車中泊仕様軽トラの荷台を移動式茶室として活用する方法

車中泊仕様車軽トラの荷台を茶室に?!活用方法は無限大!!





軽トラ移動式茶室のロケーション選び


道具は準備OK、次はロケーション選びだ。

ロケーション選びで大事なことは、風情のある景色であることは必須だが、他にもいくつか重要なことがあると思う。

荷台 茶室 車中泊仕様車 軽トラ

まずはできれば空いていることだ。

それには場所を選ぶだけでなく、時期と曜日と時間も大きく関わってくると思う。

最初に試してみた場所は、家から車で10分~15分くらいのところにある千枚田の駐車場だ。

茶室 車中泊仕様車 軽トラ

別の方角を見るとこんな感じになる。

この2枚の写真で見るより実際にはもっと景色に抜けた感じがあって、爽快感の味わえるロケーションだ。

そして、本当はもう少し上に登ったところの方が絶景なのだが、駐車場はここなので、それは仕方がない。

ここは、時期や曜日によってそれなりに人出も多い場所なのだが、この日は平日の午後の中途半端な時間とあって、車も人もガラガラで、ゆっくり秋の空など眺めならお茶を嗜むことができた。

しかし、空いているからといって駐車場ではないところに停めてしまうような身勝手な振る舞いは絶対にしてはいけないとことだと思う。

車中泊問題と同様で、一人の身勝手な振る舞い、非常識な行動が他の人も同類と見なされ、関係のない人に迷惑をかけることにもなるからだ。

また、駐車場がガラ空きだったので、写真を撮るために後ろと右横のパネルを開けているが、実際には後ろのパネルを開けただけで十分景色を堪能することができるので、他に利用者がいる場合は、開けるのは後ろパネルだけにするなどの配慮も必要だと思う。

そして、私は幸いにも平日に動けるので空いた時間を選びやすいのだが、こういったタイミングを選ぶこともより気持ちよく楽しむためのテクニックなのではないかと思う。

駐車場 茶室 車中泊仕様車 軽トラ

次に行ってみたのは湖畔から少し上がったところにある、やはりガラガラ(他に全く利用者なし)の駐車場だ。

実際には手間にもまだまだスペースのある結構広い駐車場なのだが、広い駐車場の隅の方でポツンと停まっている軽トラが健気に見えて愛おしく感じる。

荷台 茶室 車中泊仕様車 軽トラ

ここではお茶の前に遅めのランチを摂ることにした。

リアゲートを開けると目の前に種類はわからないが楓の木(多分イロハモミジ)が植わっている。

アイテム 茶室 車中泊仕様車 軽トラ

紅葉の時期にここでお茶を点てたらさぞかし風情があって良さそうだが、紅葉の季節にはそれなりに駐車場の利用者も多そうだ。

中途半端で人出が少ない時期ということもあり、誰もいない静かな駐車場でランチもお茶も満ち足りた気持ちで楽しめて、少しリッチな気分を味わえた。

やはり食後にいただくのがインスタントコーヒーと点てたお茶とでは気分も全然変わるものだ。

案外、こういった特にこれといった特徴もない季節(花でも紅葉でもない)は、ゆっくりとした時間を楽しむためには穴なのではないかと思う。

また、私の車中泊は目的というより大抵の場合は手段だが、車中泊を目的として楽しみに行くような人も、泊まらずともこうして日帰りでも十分楽しめるのでお薦めだ。

駐車場 茶室 車中泊仕様車 軽トラ

最後に選んだ場所は湖の畔の桜の木の植わった駐車場

この日はここも全く他の車がいなかったので落ち着いて美味しくお茶をいただくことができたが、三杯飲むともう限界、今回はこの三箇所で終わりにした。

当然桜の開花している時期は平日でもそれなりに駐車場の利用者が多いことは想像がつく。

茶室 車中泊仕様車 軽トラ 荷台

先にも書いた通り、一人の身勝手な振る舞いは関係のない人にまで影響して迷惑をかけることにもつながるので、身勝手な振る舞い、非常識な行動だけは絶対に慎むべきと思うのだが、卑屈なほどに神経質になり過ぎることや、自粛警察のようなのもいかがなものかと私は思う。

常識は人によって異なるが、今回のようにガラガラの駐車場で枠内に収まった状態で、リアゲートやバックパネルを開けただけで荷台の上でお茶を嗜む(火も使わずに)ことが悪いこととは決して思えない。

軽自動車だから長さも短いため、リアゲートやバックパネルを開けていてもしっかり駐車枠の中に収まり、中からの視界も十分だ。

しかし、混雑する時期に長時間居座るのも品性と他人への配慮に欠ける。

アウトドアでのちょっと拘った一服というと、現地でコーヒー豆を挽いてお湯を沸かして…のようなことをイメージする人も多いと思うが、これは結構時間がかかる。

豆から挽いてコーヒーを淹れるのも良いかもしれないが、今回のような道具立てでお茶を嗜むのであれば、それなりに雰囲気はありつつずっと短時間で楽しむことができる

紅葉や桜を愛でながらさっとお茶を点て、嗜んだら次の人のために長居は無用とサッと移動するのは粋で良いと思う。

マジな人にはふざけるなと叱られるかもしれないが、こういった立ち居振るも含めて「表裏不問千家、茶谷(サタン)流」などと勝手に名乗って楽しむのも面白いのではないかと思った。

おもちゃ箱の楽しみ方は尽きない


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今回の移動式茶室は、思っていた以上に満足感が高く、粋で少し高尚な趣味を持ったような感じも味わえて本当に楽しかった。

是非お試しいただきたいと思う。

また、glafit GFR-02(電動バイク/自転車の二刀流モビリティ)を軽トラに積んで山に行った時にも感じたことだが、海にばかり足を向けていないで、こうやってたまには道具を積み替えて色々楽しむのも良いものだ。

これで終わりにせず、今後も続けていきたいと思っている。

軽トラの荷台に載せたシェルは楽しみの尽きないおもちゃ箱のようだ。