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バンコンでエアコンの長時間利用を実現!エボライト搭載のナッツRV「Leek Ⅲ」

ナッツRV リーク3 ハイエースベースキャンピングカー

ナッツRVの高効率充電システム「エボライト」


長年、キャンピングカーユーザーを悩ませてきた夏の暑さ対策。

パワフルな家庭用エアコンを搭載していても、電力の問題から稼働時間には制約がありました。

そこにひとつのソリューションを示したのが、国内トップクラス・ビルダーのナッツRVです。

同社が開発した「EVOLITE(エボライト)」は、一晩にわたって家庭用エアコンを使っても、翌日の走行で十分にバッテリーを充電できる高効率充電システム。

途中で充電スポットに寄る必要のない長旅を可能にしました。

今回ご紹介する「Leek Ⅲ(リーク 3)」は、クレソン用に開発されたエボライトを標準装備し、ノンストレスで家庭用エアコンを使えるようにしたハイエース・バンコンです。

使い勝手を追求したLeek Ⅱに、強力な電装品をプラスした進化形となっています。

Leek Ⅲ(リーク3)
ビルダー:株式会社ナッツ(NUTS-RV)
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・ハイエース(スーパーロング ワイド ハイルーフ)
乗車定員:7名
就寝定員:4名
全長:5,380mm
全幅:1,940mm
全高:2,285mm
ナンバー:8ナンバー
参考価格:税込7,648,400万円~(2WD AT ガソリン)
公式サイト:ナッツRV HP



日常の利便性と居住性が両立する「Leek Ⅲ」


ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」の外観

ベース車両はハイエース・スーパーロング。

走行時はサードシートまで含めて、合計7名が前向き乗車可能です。

補助的な役割になりがちなサードシートにもリクライニングシートを採用し、快適性を高めています。

街乗りが意識されたLeekらしく、人を運ぶワゴンとしての役割もしっかり果たしてくれそうです。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」の内装

ウルトラ断熱システム「エアフォリア」や、欧州車と同様のPVC家具など、同社の長年の経験からたどり着いた基本仕様は健在。

ハイエンド・キャブコンさながらに作り込まれたモダンな家具は、好みのカラーを選べます。

車内は前方のリビングスペースと、後方のベッドスペースに緩やかにゾーニングされています。

休憩時はセカンドシートとサードシートが向かい合う形で対座ダイネットになります。

ダイネットを展開すればベッドになるほか、ソロ旅やデュオ旅なら後方の常設ベッドがそのまま使えます。

各所を詳しく見ていきましょう。

すべてに手が届くダイネット


ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のダイネット

停車時にはセカンドシートを反転させ、テーブルを設置することで対座ダイネットに。

両サイドに作り込まれた家具が目を引きますが、上部収納庫はあえて丸みをもたせずフラットな形状にしてあり、頭上に余裕が感じられます。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」の壁面収納

壁にはネット収納も備え、形やサイズの異なるものをフレキシブルに収納できるようになっています。

後述するようにギャレーキャビネットが車両中央にあるレイアウトですが、ギャレーとダイネットが近いことで多くの利点が。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のギャレーキャビネットのコンセントとコントロールパネル

食事の用意に便利なことはもちろん、電装品のコントロールパネルがキャビネット側面にあるため、さまざまな操作や確認が席から可能です。

2か所のベッドで4名就寝可能


就寝時はセカンドシートとサードシートを展開することで、1,900mm×1,200mmのフルフラットベッドができます。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」の壁面収納

壁面に設けられた小物収納スペースにはミラー、コンセント、オープンラックが並び、就寝中や起床時のユーザーの動きが具体的にイメージされていることがわかります。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のリア常設ベッド

さらにリヤ部分には、下部を収納として使える常設ベッドがあります。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のベット下収納スペース

普段はベッドマットが天板のようになるため、大量の荷物を積んでも雑然とした印象になりません。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のリアから見た車内

ベッドマットを取り外せば大きなラゲッジスペースになり、自転車など高さのあるものも収納できるそう。

未使用時のベッドマットを収納できるスペースもあらかじめ確保され、床面を最大まで活用できます。

アウトドア調理にも便利なギャレー


ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のギャレーキャビネット

ギャレーキャビネットは、エントランスからも近い中央部に配置。

各13Lの給排水タンクとシンクを内蔵します。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」の伸縮シャワーヘッド

シャワーヘッドが車外にまで伸びるため、スライドドアの近くでのアウトドア調理にも便利

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のギャレーキャビネット

シンクの隣には、オプションで上開き式の冷蔵庫を追加することも可能です。

フタを閉めておけば、普段は調理台として天板を利用できます。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」のキャビネットに格納された電子レンジ

加熱調理はカセットガスコンロで行いますが、オプションで電子レンジを設置することも可能で、家具内にぴったり収納できます。 

エボライトでエアコンの連続使用を可能に


電源として、前述のとおりクレソン専用電装システム「エボライト」を搭載。

カーバッテリーチャージャーで知られるCTEK(シーテック)社の走行充電器と、ナッツRVの超急速充電システム「EVOLUTION(エボリューション)」を組み合わせ、高効率な走行充電を実現しています。

システムには3個のディープサイクルバッテリーと1,500Wの正弦波インバーターが含まれます。

バッテリー管理には、デジタルバッテリー残量計「ボトロニック」を採用。

バッテリー残量、充電電流、使用電流などがわかりやすくデジタル表示されることに加え、発光タイプの液晶モニターのため視認性も抜群です。

ナッツRVのハイエースベースバンコンキャンピングカー「リーク3」に設置された家庭用エアコン

標準装備の家庭用エアコンは車両中央に配置され、ダイネットにもベッドにも風が届くようになっています。

未使用時は天井付近に収納できるフリップダウンTVをオプションで追加可能。

このほかオプションで、リチウムイオンバッテリーへの変更やソーラーパネルの搭載、FFヒーターの追加などが用意されています。

まとめ


高級感のある家具と充実装備を搭載しながら、家族の送迎など街乗りにも対応するLeekシリーズ。

家庭用エアコンや電子レンジをストレスなく使える強力な充電システムの追加で、完全無欠とも呼べるバンコンになりました。

常設ベッドを活かした夫婦ふたり旅、エアコンで安心のペット同伴旅、ラゲッジスペースに大型テントを積んでキャンプ旅など、オールマイティーに活躍してくれそうです。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。