレード(DX2人乗り)であれば、荷室長2,040mm×幅1,500mm×高さ1,315mmと、車中泊にバッチリの広さ。

また、ハイエースやキャラバンと比べると、少しだけ車体が小さくなるため、大きな車の運転に不安がある人でも安心です。

さらに、NV200バネットには、マルチベッド(純正のベッドキット)を搭載したグレードも。

マルチベッドを搭載したグレードであれば、ツートンカラーの可愛らしいデザインを選ぶことも可能となっています。

ただ、残念ながらマルチベッドの長さは1,720mmと、体格によって制限が出てしまう可能性がある点に注意してください。

1,720mmでも問題ない小柄な体格の人や、ボディカラーや車内での快適さにもこだわりたい人にとっては、かなり魅力的なオプションになりますよ。

車中泊におすすめの車種【4】スズキ『エブリイワゴン』

車中泊におすすめの車種、4つ目にご紹介するのは、スズキの『エブリイワゴン』です。

エブリイワゴンは軽自動車ですが、室内長2,240mm×幅1,355mm×高さ1,420mm(ハイルーフ車)と、1人での車中泊には十分な広さ。

フルフラットになるので、足を伸ばしてゆっくりとくつろげるのも魅力です。

また、エブリイワゴンのアクセサリーカタログを確認すると、驚くほど車中泊グッズが充実。

サンシェードやカーテン、床に敷くクッションや二段ベッドまで、エブリイワゴンの空間を最大限生かせる内容となっています。

また、人気アウトドアブランドのogawaとコラボした『カータープ』も用意されています。

車中泊キャンプを楽しんでいる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

エブリイワゴンの気になる点としては、床が完全なフラットにはならないこと。

人によっては、倒したシートの段差が気になってしまうかもしれません。

シートの段差が気になる人は、同じくスズキの商用車である『エブリイ』を選択するのもおすすめ。

エブリィは商用車であるため、内装・外装はシンプルなつくりですが、荷室は広々と作られています。

エブリイの荷室は、2名乗車時でも長さ1,910mm×幅1,385mm×高さ1,240mmと十分な広さ。

また、助手席を倒せば荷室長は2,640mmまでアップします。

さらに、荷室の床はフラットであるため、段差を気にせずに眠れるのがポイント。

エブリイワゴンとエブリイは維持費が安く抑えやすいというメリットもあり、車中泊を検討している人には、かなりおすすめできる車種です。

車中泊におすすめの車種【5】ダイハツ『ハイゼットカーゴ』

車中泊におすすめの車種、5つ目にご紹介するのは、ダイハツの『ハイゼットカーゴ』。

ハイゼットカーゴは、先ほどご紹介したスズキのエブリイと同様に軽自動車かつ商用車であり、維持費を安く抑えられるのが嬉しい車種です。

荷室は長さ1,860mm×幅1,315mm×高さ1,235mm(ハイルーフ車、2名乗車時)と、これまでにご紹介した車種に比べるとやや狭いですが、1人での車中泊には十分な広さです。

また、ハイゼットカーゴの荷室は床がフラットになるので、段差を気にせずに眠ることができます。

気になる点としては、内装・外装ともにシンプルであるため、車の見た目も重要視したい人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

そのぶん、内装をDIYで自分好みにしたいという人にとっては、作業し甲斐のある車かもしれませんね!

車中泊におすすめの車種【6】ホンダ『Nバン』

車中泊におすすめの車種、6つ目にご紹介するのは、ホンダの『Nバン』。Nバンも軽自動車かつ商用車であり、維持費を抑えたい人にはぴったりの車種です。

Nバンの荷室は、長さ1,510mm×幅1,390mm×高さ1,365mmと、広さはあるものの長さが小さめ。

ただ、助手席を倒すことで、最大の長さが2,635mmと大幅にアップ!1人の車中泊には十分な広さを確保することができます。

また、Nバンの公式サイトには「Nバンを使いこなそう」と題したページも。

車中泊の実例や、キャンプグッズとの組み合わせ方などが紹介されているので、これから車中泊を始める人がイメージを抱きやすい内容になっています。

さらにNバンは、「+STYLE FUN」というグレードにすると、豊富なボディカラーの中からお気に入りのカラーを選ぶことが可能。

ポップな見た目が可愛らしいデザインとなっており、商用車特有のシンプルな外装が苦手という人にもおすすめできる車種となっています。

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