「あったらいいな」がそろったバンコン !アルペジオの「Relax」をご紹介



今回は、北海道旭川のビルダー「arpaggio(アルペジオ:以下アルペジオ)」から、一家4人でくるま旅を楽しめるキャンピングカー「リ・ラックス」をご紹介します。

コンセプト

アルペジオでは、トヨタハイエースをベースにしたオリジナルキャンピングカーを、職人の手で一つ一つ丁寧に製作。

一人一人のオーナーに寄り添い、それぞれの目的や用途に合わせて「自分流のくるま旅」を実現する一台を作り出してきました。

ユーザーのイメージする車両がある場合や取り付け装備品がすでに決まっている場合はもちろん、具体的なイメージなどがない場合も親身に相談に乗ることで、「こう使いたい」というイメージからその希望を形にしてくれます。

また同社は、キャンピングカーだけでなく、消防関係車両や移動図書館、官公庁向け特殊車両、一般企業の車両など、多種多様の架装を手がけてきました。

そんなアルペジオが製作する「リ・ラックス」は、「あったらいいな」が揃った贅沢なバンコン。

ドライブがもっと好きになる、充実機能&快適空間」をコンセプトに、開放感ある内装と充実した機能を兼ね揃えた一台です。

バンコンの中でもビッグサイズのギャレーや、標準装備の薄型テレビ、家族向かい合わせで食事ができるダイネットは、車旅をさらに楽しく、快適にしてくれるでしょう。

Relax
ビルダー:有限会社アルペジオ
タイプ:バンコン
ベース車両:TOYOTA HIACE スーパーロング
価格:¥5,254,136(税込)〜
乗車人数:6名
就寝人数:大人2名/子ども2名
全長:5380mm
全幅:1880mm
全高:2400mm

外装

アルペジオ リラックス 外装

ベース車両は、トヨタハイエース。

日本の道路事情に合わせて作られた日本の車は性能が良く、長時間走行も安心です。

タウンユースにも休日のアウトドアにも、マルチで活躍してくれるでしょう。

内装

リラックス 内装

車内は中央にダイネットとキッチン、後方に常設ベッドを設置。

車内のカーテンは遮光カーテンが使用されているので、断熱に効果的かつ、真夏の暑い太陽光もシャットアウトできます。

カーテンはフロントガラス部分までしっかりカバーしてくれるので、防犯面でも安心です。

ダイネット

リラックス セカンドシート

セカンドシートは幅900mm、サードシートは幅800mmで、それぞれ2名ずつ座れます。

リラックス ダイネットテーブル

セカンドシートの背もたれの位置を変えるだけで、後向きでの着座が可能。

サードシートと対面になり、テーブルを囲んで食事や休憩ができるので、会話も弾み、旅をより楽しくしてくれるはずです。

ベッド

ベッドはダイネット部分とリアの2箇所に配置。

ダイネットはベッド展開するのに多少の作業が必要になりますが、リアの2段ベッドは常設されているので、準備なくすぐ横になることができます。

リラックス ダイネットベッド

ダイネットベッドは長さ1.850mm、幅1.200mmと、大人2人が十分に就寝できる広さ。

ベッド展開は、記事の最後に動画でも紹介しています。

リラックス リア

リアの常設2段ベッドは、下段:長さ1.720mm、上段:1.600mm(上段)で、子どもが寝るのに十分なサイズが確保されています。

さらに、ベッドの天板は取り外しが可能で、展開すると収納庫としても使用できます

二人旅ならリアベッドではなく、大容量の収納スペースとして使っても良いですね。

ギャレー

リラックス ギャレー

キッチンには、「シャワーヘット付蛇口」と「耐熱ガラス付ツインコンロ」が、標準設置されています。

こちらのギャレーは、幅が1,140mmあり、バンコンの中でもかなりのビッグサイズ。

調理スペースも確保されています。

シンクには取外し可能な天板が付いているので、衛生的かつ、シンクを使わない際はテーブルとしても使えます。

給排水タンクはそれぞれ20L。

また、ギャレーの反対側には、電子レンジ(600W)、その下には49L冷蔵庫が標準装備されています。

ギャレーのすぐ後ろにあるので、無駄な動線なく使えるのも嬉しいポイントです。

収納

リラックス 車内収納

車内収納も豊富で、電子レンジの上には広めの収納スペース、ダイネットの左右にオーバーヘッド収納が設置されています。

食材の買い置きや大判のタオル、衣類の収納もしっかりできそうです。キッチン下には引き出し式の収納もあります。

また、先ほども触れましたが、大型収納には後部の常設ベッド兼収納スペースが使えます。

空調

リラックス 車内

エアコン、FFヒーター共に標準装備されていませんが、車内天井中央には空気循環用にベンチレーターマックスファン(吸・排気付)が完備されています。

また、北国のビルダーさんだけあって断熱もしっかりと施されています。

壁と天井全体にはウレタン付生地を張り、天井下地にフェルト15mm、床には12mmの下地コンクリートパネルなどを施し、断熱・防音に貢献。

寒い季節の車旅でも快適に過ごせるように工夫されています。

電装系

100Aのサブバッテリーが2つ、DC12V・AC100V充電システム、正弦波インバーター(1,500W・リモコン付)が標準装備されています。

サブバッテリーの残量は、集中パネルスイッチでまとめて確認ができます。

また、室内灯は全てLEDライトとなっていて経済的です。

リラックス 車内テレビ

運転席後方天井にはテレビ専用ラックと液晶テレビが標準装備されているのも嬉しいポイント。限られた車内空間を節約するために、テレビは天井に収納されています。

走行中は故障の原因になるので収納が必要ですが、ワンタッチで簡単に取り出せるので、力のない子どもや女性でも、簡単にテレビを設置することが出来ます。(安全のために手を添えて板を下げてください。)

旭川の本社では車中泊ができる?

アルペジオ レストルーム

アルペジオは、会社に車中泊スポット&レストルームを併設しており、キャンピングカーでくるま旅をしている方の休憩場所として一般開放しています。

アルペジオ社で購入したキャンピングカーでなくても車中泊が可能です。

アルペジオ レストルーム中

レストルームには、トイレや電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、洗濯機・乾燥機などを完備。

車内泊が前提なので宿泊施設やダイニングはありませんが、屋外にはAC100Vのコンセントもあるので、車内で電源が必要な設備も安心して利用出来ます。

会社は旭川にありますが、「旭山動物園」から約25分、『氷点』で有名な「三浦綾子文学館」から約10分、アイヌの末裔の方がいらっしゃる「川村カ子ト アイヌ記念館」から約5分の場所に位置しているので、旭川観光をされる際にはぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

(※新型コロナウイルスの影響で、現在は1日限定1組のみの利用となっています。)

〈車中泊・施設利用料金〉

施設利用料(1泊)AC100V電源使用料
アルペジオ車のお客様無料無料
くるま旅クラブ会員様200円500円
他社のお客様400円500円

〈利用の際の注意事項〉
・二日前までに要連絡
・チェックイン時間:15:00〜18:00
・チェックアウト時間:8:00〜9:00
・指定場所以外の駐車はNG
・近隣は住宅地の為、20時以降は静かにする
・ゴミは(空き缶・ペットボトル以外)は持ち帰る

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回紹介した「リラックス」は、4人家族向けのバンコンとなっていますが、大人の二人旅などでも快適に使用できそうです。

また、大きめのギャレーなどは、ファミリー層以外でも、車中飯を楽しまれている方にとってはとても魅力的なのではないでしょうか。

最初にもお話しましたが、アルペジオでは、オーナーの希望に親身に寄り添ってくれます。

旭川にある本社では車中泊スポットも利用できますし、ご興味を持たれた方は気軽に訪ねに行っても良いかもしれません。

もしかしたらあなたにピッタリの一台が見つかるかもしれませんよ。

アルペジオ

アルペジオ
住所:〒070-0082 北海道旭川市亀吉2条1丁目1-25
TEL: 0166-29-7888
営業時間:8:30〜17:30
定休日:毎週月曜日、祝日
公式URL:http://arpeggio.info/